二次創作
邪悪な兄弟に捧げるパラレルワールド
「ギラ!!!」
信じられなかった。お父様が。僕らを道具と思ってたなんて。
そんな筈ない。飲み込もうと思っても飲み込めない。
どうしよう。どうしよう。
ギラはもう自我を失っている。僕もああなってしまうの?
僕がどうにかしないと。兄である僕が。どうにかしないと。
「離せ!俺様が世界を支配する!」
ごめん、ごめん。僕がもっとしっかりしていたら。
ごめんね、ギラ。
抱きしめてそのまま歩き出す。
「大丈夫、ギラ、一緒に逃げよう。
逃げれば大丈夫。絶対、お兄ちゃんが守ってみせるから。」
意識が朦朧とする。足が動かない。
でも。ここでなんとかしないと!
お父様、ごめんなさい。僕は。道具になんてなりたくない!!!
ギラを道具にもさせたくない!!!
行かなきゃ。前へ!!一歩でも。
外へ。外へ。逃げなきゃ。急げ。
腕が重い。足が動かない。視界が霞む。
ここがどこかもわからない。
「も、むり……。」
バタリ。硬い地面に全身を打ちつける。
痛い。でも、意識が_____。
「だれ、か。」
信じられなかった。お父様が。僕らを道具と思ってたなんて。
そんな筈ない。飲み込もうと思っても飲み込めない。
どうしよう。どうしよう。
ギラはもう自我を失っている。僕もああなってしまうの?
僕がどうにかしないと。兄である僕が。どうにかしないと。
「離せ!俺様が世界を支配する!」
ごめん、ごめん。僕がもっとしっかりしていたら。
ごめんね、ギラ。
抱きしめてそのまま歩き出す。
「大丈夫、ギラ、一緒に逃げよう。
逃げれば大丈夫。絶対、お兄ちゃんが守ってみせるから。」
意識が朦朧とする。足が動かない。
でも。ここでなんとかしないと!
お父様、ごめんなさい。僕は。道具になんてなりたくない!!!
ギラを道具にもさせたくない!!!
行かなきゃ。前へ!!一歩でも。
外へ。外へ。逃げなきゃ。急げ。
腕が重い。足が動かない。視界が霞む。
ここがどこかもわからない。
「も、むり……。」
バタリ。硬い地面に全身を打ちつける。
痛い。でも、意識が_____。
「だれ、か。」