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この物語はフィクションです。ハッシュタグを見た上で大丈夫な人だけどうぞ。

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少女に明日を

#25

ステージ3 エピソード2 “置いてけぼり”

人は自分のペースで歩いていくから、
人は進み続けようと努力するから、
人は目を離した隙にすぐに成長するから、

私の事も…置いていくんだね、、、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

地に着く。そこには惨状が広がっていた。
そして、只者ならぬ殺気を感じとる。
その瞬間、自分がどれだけ優しい環境にいたのかを理解する。いや違う…理解してしまった。
そこらじゅうから鉄の匂いがする。
目の前に広がるは赤一色。
そこにかつての姿は無い。
そして、ただ1人の女性が私を見て嗤った気がした。



ーーー刹那、世界は変わる。

ゴンッと衝撃が伝わる。
地面に衝突してしまったらしい。
私を下敷きにする形で零が居て、私に下敷きにされる形で明日華が居る。そして、目の前を見た瞬間私は恐怖を感じた。
一瞬、そう一瞬だったはずだ。その一瞬で私が元々居た地面は抉られていた。抉られた地面は目視でも数十メートルは抉られていた。

【生死裁決】

反射で能力を使用するが、それは彼女に届いた瞬間破壊されてしまった…

[へぇ?なるほど…初めまして、私の名前は燐 拝満障です。短い間になるでしょうがよろしくお願いします。]

彼女が四天閣遥の〈破壊〉…嘘、超越者である私すらも動きが見えなかった…唯一反応していたのは…零だった。

明日華「零!頼める?」
零「分かった。その代わり敵国の兵士に対応してくれない?…囲まれているらしいわ。」
2人「任せて!」

零と燐が戦い始める。それはあまりにも規格外で、目で追えなかった。ただたまに輝く技の光の反射、それが幻想的で神秘的で自分では足元にも及ばないと分かってしまった…
零は四天閣遥と同格に戦えるし頭も良い。戦略は簡単に見抜いてみせるし、まさに完全無欠。
明日華も戦略を立てられる様になって、でも、何より精神的に明日華はとても強くなった。
この中で私だけが何も、何も成せていない。
あれ?何だろうこの感じ…3人の世界に私が居なくて、まるで2人の世界みたいになって…置いていかれる?嫌だ!嫌だ!私はまだここに、この2人と同じ舞台に3人の舞台に立っていたい。


ーーーお願い。見捨てないで、、、

考えるのに夢中で何も見えていなかった。現在を見ていなかった。嗚呼、、、自業自得なのかなぁ、何を、私は何…を間違えたのかな…声が遠く聞こえる、体に痛みが走る、遅れて音がその場に鳴る、もはやその音さえも私の耳には聞こえなかった。視界が暗転する。

嗚呼、ごめん。約束、果たせなくて…さようなら。



『永遠姉!/永遠姉さん!』

作者メッセージ

見てくださりありがとうございます。
短かったかな?許して、キリが良いところで切りたかったんだ…
無理!な人は回れ右。
キーワード
・約束

2025/05/03 21:57

空音零 ID:≫ 0i3oezDTnK5GQ
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