少女に明日を
永遠「それは、どういう意味?」
空音 零ではある。だが、私達の姉妹ではない。その言葉自体は矛盾していない。だって、私達は血が繋がっていないから。ただ、不審に聞こえるのは、私達が彼女を家族として認識していたから。そして、同じ家で暮らしていたから。
何も、間違っていない筈の目の前の彼女の言葉が何故か心に突き刺さったような気がした。1番上の姉の言葉を彼女は無視したまま、手を宙で舞わせる。その瞬間、彼女の手の軌道を辿ってそれは暗く先が見えない渦が巻くゲートとなった。
彼女はそのまま告げる。
「この世界の真実も、私という人物の人生も、知りたいなら来ればいいわ。後悔するかもしれないけどね。
[斜体]選ぶのは、あなたよ。」[/斜体]
その黒い瞳はこちらを全て見透かしているかのように見つめた後、そのゲートに足を踏み入れ、その瞬間に消え、代わりに光の粒がその場に舞った。
永遠「…明日華。」
明日華「分かってる。」
互いに見つめ合い、頷くとグッと手を握り合い、そのままその先へと向かう為、ゲートに足を踏み入れた。
________________________________________________
ゲートに足を踏み入れた瞬間、体を浮遊感が襲い、視界も暗闇に閉ざされたせいで落ちているか昇っているかも分からない錯覚に見舞われた。
そんな中、ただ、確かなのは握った手はまだ離れていないことだけだった。
暫くその感覚が続いた後、不意に浮遊感がなくなる。代わりに、視界の先に真っ白な眩い奥の見えない光が映る。
そこに立ち、こちらを見つめる[漢字]彼女[/漢字][ふりがな]空音 零[/ふりがな]と[漢字]見知った姿[/漢字][ふりがな]虚構の姿[/ふりがな]が重なり合い、全く同じ声が脳内で響いた気がした。
『さぁ、終着点へ向かいましょうか』
空音 零ではある。だが、私達の姉妹ではない。その言葉自体は矛盾していない。だって、私達は血が繋がっていないから。ただ、不審に聞こえるのは、私達が彼女を家族として認識していたから。そして、同じ家で暮らしていたから。
何も、間違っていない筈の目の前の彼女の言葉が何故か心に突き刺さったような気がした。1番上の姉の言葉を彼女は無視したまま、手を宙で舞わせる。その瞬間、彼女の手の軌道を辿ってそれは暗く先が見えない渦が巻くゲートとなった。
彼女はそのまま告げる。
「この世界の真実も、私という人物の人生も、知りたいなら来ればいいわ。後悔するかもしれないけどね。
[斜体]選ぶのは、あなたよ。」[/斜体]
その黒い瞳はこちらを全て見透かしているかのように見つめた後、そのゲートに足を踏み入れ、その瞬間に消え、代わりに光の粒がその場に舞った。
永遠「…明日華。」
明日華「分かってる。」
互いに見つめ合い、頷くとグッと手を握り合い、そのままその先へと向かう為、ゲートに足を踏み入れた。
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ゲートに足を踏み入れた瞬間、体を浮遊感が襲い、視界も暗闇に閉ざされたせいで落ちているか昇っているかも分からない錯覚に見舞われた。
そんな中、ただ、確かなのは握った手はまだ離れていないことだけだった。
暫くその感覚が続いた後、不意に浮遊感がなくなる。代わりに、視界の先に真っ白な眩い奥の見えない光が映る。
そこに立ち、こちらを見つめる[漢字]彼女[/漢字][ふりがな]空音 零[/ふりがな]と[漢字]見知った姿[/漢字][ふりがな]虚構の姿[/ふりがな]が重なり合い、全く同じ声が脳内で響いた気がした。
『さぁ、終着点へ向かいましょうか』