会話は自身の考えを纏めるのに良い手段だ。
別に他の人と話す必要はない。自分の心と会話すれば良い。
会話して決めた意思は自分の選択となる。
その選択は後悔の残るものかも知れない。
それでも私達は…意思を信じて進むしかない。

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幹部の件についても片付いたし、そろそろ本題…反革命派についての話に入りたいかな〜。

ワァイス［そろそろ反革命派の話に入りましょうか。］
永遠［そうですn…］

私が言い終わる前に視界が揺れた。比喩ではない物理的に揺れたのだ。地面が大きく揺れ、立つことも許されなくなる。

明日華［っ…］

刹那、視界が真っ白に染まった。違う、強すぎる光が私達を照らした？何故？ここは地下で…太陽の光は届かない…でもそれは人の技術で出せる光では到底なかった。



[中央寄せ][斜体]荳也阜縺ｯ譖ｴ譁ｰ縺輔ｌ縺ｾ縺励◆[/斜体][/中央寄せ]



声が脳内に響く。それは私達には理解できない言葉で上手く聞き取ることすらできなかった。

直後、強い揺れに地面が崩れていく音があたりに響き渡った…その筈だ…でもその轟音よりもずっと雑音が脳に響き渡り、脳が悲鳴をあげるのが分かった。

（ザーザーザッザーザー）

まるで脳に直接響いているかのようにその音は鮮明に聞こえた。

（ザーザーザッザッ）

周りを軽く見ると他の人も同じ現象が起きているようで頭を押さえていた。

（ザッザッザーザーザッ）

でも周りを見るのも長くは続かなかった。すぐに次の雑音が聞こえてくる。

（ザッザーザッザーザー）

痛い。痛いいたいイタイ…頭が猛烈に痛い。英単語や数字が脳をよぎっては消えていく。

（ザッザッ）

英単語自体は読める…けどすぐに消えるのと単価の羅列のようで上手く意味をなさない。

（ザッザーザーザッザー）

痛いあまりの痛さに意識を手放しそうになる…

（ザッザッザーザッザッ）

一際大きい雑音がしたと思ったら次の瞬間にあたりの揺れも頭の痛みも治った。ゆっくりと起き上がり周りを確認する。周りには痛みに耐えきれなかったのか意識を手放した様子の人物も多くいた。明日華やワァイス、それにカプラ、アビリティはなんとか意識を保っているようだった。

何故か私は雑音が響く前より気分が良くなっていた。

ワァイス［この様子だと会議は続けられそうにありませんね。少し休憩にしましょうか。］

その言葉に静かに頷くしかなかった。

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秦「揺れは治った…か？」
佐須羅「その様だな！」
雪「酷い頭痛が…」
壱河「皆さん大丈夫ですか？」
玖会「痛かった筈なのに…」
玖易「気分がいい…？」
秦「一体何が起きたのか…全くもって分からない」

確かに気分は良い…周囲を見るとふと異変に気付く。地面は揺れていた筈だ。なのに地形が全く崩れていない。建物が壊れた様子もない。これは一体なんなんだ…？

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配下［国王様！これは一体…］
ディジジョン［私にもさっぱり分からない。］

敬語以外の言葉が増えている？私の意図に合わせて言葉が変化する。配下も少し驚いた様子だ。

ディジジョン［取り敢えず被害状況が分かり次第報告してください。］
配下［はい！］

この世界にいったい何が起こったのだろうか？

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多岐「痛っ…」

揺れは治りましたが頭痛によって飛んでいたところから落下した痛みが一気に押し寄せてくる…その筈でした。というかこんな高い位置から落ちたのですから死ぬ筈でした。ですがノイズが終わった瞬間、痛みが引いていき、怪我も完璧に治っていました。

本当に…

多岐「本当に神の考えることは分かりかねますね。」

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雑音が終わったのを確認してゆっくりと体を起こす。

零「…」

周囲に被害もない、不快感…ない。むしろ調子が良いまである。

零「はぁ…」

実害がなさそうで良かった。

零「早く次の仕事を片付けないと…」