想い出は友情、時々希望。
アルト視点
ソプラノ「お疲れ様」
だだっ広い自然の中の夕暮れ。
公園での演奏を終えて、ベンチ周辺で一息ついていると、不意にそんな声がした。
アルト「なんだかんだ言って久しぶりじゃねぇか?公園でがっつり演奏会なんて」
ソプラノ「…そうだね。最近いろいろ忙しかったから」
アルト「それでも毎日飯を食えてるのはオレが片手間に作詞の仕事やってたからってこと忘れずに
今日は買い出しお前が行ってこい」
ソプラノ「はいはい」
そんな他愛もない会話を交わしていた時。
アルト「…?」
吹く2月の風に、ほのかな[太字]蜂蜜の匂い[/太字]。
ソプラノ「…今、蜂蜜の匂いがしたね」
アルト「だよな。…はぁ、ホットケーキ食いてえ…」
ソプラノ「作ろうか?」
アルト「やめろ死ぬ」※ソプラノの料理の腕は壊滅的
[水平線]
レイル視点
レイル「ついていくわよ。家まで送るから」
シエル「ありがと~」
喫茶店で駄弁った後の帰り道、シエルを家まで送るため同じ道を歩いていた。
レイル「はぁ…あっという間に2月よね、早いわ」
シエル「ほんとだよね、あたしが黄夏さんと出会ったのが10月だから…
そっかもう4か月も経ったんだ!早すぎるよ~~?!」
レイル「本当ね、数字にするとびっくりするぐらい早い」
街では浮かれた雰囲気の雑貨屋にチョコレートがずらっと並んでいたり、
早いところだともうひな祭りの感じを出したりしている。
レイル「…ん?」
チョコレートの甘い香りに違和感を感じて、よく嗅ぎ分けてみる。
レイル「今[太字]はちみつの匂い[/太字]しなかった?」
シエル「え、してないと思うけど…」
レイル「あれ…気のせいかな…?甘いものを身体が欲しすぎている…?」
シエル「さっきケーキセット食べたじゃん?!」
気のせいにしたけど、どこかで違和感を抱きながら、貴重なこの時間を歩き続けた。
[水平線]
NO side
「ターゲット」
夜の風が冷たい。
寝静まった街は静かで、ところどころで車の走る音がするのみ。
「[太字]神威柳太[/太字]」
「[太字]求真レイル[/太字]」
「[太字]求真シエル[/太字]」
「[太字]天音アルト[/太字]」
「[太字]海風ソプラノ[/太字]」
「[太字]…[漢字]蜂須美黄[/漢字][ふりがな]はちのす みおう[/ふりがな][/太字]」
「6人を組織に転送する」
言葉を終えた刹那、夜風が一瞬だけ止まって、また流れ出した。
ソプラノ「お疲れ様」
だだっ広い自然の中の夕暮れ。
公園での演奏を終えて、ベンチ周辺で一息ついていると、不意にそんな声がした。
アルト「なんだかんだ言って久しぶりじゃねぇか?公園でがっつり演奏会なんて」
ソプラノ「…そうだね。最近いろいろ忙しかったから」
アルト「それでも毎日飯を食えてるのはオレが片手間に作詞の仕事やってたからってこと忘れずに
今日は買い出しお前が行ってこい」
ソプラノ「はいはい」
そんな他愛もない会話を交わしていた時。
アルト「…?」
吹く2月の風に、ほのかな[太字]蜂蜜の匂い[/太字]。
ソプラノ「…今、蜂蜜の匂いがしたね」
アルト「だよな。…はぁ、ホットケーキ食いてえ…」
ソプラノ「作ろうか?」
アルト「やめろ死ぬ」※ソプラノの料理の腕は壊滅的
[水平線]
レイル視点
レイル「ついていくわよ。家まで送るから」
シエル「ありがと~」
喫茶店で駄弁った後の帰り道、シエルを家まで送るため同じ道を歩いていた。
レイル「はぁ…あっという間に2月よね、早いわ」
シエル「ほんとだよね、あたしが黄夏さんと出会ったのが10月だから…
そっかもう4か月も経ったんだ!早すぎるよ~~?!」
レイル「本当ね、数字にするとびっくりするぐらい早い」
街では浮かれた雰囲気の雑貨屋にチョコレートがずらっと並んでいたり、
早いところだともうひな祭りの感じを出したりしている。
レイル「…ん?」
チョコレートの甘い香りに違和感を感じて、よく嗅ぎ分けてみる。
レイル「今[太字]はちみつの匂い[/太字]しなかった?」
シエル「え、してないと思うけど…」
レイル「あれ…気のせいかな…?甘いものを身体が欲しすぎている…?」
シエル「さっきケーキセット食べたじゃん?!」
気のせいにしたけど、どこかで違和感を抱きながら、貴重なこの時間を歩き続けた。
[水平線]
NO side
「ターゲット」
夜の風が冷たい。
寝静まった街は静かで、ところどころで車の走る音がするのみ。
「[太字]神威柳太[/太字]」
「[太字]求真レイル[/太字]」
「[太字]求真シエル[/太字]」
「[太字]天音アルト[/太字]」
「[太字]海風ソプラノ[/太字]」
「[太字]…[漢字]蜂須美黄[/漢字][ふりがな]はちのす みおう[/ふりがな][/太字]」
「6人を組織に転送する」
言葉を終えた刹那、夜風が一瞬だけ止まって、また流れ出した。