二次創作
# 最愛の君へ銃口を .
ジジジッと電子音が飛び交う。
真っ暗な部屋の真ん中で、スーツに身を包んだ男が座っていた。
漆黒の髪が顔にかかり前顔は判明しないが、
見える部分だけでも相当な美貌の持ち主だと分かる。
男は至る所に取り付けたカメラ映像の一つを、じっと見つめていた。
「 もう少し待ってあげたかったが ... 」
カチッとコンピュータの電源を切る。
「もう、"俺が限界"かな。 」
黒のコートを羽織り、男は部屋を出ていった。
香水の甘い香りを残して。