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この物語はフィクションです。ハッシュタグを見た上で大丈夫な人だけどうぞ。

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少女に明日を

#63

ステージ番外 エピソード12“風向き”

風は時に自身を進めさせない様に吹く。
それを無理して進んだ所できっと大きく進む事はできない。
また、風が良い方向に大きく吹いてから思い切って進むのは遅すぎる。
だが、そうする者がこの世界には多すぎる。

時は風向きが変わったその瞬間から進める方が良い。
そうすればきっと風の影響を大きく受けて、進むことができるだろう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

風がふわりと吹く。その風に背を押されるように彼は荒れた道路に作った舞台に上がる。民衆の顔がよく見える。不安と恐怖、そして希望と期待がそこにはあった。彼は手を天に突き上げると口を開く。

ワァイス[私は革命派リーダー、ワァイス・セギャセディだ。まずはこのような場所に集った皆さんに感謝を。ありがとう。そしてそんなあなた達に問いたい。このままでいいのかと。世界は混乱の中にある。戦争、紛争が絶え間なく続き、こうしている間にも世界では1つ、また1つと生命が失われている。本当にそれでいいのかと。]

その力強く、回答を確信したような迷いなきその表情は、瞳は動きたくても動けなかった民衆に確かな灯火を灯していく。

ワァイス[否、そう答えは否だろう。ここに集まった皆さんなら分かるはずだ。そして、今、ここには既に3人の英雄が訪れている。この機会を逃すわけにはいかない。私達が行うのは武力行使ではない。訴えだ。政府に訴えかけるんだ。私達はこの狂った世界に終止符を打ちたいと。風は私達に味方している。同意したくないものはそれでもいい。だが、同意するならば新しい世界を必ず、約束しよう。さぁ、革命を始めようではないか!]

その言葉に民衆は突き動かされていく。それを見届けた彼は舞台から降り、舞台下に待機していた2人に声をかけられる。

ブラット「うんもう完璧!流石だね〜。」
アプセット[いい演説だったよ。多分これで民衆は思い通りに動いてくれるだろうから、後は幹部の中でも頭脳派の2人に任せちゃおう。その間に僕らはとっとと他に目を向けるよ。]
2人「てことで後は任せたよ、3人共。」

長年2人で活動していたからか、ピタリと重なった声に応じて呼ばれた幹部勢3人が舞台に立つ。頭脳派2人に戦闘派1人。荒事はあまり起きないだろうから1人に任せ、後は2人がうまくやるだろう。そう予測しつつ、素早く四天閣遥とリーダーの3人は次の行動へ移る。先ずは一度基地に戻り休息を…そう思って行動に移して扉を開いた瞬間に目を見開く。

視界に飛び込んできたのは舞台で話題にも出した3人が寛いでいる光景だった。

永遠[あ、3人共お帰り、こっちは片付いたわよ。]
零[そちらはこの国は基本的に放置で大丈夫な為、次は世界に目を向ける…と言った所でしょうか?]
明日華[あれ、3人共大丈夫?]

思わず固まっている3人を心配そうに明日華が覗き込む。思わず嬉しそうに笑って答える。

ワァイス[えぇ、えぇ大丈夫です。]
ブラット[無事に帰ってくるのは知ってたけど想定より早かったね〜。勿論倒してきたんでしょ?]
永遠[当たり前よ。それで私達の助けはいるかしら?]
零[先ずは私達が勝ったことを世に告げるのが先でしょう。その後、足を使う分には私達がやりますが、交渉は3人の方が上手でしょうしお願いできますか?]
アプセット[勿論だよ。でも早めに世に告げた方がいいよね。急いで準備してくるね。]

そう言って奥へ向かう彼を見送りつつ、帰ってきた3人…特に永遠は確かに成長したような、そんな気がした。革命派に風は吹いている。この風が大きくなるが消えるかは…彼等、彼女等次第である。

作者メッセージ

長らくお待たせしました。漸くリアルが片付きましたので活動再開です。改めてよろしくお願いします。

見てくださりありがとうございます!!

2026/03/07 19:40

空音零 ID:≫ 9ixiBSBZrTprs
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