少女に明日を
死は終わりだ。
救いなんかじゃない。
終わりがないものなんてない。
ただその終わりが早いか遅いかの違いだけだ。
そんなの知ってる。でも、それでも生を求めてはいけないのだろうか…
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【神破全壊】『存在破壊』
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どれだけ能力が強力でも、死を覆せたとしても、その人も、その人格も、その魂までも破壊されたなら能力は使用できない。絶対の死。ねぇ、永遠姉、あなただけは、あなただけは…不可能だろうと可能性が無かろうと…信じてるから。
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永遠姉さん?…いや、違うな。私は能力を扱いきれていないし、私にどうこう出来るものではないんだから。私は姉さんが帰ってきた時に安心できるようにするだけ。大丈夫。だって、姉さんは…姉さんだけじゃない。永遠も零も、そして私も最強なんだ。
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その日少女が居なくなった。
この世界から隔離された。
それでも残されたものの人生は続いていく。
必死に生き続けるだけだから。
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燐[よそ見とは余裕ですね。だからこうなるんですよ。永遠さん。それでも、調子を崩さないのですね、零さん。]
零[そんなことを期待したのですか。それは残念でしたね。]
剣を重ね、魔法を発動させ、戦いを加速させていく。常人では見ることすらも叶わない。そんな戦いが激化していく。彼女らは一進一退の攻防を続けるだけだ。
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明日華「私もしっかりしなきゃ!」
そうだ!やれることをやらないと!さっき感じた嫌な感じ。その正体を確かめて、不安要素を減らす。それが今私にできる事!
【万物創造】『物理創造』
明日華「オートモード!!」
私がそう言った瞬間前に出した大砲も、さっき出した網や落とし穴、縄などの罠も一斉に発動し始める。
超越者は戦況を一瞬で豹変させる力がある。だからこそ超越者を持つ国と持たない国では強さが全く違うんだ。革命に成功したらその辺もどうにかしなきゃな〜。そんなことを考えてる間に一般兵は殲滅し終わったみたい。これこそ超越者が超越者と呼ばれる理由なんだろうな〜。そう思いながらも周りを見渡す。これでも少しは零姉さんを見て戦術を学んできたつもりだし、燐以外に強い相手がいない。燐が圧倒的強さだから温存できるって算段なのかな?なら怪しいのは…やっぱりさっき嫌な感じがした森でしょ!
そう思って私は森の中を進んで行った。
ーーー…なにこれ?
森の中に玉座が出来上がっていた。
1番下の層は桜ノ王国でいう幹部レベルが1万人くらい、2番目の層には佐須羅兄さんや雪姉さん、それに壱河兄さんレベルが5000人以上、3番目の層には秦兄さんレベルが5人、そして1番上に座る人物…彼は、超越者…私たちと同じ部類の人間だ。その中でも燐や燐についていける零姉さんに近い強さ…怖い。今すぐここから逃げ出したい。死のイメージが湧き上がり、冷や汗が頬を伝った。きっと顔は真っ青になっているだろう。
[ここはお子様が来る場所では無いですよ。ねぇ、侵入者さん?]
気付かれた…死ぬ?死ぬの?やだ、いやだ、嫌だ、イヤダ。だって、だって…あれ?なんでだろう?なんで私は死にたくないの?理由は、理由は、…分かんない…けど、お願い。おねがい。
ーーー助けて、姉さん。
救いなんかじゃない。
終わりがないものなんてない。
ただその終わりが早いか遅いかの違いだけだ。
そんなの知ってる。でも、それでも生を求めてはいけないのだろうか…
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【神破全壊】『存在破壊』
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どれだけ能力が強力でも、死を覆せたとしても、その人も、その人格も、その魂までも破壊されたなら能力は使用できない。絶対の死。ねぇ、永遠姉、あなただけは、あなただけは…不可能だろうと可能性が無かろうと…信じてるから。
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永遠姉さん?…いや、違うな。私は能力を扱いきれていないし、私にどうこう出来るものではないんだから。私は姉さんが帰ってきた時に安心できるようにするだけ。大丈夫。だって、姉さんは…姉さんだけじゃない。永遠も零も、そして私も最強なんだ。
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その日少女が居なくなった。
この世界から隔離された。
それでも残されたものの人生は続いていく。
必死に生き続けるだけだから。
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燐[よそ見とは余裕ですね。だからこうなるんですよ。永遠さん。それでも、調子を崩さないのですね、零さん。]
零[そんなことを期待したのですか。それは残念でしたね。]
剣を重ね、魔法を発動させ、戦いを加速させていく。常人では見ることすらも叶わない。そんな戦いが激化していく。彼女らは一進一退の攻防を続けるだけだ。
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明日華「私もしっかりしなきゃ!」
そうだ!やれることをやらないと!さっき感じた嫌な感じ。その正体を確かめて、不安要素を減らす。それが今私にできる事!
【万物創造】『物理創造』
明日華「オートモード!!」
私がそう言った瞬間前に出した大砲も、さっき出した網や落とし穴、縄などの罠も一斉に発動し始める。
超越者は戦況を一瞬で豹変させる力がある。だからこそ超越者を持つ国と持たない国では強さが全く違うんだ。革命に成功したらその辺もどうにかしなきゃな〜。そんなことを考えてる間に一般兵は殲滅し終わったみたい。これこそ超越者が超越者と呼ばれる理由なんだろうな〜。そう思いながらも周りを見渡す。これでも少しは零姉さんを見て戦術を学んできたつもりだし、燐以外に強い相手がいない。燐が圧倒的強さだから温存できるって算段なのかな?なら怪しいのは…やっぱりさっき嫌な感じがした森でしょ!
そう思って私は森の中を進んで行った。
ーーー…なにこれ?
森の中に玉座が出来上がっていた。
1番下の層は桜ノ王国でいう幹部レベルが1万人くらい、2番目の層には佐須羅兄さんや雪姉さん、それに壱河兄さんレベルが5000人以上、3番目の層には秦兄さんレベルが5人、そして1番上に座る人物…彼は、超越者…私たちと同じ部類の人間だ。その中でも燐や燐についていける零姉さんに近い強さ…怖い。今すぐここから逃げ出したい。死のイメージが湧き上がり、冷や汗が頬を伝った。きっと顔は真っ青になっているだろう。
[ここはお子様が来る場所では無いですよ。ねぇ、侵入者さん?]
気付かれた…死ぬ?死ぬの?やだ、いやだ、嫌だ、イヤダ。だって、だって…あれ?なんでだろう?なんで私は死にたくないの?理由は、理由は、…分かんない…けど、お願い。おねがい。
ーーー助けて、姉さん。