マッシュルに転生した奴らの話
引き続き●●視点
目が覚めたら鉄格子に閉じ込められてました。
あーえーっと、なんでこうなったんだっけか?
たしかコカトリスから逃げてたら[漢字]世紀末[/漢字][ふりがな]ヒャッッッッハァァァ[/ふりがな]すぎる人たちに魔法をぶつけてられて、逃げる為に箒をかっ飛ばして気持ちよく爆走してて………からの記憶がない。
分かったコレは完全に前世で何度も経験した二日酔いだ。(*違う)
じゃあ私、酒飲んだ?(*違う)
心なしか体もダルイし、お腹から喉のあたりがグルグルなって吐きそうだ。
えっ、もしかして本当に私ってお酒飲んだ?(*違う。体がダルイのも吐きそうなのも魔力切れのサイン)
5歳にして未成年飲酒か………、警察にでも見つかったら今世の経歴は完全な傷物だな。警察には見つからないように心がけよう。
てか、ここどこ?
鉄格子で外は見えないだろうけど、取り敢えず周りを確認せねば。
そっと立ちあがろうとすればクラっと来た。ああ、切実に二日酔いの薬が欲しい。
ふらふらしつつも鉄格子の側まで行くと、鼻の奥に錆びた鉄の匂いが届いた。
この匂いはちょっと苦手だけど今はいい。
注意深く鉄格子ごしに外を伺う。
外は汚い廊下。大変不衛生で宜しくない。
鉄格子の側には見張りがいるかと思ったが居なかった。迂闊すぎるけど、助けが来なくて自分で脱出する時にはちょうどいいか。
汚い廊下の右側には如何にも出口っぽい重そうな扉。左側には何もない。
成る程、成る程。
『出口は左側か。』
??「えっ!? 右側じゃないの?」
『ッ!?』
ただの独り言に返事が返って来たので声がした後をバッと振り返る。
そこに居たのは金髪碧眼の文句無しに可愛い女の子だった。
女の子は私が驚いてることを理解して慌てて自己紹介をしてくれた。
ウィル「オレはウィリアム、ウィリアム・アトキン・ボンド。気軽にウィルって呼んでね。」
『わたしは、●●・コムストックです。あの、ウィリアムってことは男の子ですか?』
ウィル「そうだよ。スカートは方が便利だから履いてるだけ。」
『(便利?)』
思わず自己紹介をされたので思わず反射的に名乗ってしまった。
話し方は落ち着いてて悪い子には見えないが、スカートが便利と表現するあたりちょっと不思議なのかな。
ウィル「それでなんで出口は左側だと思ったの?」
結構グイグイくる子だな……。
そう思いつつ説明しようと、口を開いた。
目が覚めたら鉄格子に閉じ込められてました。
あーえーっと、なんでこうなったんだっけか?
たしかコカトリスから逃げてたら[漢字]世紀末[/漢字][ふりがな]ヒャッッッッハァァァ[/ふりがな]すぎる人たちに魔法をぶつけてられて、逃げる為に箒をかっ飛ばして気持ちよく爆走してて………からの記憶がない。
分かったコレは完全に前世で何度も経験した二日酔いだ。(*違う)
じゃあ私、酒飲んだ?(*違う)
心なしか体もダルイし、お腹から喉のあたりがグルグルなって吐きそうだ。
えっ、もしかして本当に私ってお酒飲んだ?(*違う。体がダルイのも吐きそうなのも魔力切れのサイン)
5歳にして未成年飲酒か………、警察にでも見つかったら今世の経歴は完全な傷物だな。警察には見つからないように心がけよう。
てか、ここどこ?
鉄格子で外は見えないだろうけど、取り敢えず周りを確認せねば。
そっと立ちあがろうとすればクラっと来た。ああ、切実に二日酔いの薬が欲しい。
ふらふらしつつも鉄格子の側まで行くと、鼻の奥に錆びた鉄の匂いが届いた。
この匂いはちょっと苦手だけど今はいい。
注意深く鉄格子ごしに外を伺う。
外は汚い廊下。大変不衛生で宜しくない。
鉄格子の側には見張りがいるかと思ったが居なかった。迂闊すぎるけど、助けが来なくて自分で脱出する時にはちょうどいいか。
汚い廊下の右側には如何にも出口っぽい重そうな扉。左側には何もない。
成る程、成る程。
『出口は左側か。』
??「えっ!? 右側じゃないの?」
『ッ!?』
ただの独り言に返事が返って来たので声がした後をバッと振り返る。
そこに居たのは金髪碧眼の文句無しに可愛い女の子だった。
女の子は私が驚いてることを理解して慌てて自己紹介をしてくれた。
ウィル「オレはウィリアム、ウィリアム・アトキン・ボンド。気軽にウィルって呼んでね。」
『わたしは、●●・コムストックです。あの、ウィリアムってことは男の子ですか?』
ウィル「そうだよ。スカートは方が便利だから履いてるだけ。」
『(便利?)』
思わず自己紹介をされたので思わず反射的に名乗ってしまった。
話し方は落ち着いてて悪い子には見えないが、スカートが便利と表現するあたりちょっと不思議なのかな。
ウィル「それでなんで出口は左側だと思ったの?」
結構グイグイくる子だな……。
そう思いつつ説明しようと、口を開いた。
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