(砂川視点)
次に来たのは、家の中、と言った感じの部屋だった。
テーブルや椅子、本棚や写真立て。

光「素敵な部屋ですね〜」
猪俣「見習うとこあるな」
照明のランプも素敵だな〜と思っていると
いきなりランプが消え、この部屋が真っ暗になった。
突然の出来事にみんなパニクっている。
照明がまたつくと
？「あは♡」
血塗ろの狐の面を被った男性が1人そこに立っていた。
蝶柄の着物、手には大鎌を持っている。
背は俺よりは低い…俺は身長高いし。…いやそんな呑気なこと考えてる場合じゃない。
先へ扉はまた開かず、制限時間謎解きみたいな感じになってしまった。

[小文字]コトコトコト[/小文字]

写真立てが動いた。
ふわふわと宙を舞い、語りと音を立てて床に落ちる。
光「キャァ！」
そこからランプの魔人のように、明らかに人ではない何かが出てきた。
…これは人間にはできない技。こいつは本物だ…。

伊藤「…ぅゎ…！？」
伊藤くんは怖すぎて声も出しづらいらしい。
猪俣くんは何も言わず青ざめていた。

こう「おい、もう開いてるよここ！」
こうちゃんが扉が開いていることに気づき、この場はなんとかなった。
林さんは無表情だったが、その顔には何か、負の感情が混ざってそうだった。