メイドから姫になったかと思えば何故かモテ始めちゃったんですけど!?
#1
「私は君のことを―アゼリアの事を愛している」
「ア、ア、アクス様!?」
え、ええ、えええええ
私はただのメイド。アクス様は第三王子。格が違うどころの話じゃないって分かってますよね!?
それなのに何故私を愛してると…
あっ、!異性ではなく使用人として愛して…気に入ってくださっているということでは!!
「お、恐れ入りますが、アクス様。愛しているというのはどのような意味で―」
「そのままだ。…異性として愛している」
終わった〜
ここでYESと答えればもし誰か1にでもバレてしまった時、首が落ちる。
だからといいNOと答えればアクス様にどのような形で処罰を受けるか分からない。強制的に薬漬けにされてしまうかも知れない。
アクス様はそういう方なのだ。
「…そろそろ答えを聞いてもよいか?アゼリア」
「あっ…えと…」
その時、誰かが扉をノックした。
「失礼します。アゼリアはこの部屋におりますでしょうか?王がお呼びになっておいでです」
「…アゼリア、よく考えておいてくれ」
「突然だがアゼリア。お前は私の本当の娘だ。」
「…」
そう王がおっしゃった時、正直放心状態までは行かなかったけれど、全く理解ができてなかった。
王の話を要約すると、
18年前、王の娘が産まれた時、何者かにより、私と奴隷の赤子が入れ替わっていたらしい。いや、正しくは何百年、何千年も生きた魔女だったらしいが。
女王様はその事実に気づいていたらしいが、その噂が少しでも出回ればお前と王、そして本当の娘アゼリアを殺すと脅したらしい。
そして今日、女王様は亡くなってしまわれたらしい。そして死に際、
「アゼリア、アゼリア。私の娘、アゼリア」
と何度もうなっていたらしい。
そこでたまたま試金石となる出来事があり、私がこの王国の姫だと分かったらしい。その出来事が何かまでは教えてくれなかったが。
―ということで私、メイドから姫になりました。
「ア、ア、アクス様!?」
え、ええ、えええええ
私はただのメイド。アクス様は第三王子。格が違うどころの話じゃないって分かってますよね!?
それなのに何故私を愛してると…
あっ、!異性ではなく使用人として愛して…気に入ってくださっているということでは!!
「お、恐れ入りますが、アクス様。愛しているというのはどのような意味で―」
「そのままだ。…異性として愛している」
終わった〜
ここでYESと答えればもし誰か1にでもバレてしまった時、首が落ちる。
だからといいNOと答えればアクス様にどのような形で処罰を受けるか分からない。強制的に薬漬けにされてしまうかも知れない。
アクス様はそういう方なのだ。
「…そろそろ答えを聞いてもよいか?アゼリア」
「あっ…えと…」
その時、誰かが扉をノックした。
「失礼します。アゼリアはこの部屋におりますでしょうか?王がお呼びになっておいでです」
「…アゼリア、よく考えておいてくれ」
「突然だがアゼリア。お前は私の本当の娘だ。」
「…」
そう王がおっしゃった時、正直放心状態までは行かなかったけれど、全く理解ができてなかった。
王の話を要約すると、
18年前、王の娘が産まれた時、何者かにより、私と奴隷の赤子が入れ替わっていたらしい。いや、正しくは何百年、何千年も生きた魔女だったらしいが。
女王様はその事実に気づいていたらしいが、その噂が少しでも出回ればお前と王、そして本当の娘アゼリアを殺すと脅したらしい。
そして今日、女王様は亡くなってしまわれたらしい。そして死に際、
「アゼリア、アゼリア。私の娘、アゼリア」
と何度もうなっていたらしい。
そこでたまたま試金石となる出来事があり、私がこの王国の姫だと分かったらしい。その出来事が何かまでは教えてくれなかったが。
―ということで私、メイドから姫になりました。
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