赤えんぴつ[続編投稿中]
[漢字]4年生の1月、私は友達と子供のマラソン大会に出た。
4人一組で1人3㎞走るタイプのマラソンで、私は体力と根気がないので最初はかなり心配だったが、友達と一緒に練習していくうちに、みんなが本気でやっていることに気づき、自分もやる気が出てきた。
本番は近くにあった川の川沿いのマラソンコースで行い、途中走る場所が変わってコースを覚えるのに苦戦したが、それでも何とかこなした。
本番当日、空は雲一つない晴天で、息が苦しくなるほど寒かったが、みんな平気で練習していた。
氷がそこらかしこに見えて、本番中にすっ転んでしまってもおかしくないと思いもした。
しかし、コースはきれいに除雪されていて、氷なんかどこにも見当たらない。
そんなこんな考えているうちに、本番が来た。
私は三番目に走ることになっている。そこから1番、2番と順調にいってついに私にバトンが回ってきた。
そのバトンを重く感じながらも、何とか受け取って、私はスタートしたばっかりなのにゴールへ走っていった。
途中、息が苦しくなって抜かされたり、少しペースダウンして体力を保ちながら走って抜かしたりいろいろあって大変だったが、何とか走り抜けていた。
しかし、そのあと私はとんでもない目に合う。
ゴールまであと数百メートルのところだったと思う。そこの橋の下で私が最初に心配していた通りにすっ転んでしまったのだ。ただ、原因は氷ではなく、そこらへんに落ちていた小石だった。その時はまとまった「痛み」を感じなかったが、それは後から襲ってくることになる。その時はただ仲間の足を引っ張りたくなくて、自分が恥ずかしくて、悔しくて、たまらなかったので痛みなんか感じなかったのだ。次にバトンをつなげることを目的にし、それ以外は考えられなかった。今思えばそれは当たり前のことだけれど、その時自分が格好良く思えたのは不思議だ。そのあとは記憶があまりなく、最後の数百メートルから大疾走したのだけは覚えている。結果は下から2番目だったが、それでも悔いはない。
4人一組で1人3㎞走るタイプのマラソンで、私は体力と根気がないので最初はかなり心配だったが、友達と一緒に練習していくうちに、みんなが本気でやっていることに気づき、自分もやる気が出てきた。
本番は近くにあった川の川沿いのマラソンコースで行い、途中走る場所が変わってコースを覚えるのに苦戦したが、それでも何とかこなした。
本番当日、空は雲一つない晴天で、息が苦しくなるほど寒かったが、みんな平気で練習していた。
氷がそこらかしこに見えて、本番中にすっ転んでしまってもおかしくないと思いもした。
しかし、コースはきれいに除雪されていて、氷なんかどこにも見当たらない。
そんなこんな考えているうちに、本番が来た。
私は三番目に走ることになっている。そこから1番、2番と順調にいってついに私にバトンが回ってきた。
そのバトンを重く感じながらも、何とか受け取って、私はスタートしたばっかりなのにゴールへ走っていった。
途中、息が苦しくなって抜かされたり、少しペースダウンして体力を保ちながら走って抜かしたりいろいろあって大変だったが、何とか走り抜けていた。
しかし、そのあと私はとんでもない目に合う。
ゴールまであと数百メートルのところだったと思う。そこの橋の下で私が最初に心配していた通りにすっ転んでしまったのだ。ただ、原因は氷ではなく、そこらへんに落ちていた小石だった。その時はまとまった「痛み」を感じなかったが、それは後から襲ってくることになる。その時はただ仲間の足を引っ張りたくなくて、自分が恥ずかしくて、悔しくて、たまらなかったので痛みなんか感じなかったのだ。次にバトンをつなげることを目的にし、それ以外は考えられなかった。今思えばそれは当たり前のことだけれど、その時自分が格好良く思えたのは不思議だ。そのあとは記憶があまりなく、最後の数百メートルから大疾走したのだけは覚えている。結果は下から2番目だったが、それでも悔いはない。