少女に明日を
正義と悪は表裏一体だ。
正義は悪から見れば悪であり、悪も悪から見れば正義なのだ。正義と悪は結局それぞれの正義のぶつけ合いに過ぎない。稀に悪が悪と自覚している時だってある。だが、それも結局は関係ない。最終的には勝った方が正義であり、負けた方が悪になる。
だって…そうしないと現在を人々は肯定できないからだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部下A[彼女らは一体…?新たな仲間ですか?]
ワァイス[新たな…というより最初の立案者とでもいうのでしょうか?]
部下B[???どういう意味でしょうか?]
永遠[えっと…私の名前は空音 永遠、またの名を四天閣遥の〈最強〉と申します。はじめまして。]
部下C[え?この弱そうなのが?]
永遠[はい?]
ワァイス[まぁまぁ、この方の強さは本物ですよ。]
明日華「まぁまぁ落ち着いて…味方なんだし…」
永遠[そもそも…あなた達はなぜこの革命に賛同したのですか?私達と同じか…それともただの荒くれ者の集まりなのでしょうか?]
明日華「ちょ、永遠姉さん…その言い方は…」
永遠「だってそうでしょう?」
そこはとてもじゃないけど治安がいいとはいえなかった。乱暴な人も多いし、ごみもその辺に打ち捨てられていたり、見た目で判断するのは申し訳ないけどザ・荒くれ者って感じがする。
部下C[喧嘩売ってるのですか?]
部下A[…]
ワァイス[…]
永遠[はぁ、誰も答えないのですね。結局あなた達はその程度。自身が悪と自覚した上で悪を撃つ…それは正義じゃないし逃げているだけですよ?]
部下C[…あなた…]
部下の1人が殴りかかろうとしてくる。それを見て私はこう思わずにはいられなかった。
永遠[半端で未熟。明日華の方が強いですよ?]
(…ドンッッ)
軽く受け流し、勢いをそのまま利用して床に叩き付ける。
永遠[あなた達は自身が正義だと思いますか?自身の道が正しいものであると思っていますか?答えは否…そうでしょう?だからあなた達は半端で未熟なのです。]
ワァイス[…私達が抗う事でより多くの戦いを生んでいる事も事実です。]
明日華[では…このまま黙っていれば良かったでしょう?何故あなた達はこの世界に抗うのですか?そこには確かにあなたなりの正義があるはずです。それを悪と言ってしまえばそれは誰にとっても悪になってしまいます。それが世間に悪に言われようとこれが私なりの正義だと言い続ければいいのです。そうすれば私達は私達から見た正義になる。それが覚悟なのです。]
部下A[…]
永遠[自身を悪と認めれば負けた時に自分は悪なのだから負けるのは必然なのだと言い訳できますからね。そう言った方が楽でしょうね。]
ワァイス[っ…]
永遠[私達の味方というなら決断してください。半端な味方はいりません。それとも…悪と認めるのがかっこいいとでも思っているのですか?なら正直に言ってあげますよ。ダサいです。]
部下B[その通りですね。私たちの勢力が広がりきらないのも覚悟が半端だからでしょう。私は貧しい暮らしでした。ただでさえギリギリだった生活が軍人さんにご飯が行った事で耐えきれなくなりました。生きるためには盗むしかなかった。生きたい…死にたくない…その思いを悪と言われる筋合いはありません。]
部下A[私は…私は軍人でした。戦線の離脱は許されなかった…何度も何度も死を経験した…この辛さを他の人には味わって欲しくないのです。]
部下C[私は借金まみれでしたっ!生活ができないくらいに…戦争で親の仕事が総崩れになり、私の仕事もなくなりましたっ!でも…私は幸せになりたいんですっ!]
(私も…(私も!(こんな事があって…(死にたくない!
ワァイス[カリスマ…それとも人情でしょうか…?]
明日華[ワァイスさんは今も尚自身が悪だと思っていますか?]
ワァイス[…そうですね…覚悟が出来ていなかったのかもしれません…ごめんなさい、みなさん。私は嘘をつきました。]
永遠[嘘?]
嘘って…零が見分けられそうなものだけど…それとも分かっていながら黙っていたのかしら?
ワァイス[私がこの革命派のリーダー…総帥です。]
…え?
明日華「え?」
永遠「え?」
部下C[えぇ?]
3人[えぇぇぇ〜!!!]
正義は悪から見れば悪であり、悪も悪から見れば正義なのだ。正義と悪は結局それぞれの正義のぶつけ合いに過ぎない。稀に悪が悪と自覚している時だってある。だが、それも結局は関係ない。最終的には勝った方が正義であり、負けた方が悪になる。
だって…そうしないと現在を人々は肯定できないからだ。
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部下A[彼女らは一体…?新たな仲間ですか?]
ワァイス[新たな…というより最初の立案者とでもいうのでしょうか?]
部下B[???どういう意味でしょうか?]
永遠[えっと…私の名前は空音 永遠、またの名を四天閣遥の〈最強〉と申します。はじめまして。]
部下C[え?この弱そうなのが?]
永遠[はい?]
ワァイス[まぁまぁ、この方の強さは本物ですよ。]
明日華「まぁまぁ落ち着いて…味方なんだし…」
永遠[そもそも…あなた達はなぜこの革命に賛同したのですか?私達と同じか…それともただの荒くれ者の集まりなのでしょうか?]
明日華「ちょ、永遠姉さん…その言い方は…」
永遠「だってそうでしょう?」
そこはとてもじゃないけど治安がいいとはいえなかった。乱暴な人も多いし、ごみもその辺に打ち捨てられていたり、見た目で判断するのは申し訳ないけどザ・荒くれ者って感じがする。
部下C[喧嘩売ってるのですか?]
部下A[…]
ワァイス[…]
永遠[はぁ、誰も答えないのですね。結局あなた達はその程度。自身が悪と自覚した上で悪を撃つ…それは正義じゃないし逃げているだけですよ?]
部下C[…あなた…]
部下の1人が殴りかかろうとしてくる。それを見て私はこう思わずにはいられなかった。
永遠[半端で未熟。明日華の方が強いですよ?]
(…ドンッッ)
軽く受け流し、勢いをそのまま利用して床に叩き付ける。
永遠[あなた達は自身が正義だと思いますか?自身の道が正しいものであると思っていますか?答えは否…そうでしょう?だからあなた達は半端で未熟なのです。]
ワァイス[…私達が抗う事でより多くの戦いを生んでいる事も事実です。]
明日華[では…このまま黙っていれば良かったでしょう?何故あなた達はこの世界に抗うのですか?そこには確かにあなたなりの正義があるはずです。それを悪と言ってしまえばそれは誰にとっても悪になってしまいます。それが世間に悪に言われようとこれが私なりの正義だと言い続ければいいのです。そうすれば私達は私達から見た正義になる。それが覚悟なのです。]
部下A[…]
永遠[自身を悪と認めれば負けた時に自分は悪なのだから負けるのは必然なのだと言い訳できますからね。そう言った方が楽でしょうね。]
ワァイス[っ…]
永遠[私達の味方というなら決断してください。半端な味方はいりません。それとも…悪と認めるのがかっこいいとでも思っているのですか?なら正直に言ってあげますよ。ダサいです。]
部下B[その通りですね。私たちの勢力が広がりきらないのも覚悟が半端だからでしょう。私は貧しい暮らしでした。ただでさえギリギリだった生活が軍人さんにご飯が行った事で耐えきれなくなりました。生きるためには盗むしかなかった。生きたい…死にたくない…その思いを悪と言われる筋合いはありません。]
部下A[私は…私は軍人でした。戦線の離脱は許されなかった…何度も何度も死を経験した…この辛さを他の人には味わって欲しくないのです。]
部下C[私は借金まみれでしたっ!生活ができないくらいに…戦争で親の仕事が総崩れになり、私の仕事もなくなりましたっ!でも…私は幸せになりたいんですっ!]
(私も…(私も!(こんな事があって…(死にたくない!
ワァイス[カリスマ…それとも人情でしょうか…?]
明日華[ワァイスさんは今も尚自身が悪だと思っていますか?]
ワァイス[…そうですね…覚悟が出来ていなかったのかもしれません…ごめんなさい、みなさん。私は嘘をつきました。]
永遠[嘘?]
嘘って…零が見分けられそうなものだけど…それとも分かっていながら黙っていたのかしら?
ワァイス[私がこの革命派のリーダー…総帥です。]
…え?
明日華「え?」
永遠「え?」
部下C[えぇ?]
3人[えぇぇぇ〜!!!]