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オリキャラ色々短編集

#28


蓮「俺、晴翔が好き。...付き合ってくれる?」

晴翔「...俺も、蓮のこと好き...俺で良ければ!」

蓮「...!ほんとに!?...ありがとう!」

晴翔「ぉわっ、苦しいよ~w」

[水平線]

ーー学校

晴翔「~♪」

晴翔「......え?」

机には、「ゲイ」「男同士で付き合ってるとかキモw」...等の言葉が書かれていた

蓮「...あ...晴翔ひ気にしなくていいよ」

晴翔「あ...蓮...」

蓮「それに、俺らがこうして付き合ってるのも奇跡なんだし、こういう奴らの言葉なんて気にしないでいこ?」

晴翔「...うん」

...でも、いじめは日々エスカレートしていった。
時には暴力に発展することもあった。

ーーーーーー我慢していた。
でも、ある日プツンッも糸が切れた。

[水平線]

ーー朝5時

俺は蓮が住んでいる家に向かった。
迷惑なことも分かってる。だけどそれ以上に今いる現実が辛かった

[明朝体]ピーンポーン[/明朝体]

家のチャイムを鳴らす。これに出なかったら1人でいく予定だ。

蓮「......[小文字]はーい?[/小文字]」

晴翔「!」

蓮だ。蓮の声だ。

蓮「...って、晴翔!?」

蓮「どうしたんだ?こんな朝早くに...」

晴翔「......っ、俺、もう限界なんだ...っ」

蓮「えっ!?...良かったら...家、入る?」

晴翔「....うん」

[水平線]

家の中は暖かく、落ち着ける空間だった。

蓮「それで...どうしたの?」

晴翔「俺...もういじめに耐えれない...」

晴翔「ぼ、暴力もされるし...精神的にももう無理...」

晴翔「もういっそ...死にたい...」

蓮「そう...だったんだね」

蓮「...ねぇ、俺に出来ることある?」

......出来ること.........

晴翔「...俺と一緒に死んでほしい...」

晴翔「......って、何言ってるんだろ俺。ごめん、やっぱ忘れt...」

蓮「うん。分かった」

晴翔「...へ?」

蓮「俺、晴翔のためなら何だってする。...例えそれが死ぬことでも」

晴翔「でっ、でも...」

蓮「2人で死にたい、それが晴翔の願いなんだろ?...じゃあ叶えさせてあげる」

晴翔「でも...本当にいいの?」

蓮「あぁ、もちろん」

晴翔「そ...っか」

......いい彼氏に恵まれたんだな

蓮「...そうだ、死ぬんだったら最期に良い景色見に行かないか?」

蓮「近場だとそうだな...あ、◯✕橋とかどうだ?」

晴翔「...うん、行きたい」

蓮「よし、決まりだな」

[水平線]

まだ早朝のせいで肌寒く、指先が赤く染まっていた。

蓮「…懐かしいな、確かここで告白したんだっけ」

晴翔「...うん」

蓮「もうあの告白から半年経つのか~...時の流れは早いね」

晴翔「そうだね...」

......あぁ、死んだらこの景色も、蓮のことも忘れるのかな
...そう思うと急に涙が出てくる

蓮「...俺も、死ぬのは怖いよ。...だけどそれ以上に晴翔がいなくなる方が怖い」

晴翔「っ...俺も...」

ーーーーーその後、15分ぐらい2人でたくさん語り合った

......そして

[水平線]

蓮「...晴翔の家で良かったの?」

晴翔「...うん。蓮の家だと色々迷惑かかりそうだし...」

蓮「そっか...」

晴翔「............はい、包丁」

蓮「うん...」

蓮「...ねぇ、晴翔」

晴翔「...ん?」

蓮「俺、晴翔と一緒にいれた時間がとっても幸せだった」

晴翔「...!俺も、すごく幸せだったよ」

蓮「...来世は、これより絶対幸せな人生を晴翔と歩みたい」

蓮「...誓ってくれる?」

晴翔「...そんなの、聞かなくても分かるでしょ」

晴翔「...もちろん!俺も、絶対蓮と幸せになる...!」

作者メッセージ

蓮と晴翔が生きてた時代はまだ多様性がなかったって言うかなんと言うか......

2025/04/13 17:12

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