私の夢までの記録
カーテンの隙間から覗く朝の光で目が覚めた。
目をこすってベットから降りると壁には昨日描いた最高傑作がある。
今日はこれを超える絵を描こう。
でもその前に、散歩に行こう。
着替えて朝食を食べ、支度をして家を出た。
朝露でしっとり濡れている草花が、道のわきにたくさん生えている道をしばらく歩いていると、
「あ、おはよ」
聞きなれた声で挨拶された。
声の主を見ると、その人は――
「元友達」、だった、
「[太字]晴野かや[/太字]…」
「そうだけど…ごめん、話しかけられたくなかった?」
その声で、私が無意識にかやの名前を口にしていたことに気づく。
「あ、いや…っ」
悲しそうな顔をするかや。こんな顔、見せてほしくなかったのに。
困惑する私にかやは背を向け、走って去って行く…
「…待ってよ」
かやが見えなくなってから、声が出た。でももう、かやはいない…
…
家に帰るしかなかった。
目をこすってベットから降りると壁には昨日描いた最高傑作がある。
今日はこれを超える絵を描こう。
でもその前に、散歩に行こう。
着替えて朝食を食べ、支度をして家を出た。
朝露でしっとり濡れている草花が、道のわきにたくさん生えている道をしばらく歩いていると、
「あ、おはよ」
聞きなれた声で挨拶された。
声の主を見ると、その人は――
「元友達」、だった、
「[太字]晴野かや[/太字]…」
「そうだけど…ごめん、話しかけられたくなかった?」
その声で、私が無意識にかやの名前を口にしていたことに気づく。
「あ、いや…っ」
悲しそうな顔をするかや。こんな顔、見せてほしくなかったのに。
困惑する私にかやは背を向け、走って去って行く…
「…待ってよ」
かやが見えなくなってから、声が出た。でももう、かやはいない…
…
家に帰るしかなかった。