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この物語は妄想捏造で出来たお話です。実際に登場する人物名、団体名等とは一切の関係がありません。ご本人様方々のご迷惑となることはしないで下さい
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二次創作
光の子守り人

#16

決断

 私は全員に花飾りを配り終えると、前から決めていたことを五人に話すことにした。
「みんなに、話したいことがあるの」私はゆっくり息を吸う。「私との生活は、今日で終わり。ここで生活してもいいし、この森を出てもいい。それは、みんなで決めてね」
「え、そんな急に?」
 先に話し始めたのはドズルだ。当然の反応に、私の胸はチクリと痛む。
「ごめんね。前から決めていたことなの……」
 と私が言いかけると、ぼんが前に出た。
「なになに、俺たちのこと、本当は嫌ってたってこと?」
「違うよ!」
 ぼんの言葉に、私は激しく首を振った。
 どうしよう。泣きそうだ。
「みんなのことを思ってこんなことを言ってるの。私は人間で、貴方たちは魔物。一緒に暮らしちゃいけないのよ……」
 息が詰まる。ちゃんと言わなきゃ。
「だから、さよならしよう、みんな」
 そこに、おらふくんが飛びついてきた。
「さよならなんて嫌や! 一緒に暮らしましょうよ、●●さん!」
 おらふくんならそう言うと思っていた。私はなんとかおらふくんを引き剥がした。
「ごめんね、急に。でも、仕方のないことなの」
「でも……」
「おらふくん、●●さんが困ってるよ」
 それでも引き下がらなかったおらふくんに、おんりーが声を掛けた。
 それから、おんりーはこちらを見上げた。
「ご武運を、●●さん」
 小さいながらもどこか達観しているおんりーは、私にそれだけ言った。おんりーは不死的人形の亜種だ。見た目より大人っぽいのかもしれない。
「ありがとう、おんりー」
 と私が頭を撫でると、おんりーは恥ずかしそうにしていた。
 それから私は、毛糸と布で出来た人形魔物、MENへ目を向けた。MENの表情もいつもと変わらないまま、一つ頭を下げた。
「寂しくなります」
 と一言ボソッと言って。
「ごめんね、ありがとう」
 私は沢山の言いたい言葉をグッと堪えて、五人の魔物の子たちから離れた。最後までおらふくんが分身魔法の子デビふくんを使ってまで追ってきたが、森を出る頃にはもういなくなっていた。
「……これで良かったんだ」
 私は自分に言い聞かせるように呟いた。人間と魔物が一緒に生活出来る未来は、私も信じている。だから、私は歩みを止めない。あの五人の魔物の子どもたちから学んだことだ。
 私は、ある神殿へ向かった。

2025/01/17 15:22

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