想い出は友情、時々希望。
ビークイーン。
両親が創立した裏組織であり、わたしの家。
もちろんわたしは跡取りとして、教育漬けの毎日だった。
学校は行けて週3。
友達を作れば別れさせられる。
そんな生活を当たり前として生きていた。
「美黄。今日もまっすぐ帰ってきて偉いわね」
悲しいことは何もなかった。
それがわたしの生きる道だと思っていたから。
だから今日も家に帰る。
美黄「キレイな空…」
帰り道の公園の並木から覗く、
昼日と混じった夕焼けを楽しむことぐらいが当時の娯楽だった。
[水平線]
成長して、中学生。
クラスメイトは部活や委員会、中には生徒会なんかに立候補したりと活気を見せているが、
わたしにそんな暇はなかった。
その日は久しぶりの登校。実に1か月ぶり。
通学路は変わっておらず、今日も昼と夕焼けの境目を歩く…
そう思いながら道に出ると、異様なことがあった。
公園はなかった。
美黄「しばらくここ通ってなかったから…知らなかった、なくなったんだ、公園」
取り壊し工事中の看板を見つめながら呟いたその時。
「え!公園無くなったのーっ!?」
背中から無邪気な、知らない少年の声がする。
「さみしいなー。君もさみしいでしょ?」
美黄「えっ、えっと…」
左肩からぴょこりと顔を出す少年。
突然わたしのターンにされても…、と困惑していると、
「あれ?君ここで遊んでた子じゃなかったの?
立ち尽くしてたからさ…僕と同じかと思っちゃった」
しゃべりながらわたしの視界に入ってくる少年は、
オレンジ色の髪の毛をぼさぼさに伸ばしたショートヘアで、
今まで見たどんな景色より鮮やかな瞳の色をしていた。
「僕、[太字][漢字]志夕[/漢字][ふりがな]しゆう[/ふりがな][漢字]夏樹[/漢字][ふりがな]なつき[/ふりがな][/太字]!君は?」
その声につられるように、わたしは名前を言う。
美黄「…蜂須、美黄」
言ってからハッと気づく。
知らない人に名前を教えてはいけないんだったと。
蜂須という名前は、[漢字]裏世界[/漢字][ふりがな]けいさつ[/ふりがな]ではとても有名だから…
目を付けられると面倒だ、と。
そのために偽名も持ってたのに…、と心の中で嘆いていると。
夏樹「[太字]美黄ちゃんか!キレイな名前だね![/太字]」
美黄「っ…」
目の前の少年は、まっすぐわたしの名前を褒めた。
美黄「きれい、かな?」
思わず本音が出てしまう。
名前こそ華麗なビークイーンだが、やってることはマフィアだ。
そんなビークイーンの頭領の名前を、わたしはどうにも好きになれない。
夏樹「キレイだよ!」
夏樹「…だって、黄色っていうのはさ、三原色でも素直に「イエロー」と表現されるくらい、自立した芯のある色なんだから!」
美黄「…ふふ、三原色って。面白いたとえだね」
奇抜なたとえに思わず笑みをこぼす。
その日は少し帰りが遅くなってしまったが、わたしに懺悔はなかった。
[水平線]
そんな日常から数か月が経った。
夏樹君は同じ学校の子だった。
たまに登校できる日は、彼としゃべって帰ることがわたしの娯楽となった。
それはただ一人で空を見ているよりも何倍も楽しかった。
夏樹「それでさ、亀の甲羅をよーく見ていると、とある規則性があるんだ。
等しい多角形が連続するんだよね。それを昔の人は美しいなと感じて、今の亀甲柄が生まれてるんだ。
固くその身を守ることから、長寿、健康なんかの意味があるんだよ!」
彼はお喋り上手で、美術がとても好きだった。
美黄「面白いね」
わたしは登校経験が少なく、あまり気持ちの表現を知らないから…
色んな表現で面白く喋ってくれる彼を素直に尊敬していた。
夏樹「あ…ごめん、しゃべりすぎた?うるさかったよね…」
ずっと彼が喋っていたことを気にしていると思われたのか、しょぼんと顔が曇る。
美黄「ううん、夏樹君の話面白いから大丈夫。…ごめんね、同じことばかりしか言えなくって」
夏樹「…そうなの?じゃあそれはすごいことだと思う」
美黄「え?」
夏樹「だって同じことを何度も言えるって、相手の長所を何度でも褒められるってことだよね?
すごく素直でいいことだと思う!」
美黄「…そっかな?」
夏樹「うん。僕はいろんなことに興味持っちゃって話がまとまらないし、
相手の長所も色々見つけて褒めるもんだから「本当に自分を見てるのか」って言われたりするんだよね…たまに」
美黄「それもすごいことだと思うけどね。夏樹君と喋ってると飽きないんだもん」
美黄「…それに夏樹君は、人のネガティブをポジティブにするのが得意だと思う」
これは本当だ。
人を褒めたり、人の自虐をいいところに変えてしまう所は、彼のすごくいいところだと思う。
夏樹「…そうかな」
美黄「そうだよ」
そして今日も帰りは遅くなってしまった。
[水平線]
どうしても今日は学校の用事で遅くなることが必須だった。
美黄「急いで帰らなきゃ」
夏樹君と帰るのも断って、母に怒られないために速足で帰る。
「おーい、待ってくれよー!」
後ろから声がする。
美黄「夏樹君!?」
夏樹「はぁ、やっと追いついた…」
美黄「どうして…ってか、わたし今すっごい急いでるから…」
夏樹「いや、今日どうしても美黄ちゃんに渡さなきゃいけないものがあるんだ!」
美黄「渡さなきゃいけないもの?」
なんだろう、忘れ物したかな…?
夏樹「これ」
そういってわたしの両手を手で包んで渡してきたのは、[太字]黄色に光る耳飾り[/太字]。
夏樹「綺麗でしょ?トパーズっていう宝石の耳飾りなんだ。」
美黄「ほんとだ…じゃなくて!そんなのわたしが貰えないよ!」
宝石なんかわたしには似合わない。
光り輝く存在の君が持つべきなのに___
夏樹「[太字]僕は明日から、君と同じ学校には通えなくなる[/太字]」
美黄「…え」
夏樹「だから…最後に君に伝えさせてほしかった」
夏樹「トパーズの石言葉は「友愛」と「希望」」
夏樹「ありがとう、僕の[漢字]唯一の友人[/漢字][ふりがな]希望[/ふりがな]」
美黄「……」
夏樹「どうか希望を持って!美黄ちゃんなら、絶対何があっても大丈夫だって僕が保証する!!
…ま、僕の保証なんか大したことないけどね」
美黄「大したことある…」
美黄「ありがとう、夏樹君…!」
夏樹「…感謝しないでよぉ、さみしいじゃないか!」
美黄「…あははっ、もう…!」
薄く涙を浮かべながら笑うその顔を最後に____。
[水平線]
美黄「…え…」
「聞こえなかったか?[太字]お前の友人は始末したぞ[/太字]」
トパーズの耳飾りを渡されたその日、[太字]夏樹君は父に殺された[/太字]。
美黄「そんな…冗談やめて!彼はこれから転校するのに…!」
「そんなことは知らん。友人なんて組織の邪魔にしかならない。
それに…」
「[太字]お前と結ばれてこの組織の繁栄に協力するでもなくいなくなるなら
それこそ存在価値がないじゃないか?[/太字]」
そう笑う父の瞳は氷のように冷たくて。
美黄「夏樹君を否定しないでよ!!」
「何だ?お前は俺に逆らうのか?」
美黄「…」
服のポケットに手を入れて、
こっそり隠した耳飾りを握りしめた。
[水平線]
どうしてわたしの両親はいつもこうなんだろう。
あのあと帰りが遅かったことを母にも怒られた。
普通は帰りが遅くなった件で叱る親の心理は「子の心配」なはずだが、
この場合違う。
「すぐにでも組織のボスにするための教育をする時間が減ったこと」を
咎めていることが声でわかるんだ。
どうしてわたしの両親は、組織繁栄にしか目を向けられないの?
美黄「…嫌いだ!!!!」
夏樹君は死んでしまうのに!!!
娘を使ってのうのう生きるお前らは報われ!!!
わたしはどうしたらいいの!?
美黄「神様…神様、教えてよ!!!」
叫ぶと同時に、頭が妙にすっきりして、一つの案が浮かぶ。
美黄「そうだ…」
わたし以外のすべての組織の人間が…
美黄「みんないなくなればいいんだ…」
[水平線]
家は重複したパトカーのサイレンで満たされ、
父の声が遠くで聞こえた。
「[大文字]美黄!!!!![/大文字]」
母は横で怒号を飛ばしている。
「[大文字]よくも私たちを裏切ったな!!!!![/大文字]」
わたしはすぐ、警察にこの組織のことを通報した。
罪状は密輸に窃盗、殺人なんかとオンパレードだし、助かるわけないね。
わたしはまだ何もしてなかったから大丈夫だし。
美黄「ごめんね、でも仕方ないよ。大体はいずれバレるんだから」
「[大文字]うるさい!!!!あなたなんかうちの子じゃない!![/大文字]」
美黄「やったー。じゃああんたをかばう義理もないねー」
「っ…!!」
お前の子じゃないなら都合がいい。
わたしの新しい、偽名じゃない偽名。
美黄「…わたしはもう[太字]蜂須美黄[/太字]じゃない」
わたしらしい一文字と、夏樹君のことを忘れないための一文字に込めて。
黄夏「[太字]黄夏[/太字]だ」
[水平線]
両親が創立した裏組織であり、わたしの家。
もちろんわたしは跡取りとして、教育漬けの毎日だった。
学校は行けて週3。
友達を作れば別れさせられる。
そんな生活を当たり前として生きていた。
「美黄。今日もまっすぐ帰ってきて偉いわね」
悲しいことは何もなかった。
それがわたしの生きる道だと思っていたから。
だから今日も家に帰る。
美黄「キレイな空…」
帰り道の公園の並木から覗く、
昼日と混じった夕焼けを楽しむことぐらいが当時の娯楽だった。
[水平線]
成長して、中学生。
クラスメイトは部活や委員会、中には生徒会なんかに立候補したりと活気を見せているが、
わたしにそんな暇はなかった。
その日は久しぶりの登校。実に1か月ぶり。
通学路は変わっておらず、今日も昼と夕焼けの境目を歩く…
そう思いながら道に出ると、異様なことがあった。
公園はなかった。
美黄「しばらくここ通ってなかったから…知らなかった、なくなったんだ、公園」
取り壊し工事中の看板を見つめながら呟いたその時。
「え!公園無くなったのーっ!?」
背中から無邪気な、知らない少年の声がする。
「さみしいなー。君もさみしいでしょ?」
美黄「えっ、えっと…」
左肩からぴょこりと顔を出す少年。
突然わたしのターンにされても…、と困惑していると、
「あれ?君ここで遊んでた子じゃなかったの?
立ち尽くしてたからさ…僕と同じかと思っちゃった」
しゃべりながらわたしの視界に入ってくる少年は、
オレンジ色の髪の毛をぼさぼさに伸ばしたショートヘアで、
今まで見たどんな景色より鮮やかな瞳の色をしていた。
「僕、[太字][漢字]志夕[/漢字][ふりがな]しゆう[/ふりがな][漢字]夏樹[/漢字][ふりがな]なつき[/ふりがな][/太字]!君は?」
その声につられるように、わたしは名前を言う。
美黄「…蜂須、美黄」
言ってからハッと気づく。
知らない人に名前を教えてはいけないんだったと。
蜂須という名前は、[漢字]裏世界[/漢字][ふりがな]けいさつ[/ふりがな]ではとても有名だから…
目を付けられると面倒だ、と。
そのために偽名も持ってたのに…、と心の中で嘆いていると。
夏樹「[太字]美黄ちゃんか!キレイな名前だね![/太字]」
美黄「っ…」
目の前の少年は、まっすぐわたしの名前を褒めた。
美黄「きれい、かな?」
思わず本音が出てしまう。
名前こそ華麗なビークイーンだが、やってることはマフィアだ。
そんなビークイーンの頭領の名前を、わたしはどうにも好きになれない。
夏樹「キレイだよ!」
夏樹「…だって、黄色っていうのはさ、三原色でも素直に「イエロー」と表現されるくらい、自立した芯のある色なんだから!」
美黄「…ふふ、三原色って。面白いたとえだね」
奇抜なたとえに思わず笑みをこぼす。
その日は少し帰りが遅くなってしまったが、わたしに懺悔はなかった。
[水平線]
そんな日常から数か月が経った。
夏樹君は同じ学校の子だった。
たまに登校できる日は、彼としゃべって帰ることがわたしの娯楽となった。
それはただ一人で空を見ているよりも何倍も楽しかった。
夏樹「それでさ、亀の甲羅をよーく見ていると、とある規則性があるんだ。
等しい多角形が連続するんだよね。それを昔の人は美しいなと感じて、今の亀甲柄が生まれてるんだ。
固くその身を守ることから、長寿、健康なんかの意味があるんだよ!」
彼はお喋り上手で、美術がとても好きだった。
美黄「面白いね」
わたしは登校経験が少なく、あまり気持ちの表現を知らないから…
色んな表現で面白く喋ってくれる彼を素直に尊敬していた。
夏樹「あ…ごめん、しゃべりすぎた?うるさかったよね…」
ずっと彼が喋っていたことを気にしていると思われたのか、しょぼんと顔が曇る。
美黄「ううん、夏樹君の話面白いから大丈夫。…ごめんね、同じことばかりしか言えなくって」
夏樹「…そうなの?じゃあそれはすごいことだと思う」
美黄「え?」
夏樹「だって同じことを何度も言えるって、相手の長所を何度でも褒められるってことだよね?
すごく素直でいいことだと思う!」
美黄「…そっかな?」
夏樹「うん。僕はいろんなことに興味持っちゃって話がまとまらないし、
相手の長所も色々見つけて褒めるもんだから「本当に自分を見てるのか」って言われたりするんだよね…たまに」
美黄「それもすごいことだと思うけどね。夏樹君と喋ってると飽きないんだもん」
美黄「…それに夏樹君は、人のネガティブをポジティブにするのが得意だと思う」
これは本当だ。
人を褒めたり、人の自虐をいいところに変えてしまう所は、彼のすごくいいところだと思う。
夏樹「…そうかな」
美黄「そうだよ」
そして今日も帰りは遅くなってしまった。
[水平線]
どうしても今日は学校の用事で遅くなることが必須だった。
美黄「急いで帰らなきゃ」
夏樹君と帰るのも断って、母に怒られないために速足で帰る。
「おーい、待ってくれよー!」
後ろから声がする。
美黄「夏樹君!?」
夏樹「はぁ、やっと追いついた…」
美黄「どうして…ってか、わたし今すっごい急いでるから…」
夏樹「いや、今日どうしても美黄ちゃんに渡さなきゃいけないものがあるんだ!」
美黄「渡さなきゃいけないもの?」
なんだろう、忘れ物したかな…?
夏樹「これ」
そういってわたしの両手を手で包んで渡してきたのは、[太字]黄色に光る耳飾り[/太字]。
夏樹「綺麗でしょ?トパーズっていう宝石の耳飾りなんだ。」
美黄「ほんとだ…じゃなくて!そんなのわたしが貰えないよ!」
宝石なんかわたしには似合わない。
光り輝く存在の君が持つべきなのに___
夏樹「[太字]僕は明日から、君と同じ学校には通えなくなる[/太字]」
美黄「…え」
夏樹「だから…最後に君に伝えさせてほしかった」
夏樹「トパーズの石言葉は「友愛」と「希望」」
夏樹「ありがとう、僕の[漢字]唯一の友人[/漢字][ふりがな]希望[/ふりがな]」
美黄「……」
夏樹「どうか希望を持って!美黄ちゃんなら、絶対何があっても大丈夫だって僕が保証する!!
…ま、僕の保証なんか大したことないけどね」
美黄「大したことある…」
美黄「ありがとう、夏樹君…!」
夏樹「…感謝しないでよぉ、さみしいじゃないか!」
美黄「…あははっ、もう…!」
薄く涙を浮かべながら笑うその顔を最後に____。
[水平線]
美黄「…え…」
「聞こえなかったか?[太字]お前の友人は始末したぞ[/太字]」
トパーズの耳飾りを渡されたその日、[太字]夏樹君は父に殺された[/太字]。
美黄「そんな…冗談やめて!彼はこれから転校するのに…!」
「そんなことは知らん。友人なんて組織の邪魔にしかならない。
それに…」
「[太字]お前と結ばれてこの組織の繁栄に協力するでもなくいなくなるなら
それこそ存在価値がないじゃないか?[/太字]」
そう笑う父の瞳は氷のように冷たくて。
美黄「夏樹君を否定しないでよ!!」
「何だ?お前は俺に逆らうのか?」
美黄「…」
服のポケットに手を入れて、
こっそり隠した耳飾りを握りしめた。
[水平線]
どうしてわたしの両親はいつもこうなんだろう。
あのあと帰りが遅かったことを母にも怒られた。
普通は帰りが遅くなった件で叱る親の心理は「子の心配」なはずだが、
この場合違う。
「すぐにでも組織のボスにするための教育をする時間が減ったこと」を
咎めていることが声でわかるんだ。
どうしてわたしの両親は、組織繁栄にしか目を向けられないの?
美黄「…嫌いだ!!!!」
夏樹君は死んでしまうのに!!!
娘を使ってのうのう生きるお前らは報われ!!!
わたしはどうしたらいいの!?
美黄「神様…神様、教えてよ!!!」
叫ぶと同時に、頭が妙にすっきりして、一つの案が浮かぶ。
美黄「そうだ…」
わたし以外のすべての組織の人間が…
美黄「みんないなくなればいいんだ…」
[水平線]
家は重複したパトカーのサイレンで満たされ、
父の声が遠くで聞こえた。
「[大文字]美黄!!!!![/大文字]」
母は横で怒号を飛ばしている。
「[大文字]よくも私たちを裏切ったな!!!!![/大文字]」
わたしはすぐ、警察にこの組織のことを通報した。
罪状は密輸に窃盗、殺人なんかとオンパレードだし、助かるわけないね。
わたしはまだ何もしてなかったから大丈夫だし。
美黄「ごめんね、でも仕方ないよ。大体はいずれバレるんだから」
「[大文字]うるさい!!!!あなたなんかうちの子じゃない!![/大文字]」
美黄「やったー。じゃああんたをかばう義理もないねー」
「っ…!!」
お前の子じゃないなら都合がいい。
わたしの新しい、偽名じゃない偽名。
美黄「…わたしはもう[太字]蜂須美黄[/太字]じゃない」
わたしらしい一文字と、夏樹君のことを忘れないための一文字に込めて。
黄夏「[太字]黄夏[/太字]だ」
[水平線]