二次創作
マルマルちゃんとバツバツ君 vol.2
白鳥沢学園高校に通う2年生ヒロインちゃんと[漢字]白布賢二郎[/漢字][ふりがな]しらぶけんじろう[/ふりがな]君のお話
〜頭痛持ちちゃんと医者志望君〜
教室で次の授業の準備をしていると、
「●●、体調は?」
他クラスの白布君がやってきたかと思えば、おもむろに聞いてきた。
「今日は大丈夫」
「そうか。分かった」
それだけ確認すると、白布君は脇目も触れずに教室から出ていった。
その光景を見た友達のアイカは興味津々で私の席まで来た。
「何々、体調の心配?白布にも優しい所があるじゃん!」
残念ながら、そんなラブラブなやり取りではない。
そもそも付き合っていないし。
「違うよ。天気の確認がしたかっただけだよ」
「天気の確認?」
何を言っているのか分からないとでも言いたげな表情のアイカ。
「私、低気圧だと頭痛が起こるのよね。だから頭痛の日イコール雨が降るから、白布君はそれを確認しに来てるの」
「そんなの●●に聞かなくてもスマホで調べればいいのに」
最近の天気予報アプリは雲の動きも分かって進歩しているのは知っている。
だけど、それでも白布君が私に聞きに来る理由は、
「結構前のことなんだけど……。白布君、天気予報を信じて傘を持っていかなかったら通り雨に降られてね。私は頭痛を頼りに傘を持っていたんだけど、そのことがあって、聞きに来るようになったのよ」
「へぇ〜便利だね」
便利、か。
確かに助かるときもあるけれど、梅雨時になるとほぼ毎日頭痛に悩まされて痛み止めが手放せない。
効き目が切れても1日に飲む回数が決まっているから、飲めない時間はひたすら耐えるしかできないし。
それが授業中となれば尚更ツライ。
それに加え、月の物の週は天気に関係なく頭痛が起こるから飲まざるを得ないため、案外天気なんて当てにならない。
本当に嫌な体質だ。
頭痛が治るなら、雨に濡れても構わない。
〜頭痛持ちちゃんと医者志望君〜
教室で次の授業の準備をしていると、
「●●、体調は?」
他クラスの白布君がやってきたかと思えば、おもむろに聞いてきた。
「今日は大丈夫」
「そうか。分かった」
それだけ確認すると、白布君は脇目も触れずに教室から出ていった。
その光景を見た友達のアイカは興味津々で私の席まで来た。
「何々、体調の心配?白布にも優しい所があるじゃん!」
残念ながら、そんなラブラブなやり取りではない。
そもそも付き合っていないし。
「違うよ。天気の確認がしたかっただけだよ」
「天気の確認?」
何を言っているのか分からないとでも言いたげな表情のアイカ。
「私、低気圧だと頭痛が起こるのよね。だから頭痛の日イコール雨が降るから、白布君はそれを確認しに来てるの」
「そんなの●●に聞かなくてもスマホで調べればいいのに」
最近の天気予報アプリは雲の動きも分かって進歩しているのは知っている。
だけど、それでも白布君が私に聞きに来る理由は、
「結構前のことなんだけど……。白布君、天気予報を信じて傘を持っていかなかったら通り雨に降られてね。私は頭痛を頼りに傘を持っていたんだけど、そのことがあって、聞きに来るようになったのよ」
「へぇ〜便利だね」
便利、か。
確かに助かるときもあるけれど、梅雨時になるとほぼ毎日頭痛に悩まされて痛み止めが手放せない。
効き目が切れても1日に飲む回数が決まっているから、飲めない時間はひたすら耐えるしかできないし。
それが授業中となれば尚更ツライ。
それに加え、月の物の週は天気に関係なく頭痛が起こるから飲まざるを得ないため、案外天気なんて当てにならない。
本当に嫌な体質だ。
頭痛が治るなら、雨に濡れても構わない。