少女に明日を
荒れ果てた土地に緑が溢れる。彼女が歩を進めるたびに生命がその土地に命を得る。彼女は静かにボロボロの体を再生し、静かに彼に目を向ける。
[明朝体]永遠「…私の勝ちよ。ヘイター・ウォールド。」[/明朝体]
そう、言葉を紡ぐ。その瞳はどこまでも悔しげで、こちらを睨んでいた。彼を終わらせる為には死を与えるしかないのではないかと錯覚するほどに。それでも彼女はどこまでも冷静だった。
………
……
…
その瞳は静かに彼を見つめ、やがて手を翳し、
[明朝体]虚無魔法『虚無世界』[/明朝体]
彼の物語を終わらせた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空気が変わるのを感じた。優しく、包み込む様な感じがして、足元に違和感を覚える。そちらに視線を向ければ、緑が生い茂っていた。そして正面を向けば、荒れ果てていたはずの土地に緑が生い茂り、花は咲き誇り、美しい草原となっていた。
明日華「…綺麗。」
零「そうね。…永遠姉を迎えに行きましょうか。」
明日華「うん!」
2人で最後の1人を迎えに行く。無茶ばっかりするし、馬鹿な姉さん。でも、そんな所が好き。
自然が生い茂る中、1人の少女がいることに気がつく。彼女は満足気にすやすやと眠っていた。
明日華「…また無茶ばっかりして。」
服の傷の多さが、ほとんど残っていない魔力が、彼女が無茶をした事を示していた。それでも、
明日華&零「生きててよかった。」
声が揃って一緒にクスリと笑う。ホッとして、力が抜けて、永遠姉さんを中心にして寝転ぶ。自然が体を受け止め、心地良い風が私に眠気を運ぶ。視界が暗転していく中、私はもう一度笑った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
言葉を交わす。最後の会話を。手をかざした瞬間、視線でその手を追った後、彼は笑顔を作り、こちらに話しかけてきた。
ヘイター[結局、あなたは最後まで変わらないのですね。あなたの覚悟はそこまで決まったのですね。]
永遠[…確かに、あなたのおかげでもあるのでしょうね。]
ヘイター[勝てなかったのは悔しいですが、私の目的は達成された様ですね。]
永遠[…ぶつからない道も、あったんじゃない?]
ヘイター[全て後の祭りです。あなたは生半可な覚悟じゃなくなったようで何よりです。必ず、世界が平和になる様に。私達の思いを忘れさせはしませんよ。]
そう、笑う彼はどこか悔しげだった。やはり、彼は悔しかったのだろう。まだ、諦めたくは、なかったのだろう。
だから、せめて、最後は。
私の道に交わってくれて、
私の覚悟を確かにしてくれて、
新しい視点を見せてくれて、
永遠[ありがとう。]
笑顔でそう言った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
風が吹いて、目を覚ます。隣にはいつの間にかいつも一緒に居た妹達が居た。いつの間にか眠りすぎて夜になっていた様だった。
きっと革命は成功する。沢山の事があって、無茶だと止めようとした事すらも懐かしく思えた。3人だけじゃない。沢山の仲間が増えて、出会った。でも今だけは、初めの3人だけで過ごしていた。
隣にいた零が目を覚ました様で、こちらを向く。
零「永遠姉…おはようございます。」
普通にそう話しかけてくる零を見つめた後、口を開く。
永遠「他にもっと言う事あるでしょ。てかまだ朝じゃないし。」
零「確かにそうですね。お疲れ様です、永遠姉。」
永遠「うん、零もね。」
零「…永遠n」
明日華「むにゃ…」
零が何か言おうとしたのを遮る様に明日華が寝言を言う。
零「…明日華、起きなさい。」
そう言いながら鼻を摘む零がいつも通りすぎて、面白くて、声を出して笑う。目を覚ました明日華も含めて、3人で笑った後に、静かに夜明けを見つめる。
これからは忙しくなるだろう。まだまだやる事が沢山ある。けど、私達なら、私なら。きちんと前を向いて、やり遂げられる様な気がした。
この世界の夜が明けるのはもう少し先かもしれない。それでも、明るく、染まっていく空を見つめて、希望に満ちている事を信じた。
明日がやって来る。長過ぎたけれど短かった。
明日の光が世界を染める様に。
[明朝体]この世界にも、光が差し込む様に私達はまた歩いていく_[/明朝体]
[明朝体]永遠「…私の勝ちよ。ヘイター・ウォールド。」[/明朝体]
そう、言葉を紡ぐ。その瞳はどこまでも悔しげで、こちらを睨んでいた。彼を終わらせる為には死を与えるしかないのではないかと錯覚するほどに。それでも彼女はどこまでも冷静だった。
………
……
…
その瞳は静かに彼を見つめ、やがて手を翳し、
[明朝体]虚無魔法『虚無世界』[/明朝体]
彼の物語を終わらせた。
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空気が変わるのを感じた。優しく、包み込む様な感じがして、足元に違和感を覚える。そちらに視線を向ければ、緑が生い茂っていた。そして正面を向けば、荒れ果てていたはずの土地に緑が生い茂り、花は咲き誇り、美しい草原となっていた。
明日華「…綺麗。」
零「そうね。…永遠姉を迎えに行きましょうか。」
明日華「うん!」
2人で最後の1人を迎えに行く。無茶ばっかりするし、馬鹿な姉さん。でも、そんな所が好き。
自然が生い茂る中、1人の少女がいることに気がつく。彼女は満足気にすやすやと眠っていた。
明日華「…また無茶ばっかりして。」
服の傷の多さが、ほとんど残っていない魔力が、彼女が無茶をした事を示していた。それでも、
明日華&零「生きててよかった。」
声が揃って一緒にクスリと笑う。ホッとして、力が抜けて、永遠姉さんを中心にして寝転ぶ。自然が体を受け止め、心地良い風が私に眠気を運ぶ。視界が暗転していく中、私はもう一度笑った。
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言葉を交わす。最後の会話を。手をかざした瞬間、視線でその手を追った後、彼は笑顔を作り、こちらに話しかけてきた。
ヘイター[結局、あなたは最後まで変わらないのですね。あなたの覚悟はそこまで決まったのですね。]
永遠[…確かに、あなたのおかげでもあるのでしょうね。]
ヘイター[勝てなかったのは悔しいですが、私の目的は達成された様ですね。]
永遠[…ぶつからない道も、あったんじゃない?]
ヘイター[全て後の祭りです。あなたは生半可な覚悟じゃなくなったようで何よりです。必ず、世界が平和になる様に。私達の思いを忘れさせはしませんよ。]
そう、笑う彼はどこか悔しげだった。やはり、彼は悔しかったのだろう。まだ、諦めたくは、なかったのだろう。
だから、せめて、最後は。
私の道に交わってくれて、
私の覚悟を確かにしてくれて、
新しい視点を見せてくれて、
永遠[ありがとう。]
笑顔でそう言った。
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風が吹いて、目を覚ます。隣にはいつの間にかいつも一緒に居た妹達が居た。いつの間にか眠りすぎて夜になっていた様だった。
きっと革命は成功する。沢山の事があって、無茶だと止めようとした事すらも懐かしく思えた。3人だけじゃない。沢山の仲間が増えて、出会った。でも今だけは、初めの3人だけで過ごしていた。
隣にいた零が目を覚ました様で、こちらを向く。
零「永遠姉…おはようございます。」
普通にそう話しかけてくる零を見つめた後、口を開く。
永遠「他にもっと言う事あるでしょ。てかまだ朝じゃないし。」
零「確かにそうですね。お疲れ様です、永遠姉。」
永遠「うん、零もね。」
零「…永遠n」
明日華「むにゃ…」
零が何か言おうとしたのを遮る様に明日華が寝言を言う。
零「…明日華、起きなさい。」
そう言いながら鼻を摘む零がいつも通りすぎて、面白くて、声を出して笑う。目を覚ました明日華も含めて、3人で笑った後に、静かに夜明けを見つめる。
これからは忙しくなるだろう。まだまだやる事が沢山ある。けど、私達なら、私なら。きちんと前を向いて、やり遂げられる様な気がした。
この世界の夜が明けるのはもう少し先かもしれない。それでも、明るく、染まっていく空を見つめて、希望に満ちている事を信じた。
明日がやって来る。長過ぎたけれど短かった。
明日の光が世界を染める様に。
[明朝体]この世界にも、光が差し込む様に私達はまた歩いていく_[/明朝体]