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今作は第1部「能力者たちの詩編歌」、第2部「希望に満てる知識欲」、第3部「誠と偽りの狂情曲」、第4部「真実、誠実の優等生」
の続編です。
まだそれらを見ていない人は、先にそちらをご覧いただけると話がわかりやすいと思います。
第1部→https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=1969&no=1
第2部→https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=2089&no=1
第3部→novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=2280#JumpTitle
第4部→novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=2733&no=1

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想い出は友情、時々希望。

#7

ハニートラップス

[水平線]

黄夏視点


[明朝体]起きてよ、__ちゃん。[/明朝体]


「んーー…」

[明朝体]今、君は大変なことになってるんだ。[/明朝体]

「大変なことって、なんだよぉ…」


[明朝体]早く起きてよ。このままじゃ[太字]仲間も…[/太字][/明朝体]


「仲間…」


…仲間って


黄夏「ハッ!!!」

冷や汗の嫌な感触と共に目が覚める。


そして、すぐに[太字]視界の違和感[/太字]に気が付いた。


黄夏「………ここ、どこ……」


そう。全く知らない建物のタイルに、わたしは寝ていた。

嫌な白い明るさは、病院やら介護施設やらの蛍光灯みたいな感じで、
どこか清潔感の裏に嫌味を感じる。


黄夏「最悪…誘拐?」


立ち上がって道を歩くと、人間っぽいものに足が当たる。

「ぷぎゃっ」


黄夏「⁉…[太字]シエルさん[/太字]じゃないっすか!!!」

シエル「んん”……わぁ!?!?!ここどこーっ!?」

黄夏「わたしもさっき同じ反応しましたよ」

シエル「黄夏さん!!なんでこんなとこにぃっ!?」

黄夏「それを知ってたら苦労しないっすよ……」

「うぅ…うるさい…何事…?」

シエル「っ!お姉ちゃん!」

ちょっと暗くなってるとこに寝てた人影がむくりと起き上がる。

たしかにそれはレイル先輩だった。


レイル「って、シエル!?それに黄夏ちゃんまで!!!どういうこと???」

シエル「わかんなすぎて若菜あ〇みになったね…」
黄夏「実在の人物ネタはマジでやめてください」

レイル「…あのドアの先に行けって感じがする」
シエル「行ってみよう」


[水平線]


神威視点


「うわぁああああああ!!!」


神威「?!」

突然悲鳴が聞こえて目が覚める。


神威「うわまぶしっ…てかここどこ!?」

悲鳴が聞こえたのはこの扉の向こうかな…?

神威「というか今どういう状況なんだよ…誘拐?」

ドアを開ける。


アルト「あ”っ…」

ソプラノ「?」

神威「…えっ、アルトさんとソプラノさん!?なんでこんなとこに!!」
アルト「…いや知らねえけど…」
ソプラノ「目が覚めたらここにいてね」

神威「俺もそうだったんですよ…これ、誘拐ですよね?」
ソプラノ「そうだろうね」
アルト「オレらを誘拐とか…悪趣味にもほどがあるだろ」

ソプラノ「それに、この面子がいるということは、黄夏君やシエル君、レイル君もいる可能性がある」

アルト「…そうだな。」

三人で少し唸っていると、俺が入ってきたドアとは別のドアがキィ…と開いた。

シエル「あっ!!」
レイル「アルト君、ソプラノさん、神威君!?」
神威「やっぱりあなたたちも…」

アルト「…言わんこっちゃない」
ソプラノ「これはいったいどういうことだろうね…?」
黄夏「………まさか……」

シエル「黄夏さん、心当たりがあるの?」
黄夏「多分…うちの…」


「ハーイ☆かわいい妹とその他さーん!」

黄夏「…チッ、やっぱり」

「舌打ちなんてひどいな。君のお姉さんの[太字]蜂須王巳[/太字]さんがせっかく来てあげたのにさぁ」

作者メッセージ

語彙力がここで死んだ((

2025/02/09 23:29

おとうふ ID:≫ 31hS/PgHyuAsc
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