少女に明日を
『…ごめんなさいっ!』
2人の声が重なる。少しの静寂の後、晴れた世界に響いたのはそんな言葉だった。
ぴったり重なったのが面白くて、2人で顔を合わせて笑う。気まずくて、何も話せなくて突き放して、目を背けた。そんな2人だとは思えなくて余計に笑えて来る。
思う存分笑い終わったら、あの時と同じ様に手を繋ぐ。
永遠「一緒に行こう、明日華。」
明日華「うん、勿論。永遠姉さん。」
向かう先はもう既に決まっていた。視線の先にあるのはシロツメクサの冠。きっと彼女にとって1番の鍵はこれの筈だから。
2人でせーので、冠を掴む。その瞬間、一瞬で視界が光に包まれた。
景色が歪む。晴れた空も大きな木も歪んで行く。グラグラと揺れ動く視界が、吐き気を催す。でも、それでも、この冠を離すわけには行かなかった。だから、手に力をグッと込めた。
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やがて吐き気が収まり、目を開く。そこに広がったのは、0と1だった。
いや、広がったなんていう次元じゃない。そこには、0と1しか存在していなかった。空白も何もない、ずっと見ていると気持ち悪くなってくるくらい0と1だらけの世界だった。
永遠「…ぇ、なにこれ…気持ち悪い…」
永遠姉さんにも全く同じ光景が見えていたらしく、同意しようと永遠姉さんを見ると、永遠姉さんだけは、0と1で生まれていなかった。
明日華「わかる…でも永遠姉さんはそのまま…永遠姉さん見てたら落ち着いてきたかも。」
永遠「明日華もそのままね。…ふぅ、私も落ち着いてきた。」
吐き気が少しずつ落ち着いてきたところでもう一度辺りを見渡すとある法則が見えて来る。
0は0で1は1で固まっているのだ。1の塊があって、0の塊があって、その2つがパズルみたいに組み合わさってこの世界はできている。
そこまで永遠姉さんにも話したところで2人で顔を見合わせて告げる。
2人「だからなんなんだって話なんだけどね。」
永遠「こんな時零がこっち側だったらなぁ…すぐに答えをつけてくれたのに。」
明日華「確かに。こう言う考える系は大体零姉さんがやってたしね…」
改めて零姉さんの偉大さを実感しつつ、真面目に考え始める。
明日華「0と1…零と…いち。」
永遠「誰よ、いち。というか零はそんなにいっぱいいないでしょ。」
明日華「そういう永遠姉さんはなんだと思いますか?」
私の姉は少し考え込む様な動作をして暫く黙った後に、告げる。
[斜体]永遠「コンピュータの世界…とか?」[/斜体]
[明朝体]その瞬間、バリンと一際大きな音が脳内に鳴り響いた。[/明朝体]
2人の声が重なる。少しの静寂の後、晴れた世界に響いたのはそんな言葉だった。
ぴったり重なったのが面白くて、2人で顔を合わせて笑う。気まずくて、何も話せなくて突き放して、目を背けた。そんな2人だとは思えなくて余計に笑えて来る。
思う存分笑い終わったら、あの時と同じ様に手を繋ぐ。
永遠「一緒に行こう、明日華。」
明日華「うん、勿論。永遠姉さん。」
向かう先はもう既に決まっていた。視線の先にあるのはシロツメクサの冠。きっと彼女にとって1番の鍵はこれの筈だから。
2人でせーので、冠を掴む。その瞬間、一瞬で視界が光に包まれた。
景色が歪む。晴れた空も大きな木も歪んで行く。グラグラと揺れ動く視界が、吐き気を催す。でも、それでも、この冠を離すわけには行かなかった。だから、手に力をグッと込めた。
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やがて吐き気が収まり、目を開く。そこに広がったのは、0と1だった。
いや、広がったなんていう次元じゃない。そこには、0と1しか存在していなかった。空白も何もない、ずっと見ていると気持ち悪くなってくるくらい0と1だらけの世界だった。
永遠「…ぇ、なにこれ…気持ち悪い…」
永遠姉さんにも全く同じ光景が見えていたらしく、同意しようと永遠姉さんを見ると、永遠姉さんだけは、0と1で生まれていなかった。
明日華「わかる…でも永遠姉さんはそのまま…永遠姉さん見てたら落ち着いてきたかも。」
永遠「明日華もそのままね。…ふぅ、私も落ち着いてきた。」
吐き気が少しずつ落ち着いてきたところでもう一度辺りを見渡すとある法則が見えて来る。
0は0で1は1で固まっているのだ。1の塊があって、0の塊があって、その2つがパズルみたいに組み合わさってこの世界はできている。
そこまで永遠姉さんにも話したところで2人で顔を見合わせて告げる。
2人「だからなんなんだって話なんだけどね。」
永遠「こんな時零がこっち側だったらなぁ…すぐに答えをつけてくれたのに。」
明日華「確かに。こう言う考える系は大体零姉さんがやってたしね…」
改めて零姉さんの偉大さを実感しつつ、真面目に考え始める。
明日華「0と1…零と…いち。」
永遠「誰よ、いち。というか零はそんなにいっぱいいないでしょ。」
明日華「そういう永遠姉さんはなんだと思いますか?」
私の姉は少し考え込む様な動作をして暫く黙った後に、告げる。
[斜体]永遠「コンピュータの世界…とか?」[/斜体]
[明朝体]その瞬間、バリンと一際大きな音が脳内に鳴り響いた。[/明朝体]