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原作ガン無視します

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二次創作
邪悪な兄弟に捧げるパラレルワールド

#8

君の前では

いつの間にか私たちはぐるぐるまきに縛られ座らされていた。
ギラはようやくか、とワクワクしているが、私からすればなぜこのタイミング、という他ない。
「ヤンマ、なにか考えがあるんだろうな?」
「いいから黙って言うこと聞いてろ、マカロニボーズ。」
誰が。軽口を叩いている暇はない。
もう日は暮れている。あと少しすれば、バグナラクが攻めてくる。
チキューの秘宝についても全くわかっていないのに。
こっからどうしようというのだ、ヤンマは。
「ヤンマくん、準備OKっす!!」
「っしゃオラ!!」
シュゴッダムに私たちを引き渡したとて、もう無理だ。
兵が来るには時間がかかる。バグナラクは総力をあげて来る。
待っているうちに全滅だ。
「ヤンマ、一体何をする気なんだ?」
その言葉は届かない。そのうち私たちの周りをデミシュゴッドが飛び回り始めた。
カメラ付きの宣伝用のアレだ。
映っているのはやはりコーサス。後ろには軍隊。
「よぉ。スカポンタヌキ。」
「その無礼な言葉遣いを直してから交渉したらどうだ、ヤンマ・ガスト。」
「あいにく時間がねぇんでな。」
不敵に笑う彼の顔は、何故か安心してしまう。
怖いも不安も、全てその顔の前では無意味だ。
それが彼が王たる[漢字]所以[/漢字][ふりがな]ゆえん[/ふりがな]なのだろうが、
逆に不安にもなる。
彼のその性格を持ってすれば、ンコソパどころか世界中を虜にすることなど簡単であろう。
正義も悪も、彼の前では意味をなさなくなるだろう。
悪人も彼にかかれば善人となり、潔白な善人も彼が一言発せば悪人となる。
さぁ、彼が暗君であったなら。暴君であったなら。
そう、考えるだけでも怖い………。
「俺は、テメーの要求を飲むつもりはねぇ。」
「……本気で言うのか、それを。」
なぁ?ヤンマ。君がそういうやつじゃないことを信じるよ。
信じていいんだよな?なぁ。まだ出会って数時間だけど。
私は君を信じたい。君は、なんだか、本物の弟みたいなんだ。
「ハハッ、そっちこそ。
俺がまだ、ヘコヘコしてる三下とでも思ってんのか?
もう懲り懲りだよ、んなの。」
そうか、そうなのか。君こそ本当の王なのか。
自由。笑顔。人を縛り付けない。自分も縛られない。
あぁ、私が王様になるならば。
人を縛らず、自分も縛られず、みんなを笑顔にできる、君みたいな。
「馬鹿にすんな。俺が、[漢字]この国[/漢字][ふりがな]ンコソパ[/ふりがな]のテッペンだ。」
王になりたいと思う。

作者メッセージ

はい、こんにちは!ミコトです!
やっぱりお久に投稿いたしました。
ヤンマとラクレスのやつですね〜。もう八話なのにまだンコソパ……。
しかもイシャバーナ編が結構長くなりそうで怖いです。
うーん。どうしよう。長さがな。
まあ、それでは!!See you again!

2025/02/01 16:57

ミコト 登録版でも活動中 ID:≫ttcqp9dfJbatQ
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