少女に明日を
変化とは時に残酷なものである。
変化を恐れるものに未来はないが、
変化を求めすぎるものには破滅しかない。
だからこそ、破滅しない様に慎重でなくてはならない。
慎重と臆病は似ている様で異なる。
慎重はどの様な行動をするかを考えているのに対して、臆病はどう行動するかを考えているからだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その頃、世界の方を引き受けた彼は思考を巡らせていた。
ワァイス(…そうですね…。あの3人が勝てば民衆も自然と革命派に傾くでしょう。ならばこの国も含め、レディスもこちら側になるはずです。ならば弱小国はある程度そちらで対応してくれるはずでしょう。200カ国の中でもこの2つに対抗できる国はそうそうないですから。ですから、危惧すべき存在は残り1カ国。3代大国の残る1カ国。夜乗朝和国(やじょうちょうわこく)。世界太古の国にして、世界で最も国民が多い国。通称夜乗国…ですね。)[はぁ…]
そのため息を聞いたであろうこの革命派の幹部であり頭脳担当の1人である彼が反応する。
アビリティ[やはり大変ですね。ですがやると決めましたからなんとか成功させなくては…]
ワァイス[そうですね。夜乗国は気難しいですし何よりこの国と仲が良くありませんからね。]
アビリティ[ですが焦る必要はありません。確実にいきましょう。]
ワァイス[そうですね。ありがとうございます。]
2人で会話をしているといつの間にか来ていたもう1人の頭脳担当が話を入ってくる。
カプラ[大変そうですね。私も一緒に考えます。]
ワァイス[ありがとう。…ところであの2人は?]
カプラ[あの2人は確かに協力してくださるそうですが…後ろを取られないと言う確証はないですから一応警戒はまだ必要です。]
アビリティ[なるほど…あなたから見て裏切る様には見えましたか?]
カプラ[いいえ、というか裏切られてはあの3人が帰ってきてくださらない限り抵抗は不可能でしょうし、考える必要はないかもしれません。]
ワァイス[そうですね。…ところであなた達、2人から見て戦闘は避けられないと思いますか?]
アビリティ[…えぇ、残念ですが…]
カプラ[…私も同意見ですね。ですがだからと言って会話を辞める訳にはいけません。できる限り対話で解決した後に最後の一押しに使う…というのはどうでしょうか。]
ワァイス[お前から見てそれは成功率が高いと思うか?]
カプラ[…そう、ですね。成功率は未知数…と言うのが本音です。ですが、最も血が流れない選択ではあるでしょう。]
ワァイス[そうですね。ですが…]
迷った様な様子を見せ、口を閉じる彼を見て、片方が口を開く。
アビリティ[私はあなたが誤った道に進むならばその道を皆で正しいものにする…それが私達です。]
カプラ[あなたの行く道ならばそれが地獄であろうと天国であろうと、どこへでも着いていきましょう。]
その言葉を聞き、彼の瞳が少し見開き、心底幸せそうに笑う。
ワァイス[私は幸運ですね。ありがとうございます。あなたの案を採用します。詳しいことはあの2人も呼んで話しましょう。あの2人が裏切る道は切り捨てる事とします。よろしいですか。]
アビリティ&カプラ[あなたのおっしゃる通りに。]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それの始まりはただの意思の一致だったかも知れない。それでも、そこには確かに、既に、信頼関係が構築されていた。
彼等もまた次の場所へ進もうとしているのだ。
変化を恐れるものに未来はないが、
変化を求めすぎるものには破滅しかない。
だからこそ、破滅しない様に慎重でなくてはならない。
慎重と臆病は似ている様で異なる。
慎重はどの様な行動をするかを考えているのに対して、臆病はどう行動するかを考えているからだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その頃、世界の方を引き受けた彼は思考を巡らせていた。
ワァイス(…そうですね…。あの3人が勝てば民衆も自然と革命派に傾くでしょう。ならばこの国も含め、レディスもこちら側になるはずです。ならば弱小国はある程度そちらで対応してくれるはずでしょう。200カ国の中でもこの2つに対抗できる国はそうそうないですから。ですから、危惧すべき存在は残り1カ国。3代大国の残る1カ国。夜乗朝和国(やじょうちょうわこく)。世界太古の国にして、世界で最も国民が多い国。通称夜乗国…ですね。)[はぁ…]
そのため息を聞いたであろうこの革命派の幹部であり頭脳担当の1人である彼が反応する。
アビリティ[やはり大変ですね。ですがやると決めましたからなんとか成功させなくては…]
ワァイス[そうですね。夜乗国は気難しいですし何よりこの国と仲が良くありませんからね。]
アビリティ[ですが焦る必要はありません。確実にいきましょう。]
ワァイス[そうですね。ありがとうございます。]
2人で会話をしているといつの間にか来ていたもう1人の頭脳担当が話を入ってくる。
カプラ[大変そうですね。私も一緒に考えます。]
ワァイス[ありがとう。…ところであの2人は?]
カプラ[あの2人は確かに協力してくださるそうですが…後ろを取られないと言う確証はないですから一応警戒はまだ必要です。]
アビリティ[なるほど…あなたから見て裏切る様には見えましたか?]
カプラ[いいえ、というか裏切られてはあの3人が帰ってきてくださらない限り抵抗は不可能でしょうし、考える必要はないかもしれません。]
ワァイス[そうですね。…ところであなた達、2人から見て戦闘は避けられないと思いますか?]
アビリティ[…えぇ、残念ですが…]
カプラ[…私も同意見ですね。ですがだからと言って会話を辞める訳にはいけません。できる限り対話で解決した後に最後の一押しに使う…というのはどうでしょうか。]
ワァイス[お前から見てそれは成功率が高いと思うか?]
カプラ[…そう、ですね。成功率は未知数…と言うのが本音です。ですが、最も血が流れない選択ではあるでしょう。]
ワァイス[そうですね。ですが…]
迷った様な様子を見せ、口を閉じる彼を見て、片方が口を開く。
アビリティ[私はあなたが誤った道に進むならばその道を皆で正しいものにする…それが私達です。]
カプラ[あなたの行く道ならばそれが地獄であろうと天国であろうと、どこへでも着いていきましょう。]
その言葉を聞き、彼の瞳が少し見開き、心底幸せそうに笑う。
ワァイス[私は幸運ですね。ありがとうございます。あなたの案を採用します。詳しいことはあの2人も呼んで話しましょう。あの2人が裏切る道は切り捨てる事とします。よろしいですか。]
アビリティ&カプラ[あなたのおっしゃる通りに。]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それの始まりはただの意思の一致だったかも知れない。それでも、そこには確かに、既に、信頼関係が構築されていた。
彼等もまた次の場所へ進もうとしているのだ。