(こう視点)
今日は清々しいほどクイズをするのに適している天気だ。
大雨。
桜の蕾が…。俺らもうすぐ卒業なのに
でも今日は乾らから「来てください」とお呼びがかかっているからね
クイズを楽しもうじゃないか…！


こう「ひさしぶり〜…あれ、いない？」
しんとした部室。人の気配ゼロ。
こう「おーい？いるー？」
林「あ、こうちゃん発見」
山上「こうちゃんもお呼びかかってました？」
二人も来た
となれば絶対なんかあるな…？
カッと音がして蛍光灯が点滅し、やがて消えた。
こう、林、山上「！？」
あたりが大雨のせいで真っ暗になる。
どさっと何か…誰かが倒れる音が聞こえた。
林「っ！？」
ちょっと思い出したくないことが頭によぎる。
恐怖マックス…
やりやがったなオカルト乾ノブ…
でも本当の怪奇だったら許さないよ？



あたりが一気に明るくなる。
乾、ノブ「サプラーイズ！！！」
鶴崎(クラッカーを鳴らす)
こう「…バッカじゃないの！？」
林「え？(困惑)」
山上「よかった…。」
こう「クッソ怖かったよ！？文字通り觳觫だわ！」
通りすがりの鹿野「ん？」
乾「原案俺じゃないっすノブっす(本当)」
こう「嘘つけ」
ノブ「乾ですよ(嘘)、クイズめっちゃ用意してるんで。楽しみましょうよ！」
いい後輩持ったな俺ら‥！


いやちょっと待て？
林「蛍光灯は…？」
鶴崎「河村先生に依頼しました」
山上「倒れた音は？」
乾「伊沢先生(録音)っす」
こう「凝りすぎだろ…」