少女に明日を
国王は国をまとめ上げる者だ。
国王の質は国の質と言っても過言では無い。
国王に必要なのは実力であり、結果であり、才能である。
国は…国王1人に覆される。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
沈黙が場を支配する。みんな異論は無い。でも不審に思う気持ちはある。その内容は多分みんな同じ。
他の国に目を向けてる場合なのかな?って事。この国は革命が成立して間もない。このままじゃ、この国も内戦とかが起きて難しい状況になるんじゃないの?その疑問は私が声を出す前に、白髪の彼が口にしてくれた。
壱河「あの…零はこの国をどうするつもりなんですか?革命が成立したばかりの国は不安定でしょう。このまま放置、と言うわけにもいかないと思いますが…」
不安が滲み出た表情でそう問う。それに黒髪の彼も頷きながら同意を口にする。
秦「壱河に同意だな。この国の王として放置するわけにはいかない。」
明日華「確かに…私達が犠牲無しで済ませられても後から犠牲が出たら意味ないよ。」
アホ毛の彼女も同意するのを見て私も同意する。
永遠「そうね。私も同意見よ。」
玖易&玖会「僕も先にこの国をまとめるべきだと思うよ。」
佐須羅「よく分かんねぇが国のことは放っておかないだろ!」
同意するメンバーの言葉を聞いて、オッドアイの彼女を鮮やかな水色の瞳で見つめながら問いかける。
雪「どうするつもりなの?」
多岐「零さんの意見を教えてください。」
本当に零以外の全員が疑問に思っていた事の様だった。国をまとめあげるのは私が思っていたより大変で策も考えずらいのかも知れない。けど零なら…そう思って全員の意識が零に向く。そして零は静かに口を開いた。
零「知らない。」
その言葉は単純明快で、たった一言。冷たい瞳でそう告げられた。
零以外「…は?」
予想もしない答えだった。全員が意味がわからないと言う顔をした。何の為に零がそう言ったのか、私にもわからなかった。冷たいところもあるけど、あくまでも無責任な事をする子じゃなかったから、本当に驚いた。
玖易「知らないって…無責任過ぎないか。」
玖会「その通りだ。この国を変えておいて…」
双子のその言葉に同意したくなる。その通りだと思う。本当に、零はなんで知らないなんて…そんな事を考えながら、オッドアイの彼女を見つめれば、そこにあったのは突き放す様な冷たさだった。
零「無責任なのはあなた達じゃないかしら?国を担う王が国については考えるべきよ。それに革命を起こしたのは私だけじゃない。私にばかり頼られてもね。」
その言葉は正論。正しい言葉。誰も、否定しきれない。冷たい子じゃないって知ってるから、多分、私だけが分かった。わざと突き放して、自立を促しているんだって。
玖会「それは…」
玖易「王の負担を増やすのか?」
秦「いや、良い。そうだな。お前にばかり頼っていた。謝罪する。申し訳なかった。」
そう言いながら頭を下げる彼を見てちょっとだけ好感を抱く。素直に謝れる人に悪い人はいなi…いや、ちょつとはいるかもだけど、少ないから!多分!
零「はぁ。まぁ、助言くらいはしとくわ。言っておくけどこれは私の気分よ。あなた達のためじゃないわ。」
零は秦に近づき耳元で何かを話す。そんな零を見て、やっぱり優しい子。そう思った。あ、もちろん明日華の方が優しい…というか甘い子だけどね。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
零が秦から離れる。何を言ったのか全くわからなかったが、その言葉に秦は少し顔を引き攣らせる。
零「言いたい事はまだあるわよ。残りは全体公開しましょうか。」
そう言った後、一瞬目を伏せたあとに、真っ直ぐに全員を見つめて告げる。
零「あなたは年や立場を考慮せず実力のみで人員を集めているでしょう。確かにそういうのが足りないだとかうだうだ言ってくるよりかは良いけど、もう少し周りを考えるべきよ。軽く聞いたけど弟が戦争に駆り出され、戦死したのに俺は何も言われなかった。何もさせてもらえなかった。それを恨んでいる人もいたわ。」
1つ、息を吐く。そして、言葉を紡ぎ直す。邪魔をする人なんて誰もいない。だって、今、この瞬間の彼女はどこまでも真っ直ぐだから。
零「人の気持ちに寄り添う事でようやく国は良い国と言えるようになるのよ。あと、身近な人を優先するのは良いけど、だからと言って他を完全に見捨てるのはどうかと思うわよ。周りが大切なのは分かる。でもそのせいで他を見れなくなるのは致命傷よ。そこを直しなさい。」
私と…いや、革命の考え方と全く同じもの。革命に繋ぐその言葉は力強くて、私の背中を押してくれるみたいだった。
彼は少し、ため息を吐いた。黒髪の彼は、彼女なりの冷たくも、道を示す言葉に少し目を下に向けた後、やがて前を向く。
秦「厳しい事で…でも確かに、足りていなかったな。分かった。」
その白い瞳は決意が宿っていた。そして、言葉を、続きの言葉を放つ。
ーーこの国は俺が守る。
国王の質は国の質と言っても過言では無い。
国王に必要なのは実力であり、結果であり、才能である。
国は…国王1人に覆される。
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沈黙が場を支配する。みんな異論は無い。でも不審に思う気持ちはある。その内容は多分みんな同じ。
他の国に目を向けてる場合なのかな?って事。この国は革命が成立して間もない。このままじゃ、この国も内戦とかが起きて難しい状況になるんじゃないの?その疑問は私が声を出す前に、白髪の彼が口にしてくれた。
壱河「あの…零はこの国をどうするつもりなんですか?革命が成立したばかりの国は不安定でしょう。このまま放置、と言うわけにもいかないと思いますが…」
不安が滲み出た表情でそう問う。それに黒髪の彼も頷きながら同意を口にする。
秦「壱河に同意だな。この国の王として放置するわけにはいかない。」
明日華「確かに…私達が犠牲無しで済ませられても後から犠牲が出たら意味ないよ。」
アホ毛の彼女も同意するのを見て私も同意する。
永遠「そうね。私も同意見よ。」
玖易&玖会「僕も先にこの国をまとめるべきだと思うよ。」
佐須羅「よく分かんねぇが国のことは放っておかないだろ!」
同意するメンバーの言葉を聞いて、オッドアイの彼女を鮮やかな水色の瞳で見つめながら問いかける。
雪「どうするつもりなの?」
多岐「零さんの意見を教えてください。」
本当に零以外の全員が疑問に思っていた事の様だった。国をまとめあげるのは私が思っていたより大変で策も考えずらいのかも知れない。けど零なら…そう思って全員の意識が零に向く。そして零は静かに口を開いた。
零「知らない。」
その言葉は単純明快で、たった一言。冷たい瞳でそう告げられた。
零以外「…は?」
予想もしない答えだった。全員が意味がわからないと言う顔をした。何の為に零がそう言ったのか、私にもわからなかった。冷たいところもあるけど、あくまでも無責任な事をする子じゃなかったから、本当に驚いた。
玖易「知らないって…無責任過ぎないか。」
玖会「その通りだ。この国を変えておいて…」
双子のその言葉に同意したくなる。その通りだと思う。本当に、零はなんで知らないなんて…そんな事を考えながら、オッドアイの彼女を見つめれば、そこにあったのは突き放す様な冷たさだった。
零「無責任なのはあなた達じゃないかしら?国を担う王が国については考えるべきよ。それに革命を起こしたのは私だけじゃない。私にばかり頼られてもね。」
その言葉は正論。正しい言葉。誰も、否定しきれない。冷たい子じゃないって知ってるから、多分、私だけが分かった。わざと突き放して、自立を促しているんだって。
玖会「それは…」
玖易「王の負担を増やすのか?」
秦「いや、良い。そうだな。お前にばかり頼っていた。謝罪する。申し訳なかった。」
そう言いながら頭を下げる彼を見てちょっとだけ好感を抱く。素直に謝れる人に悪い人はいなi…いや、ちょつとはいるかもだけど、少ないから!多分!
零「はぁ。まぁ、助言くらいはしとくわ。言っておくけどこれは私の気分よ。あなた達のためじゃないわ。」
零は秦に近づき耳元で何かを話す。そんな零を見て、やっぱり優しい子。そう思った。あ、もちろん明日華の方が優しい…というか甘い子だけどね。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
零が秦から離れる。何を言ったのか全くわからなかったが、その言葉に秦は少し顔を引き攣らせる。
零「言いたい事はまだあるわよ。残りは全体公開しましょうか。」
そう言った後、一瞬目を伏せたあとに、真っ直ぐに全員を見つめて告げる。
零「あなたは年や立場を考慮せず実力のみで人員を集めているでしょう。確かにそういうのが足りないだとかうだうだ言ってくるよりかは良いけど、もう少し周りを考えるべきよ。軽く聞いたけど弟が戦争に駆り出され、戦死したのに俺は何も言われなかった。何もさせてもらえなかった。それを恨んでいる人もいたわ。」
1つ、息を吐く。そして、言葉を紡ぎ直す。邪魔をする人なんて誰もいない。だって、今、この瞬間の彼女はどこまでも真っ直ぐだから。
零「人の気持ちに寄り添う事でようやく国は良い国と言えるようになるのよ。あと、身近な人を優先するのは良いけど、だからと言って他を完全に見捨てるのはどうかと思うわよ。周りが大切なのは分かる。でもそのせいで他を見れなくなるのは致命傷よ。そこを直しなさい。」
私と…いや、革命の考え方と全く同じもの。革命に繋ぐその言葉は力強くて、私の背中を押してくれるみたいだった。
彼は少し、ため息を吐いた。黒髪の彼は、彼女なりの冷たくも、道を示す言葉に少し目を下に向けた後、やがて前を向く。
秦「厳しい事で…でも確かに、足りていなかったな。分かった。」
その白い瞳は決意が宿っていた。そして、言葉を、続きの言葉を放つ。
ーーこの国は俺が守る。