奴隷の私は成り上がる
#1
1話 奴隷
暗くて小さな檻。
体に合わないボロボロの服。
私に名前は無い。
[太字]奴隷[/太字]だから。
奴隷屋の店主「おい。出てこい。並ぶ時間だ。」
私「はい。」
今日も3時間立たされるのかな、、、
奴隷屋の店主「いい商品が揃ってるよー!!!どうぞ、飼っていってくれー!」
???「そこの美しい娘をくれるか?」
奴隷屋の店主「え!?王様!?ど、どの娘ですか?」
王様「その娘だ。」
奴隷屋の店主「こいつですか?」
そういって私を指で指した。そんなわけ無いのに。何をわかりきったことを、、、
王様「そうだ。それをくれんか?」
奴隷屋の店主「いいえ!どうぞ!」
王様、、、?本物?
王様「宮殿に行くぞ。これに乗りなさい。」
私「はい、、、」
と入ったものの、、、こんな豪華な馬車に乗れるわけなくないですか!?私みたいな汚いものが王様などと一緒に乗るなど、、、
???「お父様!!遅いです!!!」
王様「すまんすまん。そんなに怒るな。」
お父様、、、とお呼びしていたということは、、、王子様、、、、さらに乗れない!!!
王子様「君の名前は?」
私「私、、、?」
王子様「そうだよ!君の名は?」
私「私に名前なんて無いです。」
王子様「そうか、、、じゃあ!僕が付ける!いいよね?」
王様「あぁ。いいぞ。」
王子様「僕達の上の名前がオーラで、僕の下の名前がアクア。お父様の下の名前がリバァー。だよ!覚えてね!」
私「わかりました。」
王子様「あ!思いついた!君の名前はオーラ・エルだ!」
エル「?なぜ『オーラ』なのですか?」
王様「エルは我の娘だからだ。」
エル「え、、、?」
王様「エルが生まれてすぐ、何者かにさらわれてしまったのだ。」
エル「私が、、、」
王様「そして、さらわれてすぐに奴隷屋に売られたという情報が入ってきたんだ。その情報が入った奴隷屋を探すのに手間取ってしまった。」
王様「お、ついたぞ。我が娘よ。」
エル「はい。」
[太字]ガチャッ[/太字]
そこに広がっていたのは聞いたことしか無いキラキラと輝く王宮だった。
王様「メイド。エルの服をもってこい。」
メイド「はっ!」
メイド「持ってきました。」
メイドが持っていたのは美しいシンプルな薄ピンクいろのドレス。
王様「エル。着替えてきなさい。そのあとは王の間へ。」
エル「はい。」
着替え後、、、
どこだろう、、、?王の間って、、、
メイド「エル様。こちらでございます。」
エル「ありがとう。」
[太字]カツカツ[/太字]
王様「エル。来たか。」
エル「はい。」
女王「エル。おかえりなさい。」
エル「はい。只今戻りました。」
王様「王子よりもしっかりした礼儀だな!王子に教えてあげよ。それと、我のことはこれから『お父様』と、呼ぶこと。」
女王「私のことは『お母様』と、呼びなさい。王子のことは『お兄様』と呼びなさい。」
エル「はい。わかりました。お父様。お母様。」
終わり
体に合わないボロボロの服。
私に名前は無い。
[太字]奴隷[/太字]だから。
奴隷屋の店主「おい。出てこい。並ぶ時間だ。」
私「はい。」
今日も3時間立たされるのかな、、、
奴隷屋の店主「いい商品が揃ってるよー!!!どうぞ、飼っていってくれー!」
???「そこの美しい娘をくれるか?」
奴隷屋の店主「え!?王様!?ど、どの娘ですか?」
王様「その娘だ。」
奴隷屋の店主「こいつですか?」
そういって私を指で指した。そんなわけ無いのに。何をわかりきったことを、、、
王様「そうだ。それをくれんか?」
奴隷屋の店主「いいえ!どうぞ!」
王様、、、?本物?
王様「宮殿に行くぞ。これに乗りなさい。」
私「はい、、、」
と入ったものの、、、こんな豪華な馬車に乗れるわけなくないですか!?私みたいな汚いものが王様などと一緒に乗るなど、、、
???「お父様!!遅いです!!!」
王様「すまんすまん。そんなに怒るな。」
お父様、、、とお呼びしていたということは、、、王子様、、、、さらに乗れない!!!
王子様「君の名前は?」
私「私、、、?」
王子様「そうだよ!君の名は?」
私「私に名前なんて無いです。」
王子様「そうか、、、じゃあ!僕が付ける!いいよね?」
王様「あぁ。いいぞ。」
王子様「僕達の上の名前がオーラで、僕の下の名前がアクア。お父様の下の名前がリバァー。だよ!覚えてね!」
私「わかりました。」
王子様「あ!思いついた!君の名前はオーラ・エルだ!」
エル「?なぜ『オーラ』なのですか?」
王様「エルは我の娘だからだ。」
エル「え、、、?」
王様「エルが生まれてすぐ、何者かにさらわれてしまったのだ。」
エル「私が、、、」
王様「そして、さらわれてすぐに奴隷屋に売られたという情報が入ってきたんだ。その情報が入った奴隷屋を探すのに手間取ってしまった。」
王様「お、ついたぞ。我が娘よ。」
エル「はい。」
[太字]ガチャッ[/太字]
そこに広がっていたのは聞いたことしか無いキラキラと輝く王宮だった。
王様「メイド。エルの服をもってこい。」
メイド「はっ!」
メイド「持ってきました。」
メイドが持っていたのは美しいシンプルな薄ピンクいろのドレス。
王様「エル。着替えてきなさい。そのあとは王の間へ。」
エル「はい。」
着替え後、、、
どこだろう、、、?王の間って、、、
メイド「エル様。こちらでございます。」
エル「ありがとう。」
[太字]カツカツ[/太字]
王様「エル。来たか。」
エル「はい。」
女王「エル。おかえりなさい。」
エル「はい。只今戻りました。」
王様「王子よりもしっかりした礼儀だな!王子に教えてあげよ。それと、我のことはこれから『お父様』と、呼ぶこと。」
女王「私のことは『お母様』と、呼びなさい。王子のことは『お兄様』と呼びなさい。」
エル「はい。わかりました。お父様。お母様。」
終わり
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