【参加型】これより、この学校にてデスゲームを開始する
デスゲームって知ってる?
よく映画で見るよね。
でもやっぱ見飽きたよねぇ。
でも、実際、やってみたらどうなんだろうね?
え?異能力?特異体質?特別な力?
そっか、それがあるから大丈夫か。
…それがダメだったら、どうする?
それが使えなかったらどうする?目の前で友達が死んだらどうする?生きるために友達を殺してしまったらどうする?
ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ
ねぇ、”心理”
心理『ッはぁ!?』
ベッドから飛び起きる。
身体は汗でびっしょりだ
心理『…何』
冷や汗をかくほどの夢、夢。
あの声、あの、感覚。正直まだ抜けていない。
心理『…シャワー、浴びてこよう』
トン、トン、トン
小さな足音が響く
下に降りていけば、外の声が聞こえてくる
〈なんで俺をリストラするんだよ〉〈何この人、キモ〉〈うっわまた炎上してるわ〉〈ほんとこの政治家使えねぇな〉
罵詈雑言。どんなに優しい人でも、心んなかじゃこんなもん。
さっさと用を済ませよう。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
時刻は6時半。
適当に荷物を詰めて、うるさい世の中へと身を投げ出す
通学時間はいつもイヤホンをして、耐えている。
でも、学校に着けば、イヤホンは付けれない。
心理『う…るさ』
今日はいつにも限って酷い、開始3秒でこれじゃ、この先通学できない。
でも、救いの手が伸びた。
??「心理っ!!大丈夫…?」
聞きなれた声。
心理『…在最さん』
心配そうにこちらを覗くのは、弛夢琳在最。よかった。救世主だ。
在最の心の中はいつも優しくて、心が和む。
心理『大丈夫です。ありがとうございます』
在最「よかった…」
在最の手を取り、立ち上がる
心理『テスト勉強してきた?』
在最「やってきたよ、█ページから█ページだよね?」
心理『違うよ』
在最「えっ、、、、」