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この未来話をしよう。を見ていただく前に、
先に前編の、「昔話をしよう。」を見ていただけると幸いです。
そちらを見てくださったほうがよりお話がわかりやすくなるかと思います。

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未来話をしよう。

#3

嘘と槭の枯れた花。

ぼんやりと過去の事を考える。
ぼんやりとは覚えている。
…多分?((

[水平線]

兎の耳が生えてて、[太字]銀髪[/太字]。
よく笑う子だった。みんなが泣いてたら泣く子だった。
みんなが喧嘩してたら、焦りながら仲裁しに行く子だった。

花瓶が割れる前は。

あの子はよく泣く子だった。みんなが泣いてたら真顔だった。
みんなが何かを責めてたら、悲しく笑いながらず~っと見てた。

まさに、純粋が呪いに変わったかのように。

[太字]白から黒へ[/太字]と、変わった。

それで、その呪いがかかった日から、ぱたりと、私に話すことは無くなったと思う。
目があった時、微笑み返すのではなく、すぐ目線をそらすようになった。
「どうしちゃったの」と、私が聞き返す余裕もなく。

そのまま話すこともなく、一年がたって。
違うクラスに離れて。全校集会で見ることも、結局。
卒業する時だって、彼が卒業証書をもらって元気に笑っている姿の記憶はない。

「馬鹿だから留年したんじゃない?」とか、
「飛び級で大学にでも~」とか、卒業の時女子の友達はほざいてたけど。
あんな[太字]まともな時はまともなのに私の前にいると馬鹿になるやつ[/太字]が、そんなことになるわけない。
大学には行ってるかもだけど…。

一番の…友達、最初の友達。
心が通じ合う仲、嘘をつけない仲。
その人が、母校で教師してるとかさ、気になるじゃん。

今頃何してるんだろ~とか、好きにな人いるのかな~とか。
…私の事覚えてるのかな、とか?

[水平線]

路地裏って、案外入るの怖かったりするよね(??)

??「…どーした、そんなところに突っ立って。」

路地裏の前にある情報屋の店員さん…まぁ神楽さんと仲いいとは聞いたことある。

「特に何も。心配ありがとうございます。」

??「そーか。いい日にしろよ~」

「はい、貴方も。」

微笑みながらその人は片手を振る。

隣には、槭の[漢字]枯れた花[/漢字][ふりがな]ドライフラワー[/ふりがな]が瓶から溢れるように咲いていた。

作者メッセージ

見てくれてありがとうございます!
コメントありがたい…ぜひください((
以上、春噛瑠偉でした!

2025/01/13 17:33

春噛瑠偉@はるあいどーめい ID:≫0pHfkGdhtrtLI
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