少女に明日を
何故戦争は無くならないのだろうか。
よく人が挙げる疑問。
そんなの簡単だ。
人が他人を理解できないから。他人よりも自分が大事だから。自分と周りの幸せのためだったら他がどうなっても良いから。
でも、1番の理由はきっと…人が戦争が起こるのは人と考えは違うものだし、仕方ないと諦めたからではないだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
明日華「それにしても…レデェス国の交渉成功で一家に革命が進んできたよね。今回はまじで疲れた〜。」
永遠「そうね。癪だけど凄かったわよ。」
零「2人ともお疲れ様。」
私達は現在家で思いっきりくつろいでいる。理由?そんなの決まっているじゃない。疲れたからよ。ちなみに多岐兄は現在政府に寝泊りしている。だから家には私達3人しかいない。つまり!なんでもやりたい放題!という事で全員でありとあらゆるゲームをやり尽くして、動画も見まくって、アニメも映画も見まくって、遊びまくった。はぁ〜戦争中って事忘れるくらいには楽しいわね〜。
ーーー平和は続くものではない。
(ゴゴゴ)
…はぁ、またか。
零「今度は向かいの隣ね。」
窓に寄りかかり、外を見つめながら零が言う。
永遠「…どれだけ革命を進めても…」
明日華「やっぱり結果はすぐには出ないね。」
永遠「それだけじゃないと思うわよ。」
明日華「?どういう事?」
零「レデェス国も桜ノ王国も結局は似たもの同士。前から敵対はしていなかった…というかむしろまぁまぁ友好的な関係だったわよ。だから、」
永遠「攻略、交渉が成功したとしても戦争にはそこまで関係してくれないのよ。」
明日華「じゃあ、どうしたら…」
(ドドドドド…バンッ)
明日華が言い終わる前に大きな音が鳴り、扉が思いっきり開けられた。思わず武器を構えたが現れた者の姿を見ると静かに武器を下ろした。
零「秦兄?何の様?というか当たり前の様に玄関口壊さないでもらって良い?」
明日華「秦兄さんか〜。びっくりした〜。」
秦「それどころじゃ無いんだよ。」
永遠「秦兄どうしたの?焦ってない?」
秦「敵国…真道智則多種人民共和国(しんどうちそくたしゅじんみんきょうわこく)が、勢いを強めている。困った事に超越者の中でも優れた4人…四天閣遥(してんかくよう)の1人…〈破壊〉の燐 拝満障(リン ヘイミンショウ)が出るらしいし…手のつけようが無い。だから…超越者なら何とかならないか…」
明日華「ちょっちょっと待って…四天閣遥って何?」
3人「そこから!?」
永遠「はぁ、そんなの私でも知ってるわよ。四天閣遥っていうのは超越者の中でも格が違う存在で、〈災厄〉〈化物〉〈絶望〉そして〈破壊〉。本名を晒している者も少なく情報がとてつもなく少ない、蹂躙の記録だけが残っている、都市伝説的な人よ。」
明日華「…えっ?その1人と戦うの?」
零「戦うと決まったわけでは無いわ。交渉ができるかも知れないし、まだ本人と決まったわけでも無いわ。」
永遠「にしても、本当に存在していたのね。」
秦「どうにかしてくれないか。この通りだ頼む!」
秦兄が頭を下げる。
永遠「仕方ないなぁ。いっちょやってやりますか!」
零「意義無し。」
明日華「頑張ります!」
秦「助かる。取り敢えず玉座に来てくれないか?」
3人「分かったわ。/おけ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
玖易「来たのか!」
雪「今回ばかりは本当にお手上げだし…助かるわ。」
佐須羅「ありがとよ!」
壱河「本当に助かります。」
玖会「良かった〜。」
零「そうこう言ってる場合じゃないでしょ。早く現状を教えて。」
秦「具体的な位置は真道国南…つまりここから最も近い激戦区。ここに〈破壊〉が出るらしい。1週間前から出だしたらしいが…犠牲者が16万8214人それもたったの1週間で。」
永遠「強力兵器かなんかかしら?」
明日華「ワァ」
零「…」
秦「行ってくれないか?」
明日華「もちろん!苦しんでる人がいるのに見捨てられないよ!」
永遠「分かったわ。」
零「分かった。」
秦「本当にありがとう!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
戦地に立つ。そこには死体が無造作に転がっていた。
一面中に赤が広がっていた。
鉄の匂いが鼻を刺す。
砂埃が舞う。
…破壊の暴挙をつくす四天閣遥がいるかも知れない。
でも負けるわけにはいかない。
そして、少女は
ーーー1歩踏み出した。
よく人が挙げる疑問。
そんなの簡単だ。
人が他人を理解できないから。他人よりも自分が大事だから。自分と周りの幸せのためだったら他がどうなっても良いから。
でも、1番の理由はきっと…人が戦争が起こるのは人と考えは違うものだし、仕方ないと諦めたからではないだろうか。
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明日華「それにしても…レデェス国の交渉成功で一家に革命が進んできたよね。今回はまじで疲れた〜。」
永遠「そうね。癪だけど凄かったわよ。」
零「2人ともお疲れ様。」
私達は現在家で思いっきりくつろいでいる。理由?そんなの決まっているじゃない。疲れたからよ。ちなみに多岐兄は現在政府に寝泊りしている。だから家には私達3人しかいない。つまり!なんでもやりたい放題!という事で全員でありとあらゆるゲームをやり尽くして、動画も見まくって、アニメも映画も見まくって、遊びまくった。はぁ〜戦争中って事忘れるくらいには楽しいわね〜。
ーーー平和は続くものではない。
(ゴゴゴ)
…はぁ、またか。
零「今度は向かいの隣ね。」
窓に寄りかかり、外を見つめながら零が言う。
永遠「…どれだけ革命を進めても…」
明日華「やっぱり結果はすぐには出ないね。」
永遠「それだけじゃないと思うわよ。」
明日華「?どういう事?」
零「レデェス国も桜ノ王国も結局は似たもの同士。前から敵対はしていなかった…というかむしろまぁまぁ友好的な関係だったわよ。だから、」
永遠「攻略、交渉が成功したとしても戦争にはそこまで関係してくれないのよ。」
明日華「じゃあ、どうしたら…」
(ドドドドド…バンッ)
明日華が言い終わる前に大きな音が鳴り、扉が思いっきり開けられた。思わず武器を構えたが現れた者の姿を見ると静かに武器を下ろした。
零「秦兄?何の様?というか当たり前の様に玄関口壊さないでもらって良い?」
明日華「秦兄さんか〜。びっくりした〜。」
秦「それどころじゃ無いんだよ。」
永遠「秦兄どうしたの?焦ってない?」
秦「敵国…真道智則多種人民共和国(しんどうちそくたしゅじんみんきょうわこく)が、勢いを強めている。困った事に超越者の中でも優れた4人…四天閣遥(してんかくよう)の1人…〈破壊〉の燐 拝満障(リン ヘイミンショウ)が出るらしいし…手のつけようが無い。だから…超越者なら何とかならないか…」
明日華「ちょっちょっと待って…四天閣遥って何?」
3人「そこから!?」
永遠「はぁ、そんなの私でも知ってるわよ。四天閣遥っていうのは超越者の中でも格が違う存在で、〈災厄〉〈化物〉〈絶望〉そして〈破壊〉。本名を晒している者も少なく情報がとてつもなく少ない、蹂躙の記録だけが残っている、都市伝説的な人よ。」
明日華「…えっ?その1人と戦うの?」
零「戦うと決まったわけでは無いわ。交渉ができるかも知れないし、まだ本人と決まったわけでも無いわ。」
永遠「にしても、本当に存在していたのね。」
秦「どうにかしてくれないか。この通りだ頼む!」
秦兄が頭を下げる。
永遠「仕方ないなぁ。いっちょやってやりますか!」
零「意義無し。」
明日華「頑張ります!」
秦「助かる。取り敢えず玉座に来てくれないか?」
3人「分かったわ。/おけ!」
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玖易「来たのか!」
雪「今回ばかりは本当にお手上げだし…助かるわ。」
佐須羅「ありがとよ!」
壱河「本当に助かります。」
玖会「良かった〜。」
零「そうこう言ってる場合じゃないでしょ。早く現状を教えて。」
秦「具体的な位置は真道国南…つまりここから最も近い激戦区。ここに〈破壊〉が出るらしい。1週間前から出だしたらしいが…犠牲者が16万8214人それもたったの1週間で。」
永遠「強力兵器かなんかかしら?」
明日華「ワァ」
零「…」
秦「行ってくれないか?」
明日華「もちろん!苦しんでる人がいるのに見捨てられないよ!」
永遠「分かったわ。」
零「分かった。」
秦「本当にありがとう!」
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戦地に立つ。そこには死体が無造作に転がっていた。
一面中に赤が広がっていた。
鉄の匂いが鼻を刺す。
砂埃が舞う。
…破壊の暴挙をつくす四天閣遥がいるかも知れない。
でも負けるわけにはいかない。
そして、少女は
ーーー1歩踏み出した。