少女に明日を
裏切ってはいけません。
当たり前の様に身についていた義務感。
確かにそうだ。裏切ったら信用が地に落ち、結果不利益を生む。だけど…
私はあの時裏切った事を一生後悔しない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まずは各国との世界会議を行い交渉する方針となったそうだが…私は国のトップとして、どうすれば良い?どうするのが最善だ?
世界からすれば私達はきっと世界の裏切り者だ。戦争前の支援などから世界からある程度の信用は得てきたはずだ。戦時中の国内への対応や治安の悪化により株は落ちたが言ってもまだ信用されていたはずだ。だからこそ、私達の革命行動は世界からすれば裏切りだ。世界会議を起こしたところで一体何を話せば良いのか…
??「手詰まり、ですか?」
覇皇「1人にさせてくれと言ったはずだが?
…多岐?」
多岐「その件は申し訳ありません。ですが私達も決断しなければならないのです。彼女達は迷わずに前へ突っ走っていく。ならばその邪魔が入らない様にするのが私達の仕事です。違いますか?」
覇皇「…どの様にするのが最善だろうか?」
多岐「あなたの様な素晴らしい王が分からないのであれば私には分かりかねますね。」
覇皇「お世辞はいらない。素直な意見が聞きたい。」
多岐「…そうですね…最善なんてない…それが私の持論ですが、私なら革命の必要性を理論的に説くでしょうし、これが明日華さんなのであれば感情論で説くのでしょうね。自分に合った説き方をすれば良いのではないでしょうか?他人の真似をしてもそれはオリジナルには遠く及びませんよ。」
覇皇「…本当に痛いところをつくな…」
多岐「私はあなたのことを信じていますよ。それでは…失礼しました。」
(ガチャッ、…ガチャン)
信じる…か、…自分なりのやり方…これならいけるかもしれないが…
[斜体]??「大丈夫よ。あなたなら。あなたの信じた道を私も信じているわ。」[/斜体]
…まだ、私を信じてくれるのか?…嗚呼、、頼む…、もう1度私の背中を押してくれ…
[斜体]??「えぇ、もちろんよ。私はあなたを信じている。あなたなら出来るわ。だから…しっかり戦ってきなさい。」[/斜体]
…そう。そうだな…。愛している。この世の誰よりも…
これは世界に対する裏切りに裏切りを重ねる行為だ。でも…それでも、やるしかない。これしかない…覚悟を決めようか…この国…もはや世界の行方すらも今私にかかっているに等しい…自信なんてない…ただ、これは私以上の適任は居ない。
さぁ、始めようか…私達の革命を。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
扉の前に立つ。相変わらず大きい扉。初めてここに立った時はとても緊張したが、それも今となっては過去の事だ…前日はあんなに緊張したというのに不思議と緊張は感じない。いやむしろ適度な緊張感が心地いい。脳がスッと冴えている。今日は調子がいい。
(ガチャッ)
扉を開け、一歩踏み出す。今から始めるのは表に公開されない私達の戦い。
ーーーその間にはもう迷いなんてなかった。
当たり前の様に身についていた義務感。
確かにそうだ。裏切ったら信用が地に落ち、結果不利益を生む。だけど…
私はあの時裏切った事を一生後悔しない。
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まずは各国との世界会議を行い交渉する方針となったそうだが…私は国のトップとして、どうすれば良い?どうするのが最善だ?
世界からすれば私達はきっと世界の裏切り者だ。戦争前の支援などから世界からある程度の信用は得てきたはずだ。戦時中の国内への対応や治安の悪化により株は落ちたが言ってもまだ信用されていたはずだ。だからこそ、私達の革命行動は世界からすれば裏切りだ。世界会議を起こしたところで一体何を話せば良いのか…
??「手詰まり、ですか?」
覇皇「1人にさせてくれと言ったはずだが?
…多岐?」
多岐「その件は申し訳ありません。ですが私達も決断しなければならないのです。彼女達は迷わずに前へ突っ走っていく。ならばその邪魔が入らない様にするのが私達の仕事です。違いますか?」
覇皇「…どの様にするのが最善だろうか?」
多岐「あなたの様な素晴らしい王が分からないのであれば私には分かりかねますね。」
覇皇「お世辞はいらない。素直な意見が聞きたい。」
多岐「…そうですね…最善なんてない…それが私の持論ですが、私なら革命の必要性を理論的に説くでしょうし、これが明日華さんなのであれば感情論で説くのでしょうね。自分に合った説き方をすれば良いのではないでしょうか?他人の真似をしてもそれはオリジナルには遠く及びませんよ。」
覇皇「…本当に痛いところをつくな…」
多岐「私はあなたのことを信じていますよ。それでは…失礼しました。」
(ガチャッ、…ガチャン)
信じる…か、…自分なりのやり方…これならいけるかもしれないが…
[斜体]??「大丈夫よ。あなたなら。あなたの信じた道を私も信じているわ。」[/斜体]
…まだ、私を信じてくれるのか?…嗚呼、、頼む…、もう1度私の背中を押してくれ…
[斜体]??「えぇ、もちろんよ。私はあなたを信じている。あなたなら出来るわ。だから…しっかり戦ってきなさい。」[/斜体]
…そう。そうだな…。愛している。この世の誰よりも…
これは世界に対する裏切りに裏切りを重ねる行為だ。でも…それでも、やるしかない。これしかない…覚悟を決めようか…この国…もはや世界の行方すらも今私にかかっているに等しい…自信なんてない…ただ、これは私以上の適任は居ない。
さぁ、始めようか…私達の革命を。
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扉の前に立つ。相変わらず大きい扉。初めてここに立った時はとても緊張したが、それも今となっては過去の事だ…前日はあんなに緊張したというのに不思議と緊張は感じない。いやむしろ適度な緊張感が心地いい。脳がスッと冴えている。今日は調子がいい。
(ガチャッ)
扉を開け、一歩踏み出す。今から始めるのは表に公開されない私達の戦い。
ーーーその間にはもう迷いなんてなかった。