二次創作
# 最愛の君へ銃口を .
「...遅れました。」
そう言って用意された椅子を引き、席に着く。
大きなテーブルに数十人が一定間隔を空けて座るが、その顔には一部が隠れる[漢字]マスク[/漢字][ふりがな]仮面[/ふりがな]をつけている。
ボスは普段通り最奥のイス、といっても私の隣にはなるが、そこに座っている。
ちらりと目線を変えると、私の右隣には[漢字]NOIR[/漢字][ふりがな]いふ[/ふりがな]、左隣にはボスが。
ボスには数人のお気に入りがいて、[漢字]NOIR[/漢字][ふりがな]いふ[/ふりがな]と私もその中に入っている。
気にいっている者程近くに置きたがる、それがボスの癖だ。
([斜体]だからこそ、裏切りは許されない。[/斜体])
誰もが無言で座っていると、ボスが読んでいた本を置き口を開く。
「...●●、こっち。」
とんとん、と自分の膝元を軽く叩く[漢字]彼[/漢字][ふりがな]ボス[/ふりがな]。
( 膝に座れってこと...? )
「え、っと... 」
立ち上がって動こうとした瞬時にグイッと服が引っ張られる。
右隣を見れば [漢字]NOIR[/漢字][ふりがな]いふ[/ふりがな]が無言で私の服の端を握っていた。
「[小文字]ちょっ、NOIR !! [/小文字]」
「[小文字].......[/小文字]」
動こうにも動けない私を見て、一瞬顔が曇るも直ぐに普段のように微笑むボス。
「...ああ、NOIRも横に来い。」
「...御意。」
控えめに[漢字]彼[/漢字][ふりがな]ボス[/ふりがな]のそばに寄ると、グイッと手を引かれ、
気がついた頃にはボスの膝に座らされていた。
「 ... !? 」
「●●はここ。」
逃げようにも、手を掴まれ足まで絡まされているのだから逃げ道も何もない。
NOIRは無言でボスの横に佇んでいるが、仮面から覗く目元が
嫉妬の炎で埋め尽くされているのが感じられる。
( 帰ったら、離れてくれないかもな... )
そんなことを思いながら大人しく座っていると、ボスが 本題だ、と話し始める。
「__________裏切り者は、排除する。」
先程の私に向ける甘ったるい目つきは消え去り、
背筋が凍るような声色で、そう言い放った。