少女に明日を
ある人は言った。最強なんて存在しない。何故ならどれだけ力が強くても、兵器の前には1人の人間に過ぎないからだ。
その通りだと思う。
だからこそ、私は…それを覆したかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
永遠「ほんっと、手間のかかる妹ね。お待たせ、零。凌いでくれてありがとう。あとは、お姉ちゃんに任せなさい。」
…その言葉を聞いて、その声を聞いて、安心した。流石は永遠姉。ほんっと…
零「妹の事待たせすぎよ。」
永遠「ごめんごめん。」
零「…でも、来てくれてありがとう。」
永遠「こちらこそ信じて待っててくれてありがとう。あとは私がやるわ。」
そう言って燐と対峙する姿はあの時みたいにかっこよかった。
あの時の様に私にとっての[漢字]英雄[/漢字][ふりがな]ヒーロー[/ふりがな]だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
救われたのは私の方。私に助けを求めてくれたから。まだ私は居ていいって思えた。まだ私は必要とされてるって思えた。ありがとう。
さ〜てと…うちの妹を傷つけてくれたんだもの…どうしてやろうかしら?
燐[へぇ…復活したのは驚いたけど、さっきの二の舞になると思うのでやめておいたらどうですか?]
永遠[相手の力量も見誤るなんて四天閣遥の名が廃るのでは?]
燐[よくまわる口ですね。]
永遠[どうもありがとうございます。]
【神破全壊】『存在破壊』
【生死裁決】《真髄解放》『概念死化』
燐[なるほど…あの時とは違うのですね。では…]
火魔法《真髄解放》『炎獄死念』
ーーー魔法、ね…私相手にそれは舐め過ぎよ。
一瞬で魔法が無効化される。魔法には相性がある。この世には大量の属性がある為全てが把握されているわけではない…というか全属性持ちの私以外で見た事の無い属性すらもある。そりゃ解読しきれない訳だろう。話を戻すけれど、相性が有るのならば…全ての属性を完璧に操れる私に魔法攻撃は無謀すぎる。何より私は…無詠唱で魔法を操れる。それこそが私が魔法において強い最も大きな理由だ。強者同士だとスピード勝負な所もある。そんな時に無詠唱はアドバンテージだ。そして…
一瞬の隙に燐に風の刃が襲いかかる。
燐[?!無詠唱ですか…これは驚きました…では物理はどうでしょう。]
大剣で切り掛かってくるそれに明日私は…魔法で超絶強化したナイフで受けた。
(バキッ、パリン
燐[は?]
大剣が折れる。…こういう時に金属属性って便利だよね〜。そして、これにより相手に隙を作る術は無くなった。あとは…能力に賭けるしかないでしょうね。
【神破全壊】《真髄解放》『概念破壊』
燐[何故?能力が発動しないのですか…?]
まぁ、予想内だけど。最初に私が使った技は今あなたが私の能力を破壊しようとしたのと同じ…能力を無効化したのではなく…能力を殺したのよ。
燐[…ハハ、マジですか…]
永遠[あなたの負けよ。燐さん]
燐[ええ、そうですね。完全敗北です。]
永遠[…あっさり認めるのですね。]
燐[まぁ、仕方ないですよ…もうそろそろ世代交代ですかね…]
永遠「世代交代…?」
燐[四天閣遥の座を託される気はありますか?]
永遠[…なるほど…託されてあげても良いですよ。]
燐[ではあなたは〈破壊〉を打ち倒した…そうですね…間違えなく歴代最強でしょうし、〈最強〉としましょう。では…トドメをどうぞ。]
そんな事されるとやりにくいじゃない…あと最強って…名前雑過ぎない?
そんなことを思いながらも魔法を発動させ、〈破壊〉は闇に呑まれて行った…
周囲を見渡すと周りの敵は全滅していた…明日華が頑張ったからかな?
零「強っ、…永遠姉強っ…流石永遠姉。」
明日華「ワァ…(思考放棄中)」
永遠「2人ともありがとう!」
2人「いやいやいやこっちのセリフなんですが?」
永遠「まぁという事で」
2人「いや無視すんなぁ〜」
永遠「事実上真道国攻略完了〜!!!」
その通りだと思う。
だからこそ、私は…それを覆したかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
永遠「ほんっと、手間のかかる妹ね。お待たせ、零。凌いでくれてありがとう。あとは、お姉ちゃんに任せなさい。」
…その言葉を聞いて、その声を聞いて、安心した。流石は永遠姉。ほんっと…
零「妹の事待たせすぎよ。」
永遠「ごめんごめん。」
零「…でも、来てくれてありがとう。」
永遠「こちらこそ信じて待っててくれてありがとう。あとは私がやるわ。」
そう言って燐と対峙する姿はあの時みたいにかっこよかった。
あの時の様に私にとっての[漢字]英雄[/漢字][ふりがな]ヒーロー[/ふりがな]だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
救われたのは私の方。私に助けを求めてくれたから。まだ私は居ていいって思えた。まだ私は必要とされてるって思えた。ありがとう。
さ〜てと…うちの妹を傷つけてくれたんだもの…どうしてやろうかしら?
燐[へぇ…復活したのは驚いたけど、さっきの二の舞になると思うのでやめておいたらどうですか?]
永遠[相手の力量も見誤るなんて四天閣遥の名が廃るのでは?]
燐[よくまわる口ですね。]
永遠[どうもありがとうございます。]
【神破全壊】『存在破壊』
【生死裁決】《真髄解放》『概念死化』
燐[なるほど…あの時とは違うのですね。では…]
火魔法《真髄解放》『炎獄死念』
ーーー魔法、ね…私相手にそれは舐め過ぎよ。
一瞬で魔法が無効化される。魔法には相性がある。この世には大量の属性がある為全てが把握されているわけではない…というか全属性持ちの私以外で見た事の無い属性すらもある。そりゃ解読しきれない訳だろう。話を戻すけれど、相性が有るのならば…全ての属性を完璧に操れる私に魔法攻撃は無謀すぎる。何より私は…無詠唱で魔法を操れる。それこそが私が魔法において強い最も大きな理由だ。強者同士だとスピード勝負な所もある。そんな時に無詠唱はアドバンテージだ。そして…
一瞬の隙に燐に風の刃が襲いかかる。
燐[?!無詠唱ですか…これは驚きました…では物理はどうでしょう。]
大剣で切り掛かってくるそれに明日私は…魔法で超絶強化したナイフで受けた。
(バキッ、パリン
燐[は?]
大剣が折れる。…こういう時に金属属性って便利だよね〜。そして、これにより相手に隙を作る術は無くなった。あとは…能力に賭けるしかないでしょうね。
【神破全壊】《真髄解放》『概念破壊』
燐[何故?能力が発動しないのですか…?]
まぁ、予想内だけど。最初に私が使った技は今あなたが私の能力を破壊しようとしたのと同じ…能力を無効化したのではなく…能力を殺したのよ。
燐[…ハハ、マジですか…]
永遠[あなたの負けよ。燐さん]
燐[ええ、そうですね。完全敗北です。]
永遠[…あっさり認めるのですね。]
燐[まぁ、仕方ないですよ…もうそろそろ世代交代ですかね…]
永遠「世代交代…?」
燐[四天閣遥の座を託される気はありますか?]
永遠[…なるほど…託されてあげても良いですよ。]
燐[ではあなたは〈破壊〉を打ち倒した…そうですね…間違えなく歴代最強でしょうし、〈最強〉としましょう。では…トドメをどうぞ。]
そんな事されるとやりにくいじゃない…あと最強って…名前雑過ぎない?
そんなことを思いながらも魔法を発動させ、〈破壊〉は闇に呑まれて行った…
周囲を見渡すと周りの敵は全滅していた…明日華が頑張ったからかな?
零「強っ、…永遠姉強っ…流石永遠姉。」
明日華「ワァ…(思考放棄中)」
永遠「2人ともありがとう!」
2人「いやいやいやこっちのセリフなんですが?」
永遠「まぁという事で」
2人「いや無視すんなぁ〜」
永遠「事実上真道国攻略完了〜!!!」