少女に明日を
ガラスが割れるかの様な音が鳴り響くと同時に、再び視界が移り変わった。そこに広がる景色は先程のように本能的に気分の悪くなるものではなかった。そこは枯れ果てた世界だった。
一切、緑の存在を許さないその景色は反革命派の最終決戦の土地に酷似していた。建物は一切存在せず、先が簡単に見据えられる世界だった。
明日華「ここは…?」
永遠「荒廃した世界…?でも一体ここで何をすれば…?」
その呟きと共に一気に感覚がその世界に追いつき、それと同時に鉄の匂いが、鼻をつんと抜け、思わず鼻を塞ぐ。
その後素早く魔力で鼻の感覚を塞ぐと同時に周りに広がる赤黒い水たまりの存在の意味を理解した。嫌な臭い、嫌な感覚、嫌な予感を感じ取る。
明日華「これは…酷い…。」
永遠「あまり…見ない方がいいわ…。これは、私達とは関係ない事だから…。」
姉さんは優しい人だった。とても優しいからこそ、私に優しく振る舞う。私に優しい言葉を渡す。でも、なんとなく理解してしまった。
それは直感的なものでもあった。でも、その事実はあまりにも他者には言い難いものだった。
明日華(…言う必要はない…よね?)
そう考えたのだが、それが甘かったと分からされる事になると、気付く事はなかった。
長女である彼女は少し悩んだように顎に手を当てて暫く黙った後、こちらを振り返り、瞳を静かに見つめた後、頷く素振りを見せ、歩き始める。
それに着いて行くも景色は一切変わらない。否…景色は変わっている。枯れ木の位置も、土地の形も、そして赤黒い水たまりの位置も変わっているのに、そこにあるあらゆるものの位置も数も変わっている。だが、その内容は変わらない。
それは嫌な考えを少しずつ補強して行く。曇り空が自身の心境を表すかのようだった。
歩けば、いつか違う答えが得られるかも知れないと思っていた。だけど、それは得られなかった。
それが、それだけが、この何が本当かも分からない空間における絶対的な事実だった。
永遠「景色が…変わらない…なんとなく気付いては居たけれど、やっぱりこの世界は…既に滅んでいるのね。」
明日華「…うん。」
永遠「でも、したらいい事はなんとなく分かった気がするわ。」
嫌な予感は的中するらしい。その言葉の続きは必然と私ですら予測できる事だった。
永遠「前の世界はその世界が一体何なのか、答えを出す事でここへと繋がったのだし、多分ここもそうなんじゃないかしら。でも…滅んだ世界では不十分ね。一体何が答えなのかしら。」
その問いの答えは、既に持っている気がした。でも、それはあまりにも…残酷だと感じた。
一切、緑の存在を許さないその景色は反革命派の最終決戦の土地に酷似していた。建物は一切存在せず、先が簡単に見据えられる世界だった。
明日華「ここは…?」
永遠「荒廃した世界…?でも一体ここで何をすれば…?」
その呟きと共に一気に感覚がその世界に追いつき、それと同時に鉄の匂いが、鼻をつんと抜け、思わず鼻を塞ぐ。
その後素早く魔力で鼻の感覚を塞ぐと同時に周りに広がる赤黒い水たまりの存在の意味を理解した。嫌な臭い、嫌な感覚、嫌な予感を感じ取る。
明日華「これは…酷い…。」
永遠「あまり…見ない方がいいわ…。これは、私達とは関係ない事だから…。」
姉さんは優しい人だった。とても優しいからこそ、私に優しく振る舞う。私に優しい言葉を渡す。でも、なんとなく理解してしまった。
それは直感的なものでもあった。でも、その事実はあまりにも他者には言い難いものだった。
明日華(…言う必要はない…よね?)
そう考えたのだが、それが甘かったと分からされる事になると、気付く事はなかった。
長女である彼女は少し悩んだように顎に手を当てて暫く黙った後、こちらを振り返り、瞳を静かに見つめた後、頷く素振りを見せ、歩き始める。
それに着いて行くも景色は一切変わらない。否…景色は変わっている。枯れ木の位置も、土地の形も、そして赤黒い水たまりの位置も変わっているのに、そこにあるあらゆるものの位置も数も変わっている。だが、その内容は変わらない。
それは嫌な考えを少しずつ補強して行く。曇り空が自身の心境を表すかのようだった。
歩けば、いつか違う答えが得られるかも知れないと思っていた。だけど、それは得られなかった。
それが、それだけが、この何が本当かも分からない空間における絶対的な事実だった。
永遠「景色が…変わらない…なんとなく気付いては居たけれど、やっぱりこの世界は…既に滅んでいるのね。」
明日華「…うん。」
永遠「でも、したらいい事はなんとなく分かった気がするわ。」
嫌な予感は的中するらしい。その言葉の続きは必然と私ですら予測できる事だった。
永遠「前の世界はその世界が一体何なのか、答えを出す事でここへと繋がったのだし、多分ここもそうなんじゃないかしら。でも…滅んだ世界では不十分ね。一体何が答えなのかしら。」
その問いの答えは、既に持っている気がした。でも、それはあまりにも…残酷だと感じた。