不遇水魔法使いの禁忌術式 オケアノスの塔
ようやく塔に上陸することができた。目の前には3mはある大きな扉がありこれが入り口なのだろう。
「扉を開けたら魔物が飛び出すかもしれないので気をつけてくださいね。」
「わかってるよ。じゃあ…開けるぞ。」
覚悟を決めて扉を開けようとしたその直後
「グオォォォォォォ!!!」
上空、雨雲の上で何かの咆哮が轟いた。
「な、何だ!?」
「まずいです!アクアシールド!」
サーシャが魔法の詠唱をし、水球が2人を囲んだ直後。水でできたレーザーのような息吹が降り注ぎ2人を飲み込んでいた。
目を開けると建物の中だった。
「さ、さっきのは!?何があった!?」
「落ち着いてください。ハヤアキさんは衝撃で気を失ってたんですよ。怪我はないみたいですからよかったですが。」
「塔の中に何とか逃げ込めたのか。」
「ええ、幸い一層には特に魔物がいなかったので助かりました。」
周りを見渡すと石造りの建物で奥の階段が目に入った。それよりも問題はさっきの息吹だ。
「あれはおそらく竜、息吹が水でできていたので水竜でしょうね。姿は見えませんでしたが間違いありません。」
「魔物はどれもあれぐらいやばいのか?」
「竜は魔物の頂点です。あれぐらい強いのは竜種以外いないので安心してください。そして竜は魔力の塊でもあるので、他の魔物を惹きつけるんです。おそらく最初に塔に竜が来て他の魔物はそれに続いて住み着いたんじゃないでしょうか。」
魔物の頂点。どうやらそんな奴を倒さないといけないようだ。考えただけでも恐怖で震えてくる。
「まあ、塔の制御装置は内部にありますから。水竜とは遭遇しないかもしれませんし。さっさと次の階層に行きましょう。」
そう階段の方を指差しながらフラグにしかならなそうなことを言った。その後、俺も起き上がり階段に足を踏み入れるのだった。
「扉を開けたら魔物が飛び出すかもしれないので気をつけてくださいね。」
「わかってるよ。じゃあ…開けるぞ。」
覚悟を決めて扉を開けようとしたその直後
「グオォォォォォォ!!!」
上空、雨雲の上で何かの咆哮が轟いた。
「な、何だ!?」
「まずいです!アクアシールド!」
サーシャが魔法の詠唱をし、水球が2人を囲んだ直後。水でできたレーザーのような息吹が降り注ぎ2人を飲み込んでいた。
目を開けると建物の中だった。
「さ、さっきのは!?何があった!?」
「落ち着いてください。ハヤアキさんは衝撃で気を失ってたんですよ。怪我はないみたいですからよかったですが。」
「塔の中に何とか逃げ込めたのか。」
「ええ、幸い一層には特に魔物がいなかったので助かりました。」
周りを見渡すと石造りの建物で奥の階段が目に入った。それよりも問題はさっきの息吹だ。
「あれはおそらく竜、息吹が水でできていたので水竜でしょうね。姿は見えませんでしたが間違いありません。」
「魔物はどれもあれぐらいやばいのか?」
「竜は魔物の頂点です。あれぐらい強いのは竜種以外いないので安心してください。そして竜は魔力の塊でもあるので、他の魔物を惹きつけるんです。おそらく最初に塔に竜が来て他の魔物はそれに続いて住み着いたんじゃないでしょうか。」
魔物の頂点。どうやらそんな奴を倒さないといけないようだ。考えただけでも恐怖で震えてくる。
「まあ、塔の制御装置は内部にありますから。水竜とは遭遇しないかもしれませんし。さっさと次の階層に行きましょう。」
そう階段の方を指差しながらフラグにしかならなそうなことを言った。その後、俺も起き上がり階段に足を踏み入れるのだった。