未来話をしよう。
ぼんやりと過去の事を考える。
ぼんやりとは覚えている。
…多分?((
[水平線]
兎の耳が生えてて、[太字]銀髪[/太字]。
よく笑う子だった。みんなが泣いてたら泣く子だった。
みんなが喧嘩してたら、焦りながら仲裁しに行く子だった。
花瓶が割れる前は。
あの子はよく泣く子だった。みんなが泣いてたら真顔だった。
みんなが何かを責めてたら、悲しく笑いながらず~っと見てた。
まさに、純粋が呪いに変わったかのように。
[太字]白から黒へ[/太字]と、変わった。
それで、その呪いがかかった日から、ぱたりと、私に話すことは無くなったと思う。
目があった時、微笑み返すのではなく、すぐ目線をそらすようになった。
「どうしちゃったの」と、私が聞き返す余裕もなく。
そのまま話すこともなく、一年がたって。
違うクラスに離れて。全校集会で見ることも、結局。
卒業する時だって、彼が卒業証書をもらって元気に笑っている姿の記憶はない。
「馬鹿だから留年したんじゃない?」とか、
「飛び級で大学にでも~」とか、卒業の時女子の友達はほざいてたけど。
あんな[太字]まともな時はまともなのに私の前にいると馬鹿になるやつ[/太字]が、そんなことになるわけない。
大学には行ってるかもだけど…。
一番の…友達、最初の友達。
心が通じ合う仲、嘘をつけない仲。
その人が、母校で教師してるとかさ、気になるじゃん。
今頃何してるんだろ~とか、好きにな人いるのかな~とか。
…私の事覚えてるのかな、とか?
[水平線]
路地裏って、案外入るの怖かったりするよね(??)
??「…どーした、そんなところに突っ立って。」
路地裏の前にある情報屋の店員さん…まぁ神楽さんと仲いいとは聞いたことある。
「特に何も。心配ありがとうございます。」
??「そーか。いい日にしろよ~」
「はい、貴方も。」
微笑みながらその人は片手を振る。
隣には、槭の[漢字]枯れた花[/漢字][ふりがな]ドライフラワー[/ふりがな]が瓶から溢れるように咲いていた。
ぼんやりとは覚えている。
…多分?((
[水平線]
兎の耳が生えてて、[太字]銀髪[/太字]。
よく笑う子だった。みんなが泣いてたら泣く子だった。
みんなが喧嘩してたら、焦りながら仲裁しに行く子だった。
花瓶が割れる前は。
あの子はよく泣く子だった。みんなが泣いてたら真顔だった。
みんなが何かを責めてたら、悲しく笑いながらず~っと見てた。
まさに、純粋が呪いに変わったかのように。
[太字]白から黒へ[/太字]と、変わった。
それで、その呪いがかかった日から、ぱたりと、私に話すことは無くなったと思う。
目があった時、微笑み返すのではなく、すぐ目線をそらすようになった。
「どうしちゃったの」と、私が聞き返す余裕もなく。
そのまま話すこともなく、一年がたって。
違うクラスに離れて。全校集会で見ることも、結局。
卒業する時だって、彼が卒業証書をもらって元気に笑っている姿の記憶はない。
「馬鹿だから留年したんじゃない?」とか、
「飛び級で大学にでも~」とか、卒業の時女子の友達はほざいてたけど。
あんな[太字]まともな時はまともなのに私の前にいると馬鹿になるやつ[/太字]が、そんなことになるわけない。
大学には行ってるかもだけど…。
一番の…友達、最初の友達。
心が通じ合う仲、嘘をつけない仲。
その人が、母校で教師してるとかさ、気になるじゃん。
今頃何してるんだろ~とか、好きにな人いるのかな~とか。
…私の事覚えてるのかな、とか?
[水平線]
路地裏って、案外入るの怖かったりするよね(??)
??「…どーした、そんなところに突っ立って。」
路地裏の前にある情報屋の店員さん…まぁ神楽さんと仲いいとは聞いたことある。
「特に何も。心配ありがとうございます。」
??「そーか。いい日にしろよ~」
「はい、貴方も。」
微笑みながらその人は片手を振る。
隣には、槭の[漢字]枯れた花[/漢字][ふりがな]ドライフラワー[/ふりがな]が瓶から溢れるように咲いていた。