少女に明日を
会議も終え、1人、彼女は国の自身の部屋で椅子に座りながら、余韻に浸っていた。
皇琳[…まぁ合格といったところだな。アレには賭ける価値がある。だが…崩れる時は一瞬だな。]
そんな呟きが部屋にポツリと落ちる。遠くを見据えるその瞳も、表に立つときと同じ堂々としたものである筈だが、纏う空気は全くと言っていいほど異なっていた。
誰もいない部屋で彼女は独り言を呟き続ける。
皇琳[言い返せはした。どんな理論にだって穴はある。だが、そうはしなかった。それは期待でもある。だが1番は…はぁ、私の立ち位置も面倒な者だな。穴だらけな革命を、荒れるであろう国内を上手く抑えなくてはならないのだから。]
そう呟くと、後ろをくるりと振り向く。その瞬間、そこにはスタリと1人の者がそこに現れた。
部下[命を。陽凱様。]
跪いてそう告げるその者に彼女は告げる。
皇琳[国内の情勢を探っておけ。数名、スパイとして送り込む事を許可する。情報は得られるだけ得ろ。]
部下[畏まりました。生半可な組織はいつもの様に致しますか?]
皇琳[いや、今回は利用する。]
部下[畏まりました。全ては貴方様の御心のままに。]
そう言って去っていくのを見送りながら再び呟く。
皇琳[お前は…何を成したいんだ?…[大文字]空音 明日華。」[/大文字]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それと同時刻。早くも成功の知らせを聞いた彼女とその妹は、長女が外に出ている為、2人きりの部屋で会話を交わしていた。
明日華「その、零姉さn…」
零「皇琳は革命派ね。」
明日華「えっ?」
その言葉に驚いた様な声を上げるが、それを気にも留めずに彼女は続きの言葉を放つ。
零「あの人も難儀なものよね。個人の意思がどうであれ、国の意志が命じるならばそれを演じる必要があったのだから。」
明日華「ちょっと待って!皇琳さんって…本当に?」
零「えぇ、少し考えれば分かる事よ。だってあの人の能力は…【皇天陽座】。簡単に言えば自身が指定した人物を自身の下につける能力だもの。」
その言葉に少し反応する。明らかに強い能力。多少の制限はあるものの、歴とした超越者の1人である事は確かだった。だが、夜乗国の女帝の能力は一切外に公開されていなかった。それ故にそれを知っている事とその能力の内容。両方に驚いたのだ。
明日華「そうだったの…?でも、皇琳さんってちゃんと反論して…その言葉が嘘だったり言わされた言葉には見えなかったよ!」
零「あの人は周りが食いつきそうなネタをまだ持っていたのに使わなかった。これこそが答えよ。」
明日華「そのネタって…?」
零「知らなくていい事よ。あなたはね。でも、あの人が反論した理由は、見極めもあったと思うわよ。」
明日華「見極め…。そっか。」
零「あら、案外すんなり納得するのね。」
明日華「うん、だって、なんとなく分かってきたから。」
零「そう。それは良かったわ。」
そう言いながら窓の外を空を見上げる。そんな彼女につられて妹の方も見上げる。光が差し込むその世界は美しく輝いて見えた。困難はまだあるかもしれない。だが、必ず超えていける。そう、言っている様に見えた。
皇琳[…まぁ合格といったところだな。アレには賭ける価値がある。だが…崩れる時は一瞬だな。]
そんな呟きが部屋にポツリと落ちる。遠くを見据えるその瞳も、表に立つときと同じ堂々としたものである筈だが、纏う空気は全くと言っていいほど異なっていた。
誰もいない部屋で彼女は独り言を呟き続ける。
皇琳[言い返せはした。どんな理論にだって穴はある。だが、そうはしなかった。それは期待でもある。だが1番は…はぁ、私の立ち位置も面倒な者だな。穴だらけな革命を、荒れるであろう国内を上手く抑えなくてはならないのだから。]
そう呟くと、後ろをくるりと振り向く。その瞬間、そこにはスタリと1人の者がそこに現れた。
部下[命を。陽凱様。]
跪いてそう告げるその者に彼女は告げる。
皇琳[国内の情勢を探っておけ。数名、スパイとして送り込む事を許可する。情報は得られるだけ得ろ。]
部下[畏まりました。生半可な組織はいつもの様に致しますか?]
皇琳[いや、今回は利用する。]
部下[畏まりました。全ては貴方様の御心のままに。]
そう言って去っていくのを見送りながら再び呟く。
皇琳[お前は…何を成したいんだ?…[大文字]空音 明日華。」[/大文字]
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それと同時刻。早くも成功の知らせを聞いた彼女とその妹は、長女が外に出ている為、2人きりの部屋で会話を交わしていた。
明日華「その、零姉さn…」
零「皇琳は革命派ね。」
明日華「えっ?」
その言葉に驚いた様な声を上げるが、それを気にも留めずに彼女は続きの言葉を放つ。
零「あの人も難儀なものよね。個人の意思がどうであれ、国の意志が命じるならばそれを演じる必要があったのだから。」
明日華「ちょっと待って!皇琳さんって…本当に?」
零「えぇ、少し考えれば分かる事よ。だってあの人の能力は…【皇天陽座】。簡単に言えば自身が指定した人物を自身の下につける能力だもの。」
その言葉に少し反応する。明らかに強い能力。多少の制限はあるものの、歴とした超越者の1人である事は確かだった。だが、夜乗国の女帝の能力は一切外に公開されていなかった。それ故にそれを知っている事とその能力の内容。両方に驚いたのだ。
明日華「そうだったの…?でも、皇琳さんってちゃんと反論して…その言葉が嘘だったり言わされた言葉には見えなかったよ!」
零「あの人は周りが食いつきそうなネタをまだ持っていたのに使わなかった。これこそが答えよ。」
明日華「そのネタって…?」
零「知らなくていい事よ。あなたはね。でも、あの人が反論した理由は、見極めもあったと思うわよ。」
明日華「見極め…。そっか。」
零「あら、案外すんなり納得するのね。」
明日華「うん、だって、なんとなく分かってきたから。」
零「そう。それは良かったわ。」
そう言いながら窓の外を空を見上げる。そんな彼女につられて妹の方も見上げる。光が差し込むその世界は美しく輝いて見えた。困難はまだあるかもしれない。だが、必ず超えていける。そう、言っている様に見えた。