二次創作
光の子守り人
この世界では、ある一定の年齢が経つと各所にある神殿で自分に相応しい職業を授けられる。
私は、物心ついた頃に「僧侶」と位置づけられた。それは一生、変わることはない。
ただ、世界の中心にある「天職の神殿」だけは、その職業の運命を変えることが出来る。
勇者一行で旅をしていた時、私は一度だけ見たことがあるのだ。勇者くんは生まれつき「戦士」だったが、あの「天職の神殿」で「魔法戦士」になった。
それは爆発的な成長力の約束のようなものでもあった。だが、そう簡単に「天職」が出来る訳ではない。並大抵ではない努力と、その人が持つ素質が必要なのだ。
私は、その「天職の神殿」の中心に立つ聖職者に訊ねた。私は、どの職業に天職が可能ですか、と。
私に示されたのが……寄りにもよって高難易度の職業であった。
けれども私には、ここまで来たからには引き下がれない理由があった。私は「僧侶」でありながら体作りをし、剣を振るい、そして、近くの集落の人たちを困らせている魔物たちと戦い続けた。それがどんなに過酷だったか、ここでは語り切れない程に。
そして、私は二年かけて「光騎士」になった……。
私は、物心ついた頃に「僧侶」と位置づけられた。それは一生、変わることはない。
ただ、世界の中心にある「天職の神殿」だけは、その職業の運命を変えることが出来る。
勇者一行で旅をしていた時、私は一度だけ見たことがあるのだ。勇者くんは生まれつき「戦士」だったが、あの「天職の神殿」で「魔法戦士」になった。
それは爆発的な成長力の約束のようなものでもあった。だが、そう簡単に「天職」が出来る訳ではない。並大抵ではない努力と、その人が持つ素質が必要なのだ。
私は、その「天職の神殿」の中心に立つ聖職者に訊ねた。私は、どの職業に天職が可能ですか、と。
私に示されたのが……寄りにもよって高難易度の職業であった。
けれども私には、ここまで来たからには引き下がれない理由があった。私は「僧侶」でありながら体作りをし、剣を振るい、そして、近くの集落の人たちを困らせている魔物たちと戦い続けた。それがどんなに過酷だったか、ここでは語り切れない程に。
そして、私は二年かけて「光騎士」になった……。