- 閲覧前にご確認ください -

この物語は妄想捏造で出来たお話です。実際に登場する人物名、団体名等とは一切の関係がありません。ご本人様方々のご迷惑となることはしないで下さい
無断転載、自作発言、拡散等禁止です
解釈不一致が生じる可能性があります
苦手な方、守れない方は閲覧しないで下さい

この小説は夢小説です。
下のフォームに作者さんの指定した語句を入力してお読みください。

お名前設定

お名前変更フォーム

下記フォームに必要事項を入力し「登録」ボタンを押してください

あなたの名前

文字サイズ変更

二次創作
光の子守り人

#9


 寝床探しは困難を極めた。
 ネコおじはいつでも教会の部屋を貸してくれるとは言ってくれているけれど、五人の魔物の子どもを連れては無理だろうと思われた。
 とはいえ私には他に宛てがなかった。勇者くんたちには宛てはあっただろうが、今の私は勇者でもなんでもない、ただのよくいる僧侶だ。血の繋がった家族はいないし、他に信頼出来る人もいない。
 何より、勇者との冒険中で唯一生き残った私が魔物を連れていたら、普通の人はどう思うだろう?
 そう考えたら私はよく知った森の奥深く、人気が少なく比較的安全な大きな木の下に逃げ込むしかなかった。何より今は安静にしなくてはいけないぼんもいるし、あまり遠くには行けなかったし。
「ぼんさん、ぐっすり寝ているみたいです」
 木の下に出来た穴の中でぼんを寝かせたおらふくんは、そう言って私に報告した。
「ありがとう、おらふくん」
「それで、状況を説明するんだけど……」と話を切り出したのはドズルだ。「僕たちがいた角の部屋とは反対方向から、声がしたんだ」
「声?」

──ここが勇者の部屋だよなぁ?

──今は冒険中らしいですぜ

──なら今は火を点けるのに絶好のチャンスだな!

 ドズルたちが言うには、そんな人間たちの声が聞こえたんだそうだ。
「僕たちは、●●の部屋が無事なら気にしなくていいって思っていたんだけど……」
 とドズルは顔に札を貼ってあるおんりーに目を向ける。
「火は広がる性質があります。人間たちを止めなくてはいけないと思いました」
「それでこれよ」
 とMENが取り出したのは赤い何か。それがなんなのか私には分からなかった。
「これは?」
「爆弾っす」とMENは淀みなく答えた。「これで奴らをぶっ飛ばしたんです」
「それで僕が吹き飛ばされたんよ」
 とおらふくんが言い、ことの状況はよく分かった。
「みんな、私の部屋を守ってくれたんだね」
 やり方はどうであれ、あの瓦礫の残り方から考えるとそう思うしかなかった。彼らは照れながらも嬉しそうにしていたし、本当に悪い魔物ではないのかもしれない。
 ただ、気になるのは「なぜ勇者の部屋」が狙われたのか……。
 私は、不安そうにこちらを見上げたおらふくんを撫でた。

2025/01/15 20:02

ライム ID:≫pp8QlPLDI2JbM
続きを執筆
小説を編集
パスワードをおぼえている場合は、ご自分で小説を削除してください。【削除方法

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

パスワードについて

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 9

コメント
[0]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL