私の夢までの記録
「晴野かや」とは、友達であり幼馴染だった。
私とかやは常に一緒にいて、世界、いや宇宙一中がよかった。
それなのに、なんでこうなったかというと…
かやが、私の宝物をこわした。
小学3年生の時、私はかやに宝物の本を見せた。
それもただの本ではなく、大好きなおばあちゃんが買ってくれた私の好きな外国の芸術家さんの画集だった。
当時とても大切にしていたもので、毎日15回は見返していて、宝物を入れる専用の箱にそっと入れて保管していた。
それは今まで誰にも見せたことがなく、かやに見せるのが初めてだった。
かやなら分かってくれる。大切にしてくれる。
そう思って見せたのに――
『え、なにそれ!画集とか好きなの?!ただの絵が描いてあるだけの本なのに!』
『ふーん、つまんない。ゆーちゃんこんなのが好きなの?』
そう言って、近くの机に乱暴に置いた。
その拍子に、ページが破れてしまって―
こういうことがあって、私はかやの友達をやめた。
話しかけられるのが嫌で、距離をとったり、常に別の友達のところに行ったり。
もちろんこっちからも話しかけない。
今はそういう関係で、かやも私のことを嫌っているはずなのに…
なんで、普通に話しかけてきたの?
私とかやは常に一緒にいて、世界、いや宇宙一中がよかった。
それなのに、なんでこうなったかというと…
かやが、私の宝物をこわした。
小学3年生の時、私はかやに宝物の本を見せた。
それもただの本ではなく、大好きなおばあちゃんが買ってくれた私の好きな外国の芸術家さんの画集だった。
当時とても大切にしていたもので、毎日15回は見返していて、宝物を入れる専用の箱にそっと入れて保管していた。
それは今まで誰にも見せたことがなく、かやに見せるのが初めてだった。
かやなら分かってくれる。大切にしてくれる。
そう思って見せたのに――
『え、なにそれ!画集とか好きなの?!ただの絵が描いてあるだけの本なのに!』
『ふーん、つまんない。ゆーちゃんこんなのが好きなの?』
そう言って、近くの机に乱暴に置いた。
その拍子に、ページが破れてしまって―
こういうことがあって、私はかやの友達をやめた。
話しかけられるのが嫌で、距離をとったり、常に別の友達のところに行ったり。
もちろんこっちからも話しかけない。
今はそういう関係で、かやも私のことを嫌っているはずなのに…
なんで、普通に話しかけてきたの?