少女に明日を
人々は平和を謳った。
そのくせ、戦争が始まると手のひら返し。自分は善だと言い戦争を正当化しようとした。
平和だなんて口先だけで言う。それで評価される。思ったって行動しない。
ガラスの上にあった平和。もし戻れるなら私は…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
永遠「じゃあ、この世界を変える…つまり革命を起こすって事で良い?」
零「はい。」
明日華「良いけど…良いけど、具体的にどうするの?」
永遠「うーん…。」
明日華&零「いや、考えてなかったの?」
永遠「したい事はあるんだけど…具体的な方法は…」
明日華「駄目じゃん。」
永遠「そうなんだよねー。まぁ一緒に考えようよ。」
明日華「無責任!言い出したの永遠でしょ。」
永遠「んー?零は一緒に考えてくれる?」
零「もちろんだけど…」
永遠「零もこう言ってるしねっ、明日華一緒に考えてくれるよね?ねっ?(圧)」
明日華「ハイ。」
よし!明日華に勝った。今日も良い気分。
零「はぁ、小競り合いしてないで話戻すわよ。」
明日華&永遠「小競り合いって…」
零「小競り合いは小競り合いでしょ。で、策を考える前にどうしたいのか…目標を決めましょう。」
永遠「私はこの世界から国という概念を消したい。」
明日華「はぁ?それってつまり…」
永遠「えぇ本当の意味の“天下統一”。それを目指したいという事よ。」
明日華「無謀…」
明日華がまた否定的な意見を出そうとしたその時、言い終わる前に零が遮った。
零「明日華、いま必要なのは無謀かどうかは関係ない。必要なのは目標を明確にする事よ。で、“天下統一”それについて明確に教えてくれない?」
永遠「そうね。言い方が曖昧だったわね。正確に言えば1つのルールが全ての国に適応されるようにする…つまり世界の多様な決まりや法律を無くして、全世界に共通した決まりや法律を作ろうって事。」
零「なるほどね。」
明日華「なるほどって何が?いまの法律じゃ駄目なの?それに世界会議っていう方法で世界の決まりも弄れるし…」
永遠&零「明日華、勉強してる?」
明日華「えっ?し、しししてるけど、?」
永遠&零(これはしてないな。)
零「はぁ、明日華、勉強は大事って言ったわよね?」
明日華「ナンノハナシデスカ?ワタシ、チャントベンキョウシテルヨ。」
零「はぁ、じゃあまず、我が国、桜ノ王国の戦争に関する法律は覚えてる?」
明日華「」
永遠「」
無言が空間を支配した。言えない。言えるわけない。私もちゃんと覚えていないなんて。
零「はぁ永遠姉も正確には覚えてないっと、言い出したのあなたよね。2人とも今度は勉強会だからね。」
明日華&永遠「アアア」
その後しばらく2人の悲鳴が響いたとか…。
零「仲良いわね。話を戻しましょうか。桜ノ王国の戦争に関する法律…桜ノ王国戦争関連法は…
一、戦いは悪しき者を討ち滅ぼす刃であり無闇矢鱈
に使ってはならない。
一、戦いでは物理攻撃だけでなく能力、魔法の使用
も許可される。
一、戦争では、祖国を守る為、祖国に仕え、祖国の
為に戦わなければならない。
この3つよ。これを聞いて何か思った事は?」
明日華「不平等な法律だね…。祖国の為にって…。」
永遠「同感ね。1つ目のものは戦いを正当化する為の口実、2つ目は情けをかけるな、本気で戦え、という事、3つ目は…従わなければ裏切り者とする…そんな意思がみえるよう…。」
法律が酷い事は知っていたけどここまでだったなんて…。やっぱり、私が変えなくちゃ。そんな決意をしていた時に零が口を開いた。
零「2人とも大正解、良くできました。」
明日華「確かに永遠がしたい理由もわかったかも…」
零「じゃあ、この目標は確定として、他に目標はあるかしら?」
明日華「あのさ、無理かも知れないけど…誰も傷つけずに出来ないかな?」
永遠「難しいと思うなー。だって、私たちに反対する人もいる。…やらなきゃやられるよ。」
零「私も同感ね。」
明日華「分かってるよ…でも、みんな救いたい。だってお偉いさんもみんなきっと苦しんでる。罰は充分じゃん。みんな…みんな救いたいんだ!」
永遠「…」
そうかも知れない。けど…
零「…救いたい…ね。自分が生み出した状況なのに?これは自業自得よ。明日華が優しいのは知ってる。傷つけたくないっていう目標を立てたいのも分かる…けどそれで私たちが苦しむなら本末転倒よ。」
そうだ。自業自得だし…周りを救おうとして自分たちが傷ついたら意味が無い。
明日華「でも、諦めたら終わりじゃん。無理だなんて言わないでよ。」
零「無理とは言ってな…」
明日華「無理って言ってるようなものだよ。目標でしょ。誰も傷つかない道を夢見たら駄目なの?」
…そうだ。もともと革命自体無茶な事じゃないか。明日華の夢みたいな目標。それを目指したらいけないのか?最高の革命を目指したい。だから私は…
永遠「明日華に賛成だよ。」
零「ッ、理由、聞いても良い?」
永遠「革命、その時点で夢物語みたいなものじゃない。それに誰も傷つけないそんな夢物語が追加されるだけ。私達に明日華の目標を否定する権利はないよ。」
零「…そっか。」
永遠「納得した?」
零「納得したとはいえないや。やっぱり自分たちの命が一番だもん。…でも、自分も傷つかないって、そう言えるなら…良いよ。その目標を採用しよう。」
明日華「姉さん達…ありがとう。」
零「じゃあ、策だけど…取り敢えずやる事は1つ。人々に革命を肯定させる事よ。」
永遠&明日華「それが一番だけど…どうやって…」
会議は進んでいく、衝突もあった。けれど、それを得たからこそ少女達は誓ったのだ。
『最高で最善の革命を起こす!』
そのくせ、戦争が始まると手のひら返し。自分は善だと言い戦争を正当化しようとした。
平和だなんて口先だけで言う。それで評価される。思ったって行動しない。
ガラスの上にあった平和。もし戻れるなら私は…。
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永遠「じゃあ、この世界を変える…つまり革命を起こすって事で良い?」
零「はい。」
明日華「良いけど…良いけど、具体的にどうするの?」
永遠「うーん…。」
明日華&零「いや、考えてなかったの?」
永遠「したい事はあるんだけど…具体的な方法は…」
明日華「駄目じゃん。」
永遠「そうなんだよねー。まぁ一緒に考えようよ。」
明日華「無責任!言い出したの永遠でしょ。」
永遠「んー?零は一緒に考えてくれる?」
零「もちろんだけど…」
永遠「零もこう言ってるしねっ、明日華一緒に考えてくれるよね?ねっ?(圧)」
明日華「ハイ。」
よし!明日華に勝った。今日も良い気分。
零「はぁ、小競り合いしてないで話戻すわよ。」
明日華&永遠「小競り合いって…」
零「小競り合いは小競り合いでしょ。で、策を考える前にどうしたいのか…目標を決めましょう。」
永遠「私はこの世界から国という概念を消したい。」
明日華「はぁ?それってつまり…」
永遠「えぇ本当の意味の“天下統一”。それを目指したいという事よ。」
明日華「無謀…」
明日華がまた否定的な意見を出そうとしたその時、言い終わる前に零が遮った。
零「明日華、いま必要なのは無謀かどうかは関係ない。必要なのは目標を明確にする事よ。で、“天下統一”それについて明確に教えてくれない?」
永遠「そうね。言い方が曖昧だったわね。正確に言えば1つのルールが全ての国に適応されるようにする…つまり世界の多様な決まりや法律を無くして、全世界に共通した決まりや法律を作ろうって事。」
零「なるほどね。」
明日華「なるほどって何が?いまの法律じゃ駄目なの?それに世界会議っていう方法で世界の決まりも弄れるし…」
永遠&零「明日華、勉強してる?」
明日華「えっ?し、しししてるけど、?」
永遠&零(これはしてないな。)
零「はぁ、明日華、勉強は大事って言ったわよね?」
明日華「ナンノハナシデスカ?ワタシ、チャントベンキョウシテルヨ。」
零「はぁ、じゃあまず、我が国、桜ノ王国の戦争に関する法律は覚えてる?」
明日華「」
永遠「」
無言が空間を支配した。言えない。言えるわけない。私もちゃんと覚えていないなんて。
零「はぁ永遠姉も正確には覚えてないっと、言い出したのあなたよね。2人とも今度は勉強会だからね。」
明日華&永遠「アアア」
その後しばらく2人の悲鳴が響いたとか…。
零「仲良いわね。話を戻しましょうか。桜ノ王国の戦争に関する法律…桜ノ王国戦争関連法は…
一、戦いは悪しき者を討ち滅ぼす刃であり無闇矢鱈
に使ってはならない。
一、戦いでは物理攻撃だけでなく能力、魔法の使用
も許可される。
一、戦争では、祖国を守る為、祖国に仕え、祖国の
為に戦わなければならない。
この3つよ。これを聞いて何か思った事は?」
明日華「不平等な法律だね…。祖国の為にって…。」
永遠「同感ね。1つ目のものは戦いを正当化する為の口実、2つ目は情けをかけるな、本気で戦え、という事、3つ目は…従わなければ裏切り者とする…そんな意思がみえるよう…。」
法律が酷い事は知っていたけどここまでだったなんて…。やっぱり、私が変えなくちゃ。そんな決意をしていた時に零が口を開いた。
零「2人とも大正解、良くできました。」
明日華「確かに永遠がしたい理由もわかったかも…」
零「じゃあ、この目標は確定として、他に目標はあるかしら?」
明日華「あのさ、無理かも知れないけど…誰も傷つけずに出来ないかな?」
永遠「難しいと思うなー。だって、私たちに反対する人もいる。…やらなきゃやられるよ。」
零「私も同感ね。」
明日華「分かってるよ…でも、みんな救いたい。だってお偉いさんもみんなきっと苦しんでる。罰は充分じゃん。みんな…みんな救いたいんだ!」
永遠「…」
そうかも知れない。けど…
零「…救いたい…ね。自分が生み出した状況なのに?これは自業自得よ。明日華が優しいのは知ってる。傷つけたくないっていう目標を立てたいのも分かる…けどそれで私たちが苦しむなら本末転倒よ。」
そうだ。自業自得だし…周りを救おうとして自分たちが傷ついたら意味が無い。
明日華「でも、諦めたら終わりじゃん。無理だなんて言わないでよ。」
零「無理とは言ってな…」
明日華「無理って言ってるようなものだよ。目標でしょ。誰も傷つかない道を夢見たら駄目なの?」
…そうだ。もともと革命自体無茶な事じゃないか。明日華の夢みたいな目標。それを目指したらいけないのか?最高の革命を目指したい。だから私は…
永遠「明日華に賛成だよ。」
零「ッ、理由、聞いても良い?」
永遠「革命、その時点で夢物語みたいなものじゃない。それに誰も傷つけないそんな夢物語が追加されるだけ。私達に明日華の目標を否定する権利はないよ。」
零「…そっか。」
永遠「納得した?」
零「納得したとはいえないや。やっぱり自分たちの命が一番だもん。…でも、自分も傷つかないって、そう言えるなら…良いよ。その目標を採用しよう。」
明日華「姉さん達…ありがとう。」
零「じゃあ、策だけど…取り敢えずやる事は1つ。人々に革命を肯定させる事よ。」
永遠&明日華「それが一番だけど…どうやって…」
会議は進んでいく、衝突もあった。けれど、それを得たからこそ少女達は誓ったのだ。
『最高で最善の革命を起こす!』