《大型参加型》非公認組織 忍び×殺し屋 〜“鬼灯”〜
ハイネ「カコ!戻ろ?」
ラヴ「流石にその傷はやばいって!」
カコ「いや、大丈夫![大文字]大丈夫ですからぁ![/大文字]」
なぜ、ハイネとラヴがここまで必死になってカコを説得しているか、というと。
カコが、在最の命令をやり通すとか言い出したからだ。
ついに在最まで叫び出す。
リア「あああああ!カコお願いだから帰ってきて!ボクの護衛してよお!」
ハイネ「リア、引きずってでも連れてくからご安心を」
カコ「はいねー恨むぞー首領に言うぞーぉ」
ハイネ「いや、もう聞いてんだけど!?」
リア「ねぇねえカコ、お願いだからぁ!」
カコ「いーやーでーすー」
ラヴ「俺が捜索やるから!はやく戻れ!」
なんやかんやで、お持ち帰りになったカコであった。
[水平線]
ハイネ「ただいまー」
リア「カコ!大丈夫?」
カコ「…」
コトノ{むくれてますねー}
ハイネ「実況しなくていいから!?」
?『首領』
リア「ハイっ?」
ユズ『こちら、早駆』
リア「ああ、早駆。どした?」
ハイネ「見つけたのかー?」
ユズ『ハイネ!久しぶりやなぁ。…首領。見つけました』
柚の一言で、その場がピリッと張り詰めた。
在最は無意識のうちに銃に触れる。
ハイネが問いかけた。
ハイネ「柚。ランクはどれくらいじゃ?」
ユズ『えっと…わからん。とりあえず交戦してみるわぁ』
リア「分かった!任務命令。早駆、戦闘開始」
ユズ『行ってきまーす』
5分ほど経ち…
ユズ『早駆です!相手は二人いることが判明しました!』
リア「まじか!?」
ユズ『一人に気づかれ、現在追跡中です!おそらく、中黄レベルと…
[中央寄せ][明朝体]四天王レベルかと。[/明朝体][/中央寄せ]
とりあえず追跡を続けます!』
ハイネ「四天王レベルじゃと!?」
リア「まずいね…ハイネ行ける?」
ハイネ「柚、今どこにおるのじゃ?」
ユズ『本拠地から約24km、三宅島です!すぐには来れないかと』
リア「まじか!?」
ハイネ「それくらいの距離なら、琴乃が行けると思うのじゃ」
リア「まじか!?」
ハイネ「琴乃、いけるか?」
コトノ{さっきのでかなり拝練の体力使っちゃったから、ちょっと回復してからじゃないと無理かも?}
ハイネ「うわー」
リア「まじか!?」
ハイネ「さっきからまじか!?しか言ってない人が目の前におるのじゃ」
リア「言うなよーぉ…あ!ラヴ呼ばない?」
ハイネ「なぜに?」
リア「ラヴ、任務命令。大型ナイフ本拠地に飛ばしてー」
ラヴ『亡断弦・銀潔』
ラヴが小型連絡機器の前で能力を呟くと、ナイフが窓をぶち破って到着した。
リア「ラヴ、ありがとう!あとで窓弁償してねー」
ラヴ『… ブツッ』
ハイネ「切ったw」
リア「ハイネ、これに乗って!」
コトノ{なるほど。在最天才!}
ハイネの体が一人でに動き、大型ナイフの上に飛び乗る。
リアがラヴに命令を下した。
リア「ラヴ!任務命令。このナイフ、三宅島に飛ばして」
ラヴ「了解」
ナイフが動き、風が前から吹きつけて来た。
ハイネの足がびりびりと震えながら、自分の体をナイフに固定する。
コトノ{はい、到着}
ユズ「ハイネ!こっち!」
ユズが小声で叫ぶと同時に、ハイネの体が動く。
柚もちゃんと着いてきた。
ハイネ「そこまでじゃ、二人」
ハイネが凛と声をかけると、二人は驚いた表情で振り返った。
その顔が、すぐに笑みに変わる。
中黄幹部「やあやあ。これはこれは、お嬢さん一体どうされましたかねェ?」
四天王「黙れ[漢字]春日暗[/漢字][ふりがな]かすがあん[/ふりがな]」
さすがは四天王。
金髪に染め上げた、春日暗というらしい中黄幹部を一言で黙らせる。
ユズ「さすがは四天王やな」
柚がニヤリと笑って、二人に攻撃を繰り出した。
ユズ「【透視眼】」
ピタリ、と二人の動きが止まった。
春日暗はめっちゃくちゃ慌てているが、四天王は涼しげな顔をしていた。
四天王「〈[漢字]蝕[/漢字][ふりがな]ショク[/ふりがな]〉」
四天王の口が動いた。
柚の能力で動かないようにされているはずなのに、どうして…!
と、四天王の背中からバリッと音を立てて四本の腕が突き出した。
筋肉がむき出しのその腕を大きく逸らしてから、柚に向かって凄まじい速度で腕を繰り出す。
ハイネ「豪華絢爛・絢爛/氷久嵐花魁!」
もしもの時に、と出しておいた、水色の羽織を何枚も重ねた花魁が、腕と柚の間に氷を生やす。
ガキン!と音を立てて氷にめり込んだ腕は、たちまち霜焼けになって崩れていった。
ぽたぽたと血を流しえぐれている自分の一本の腕を驚いたように見つめてから、四天王は笑った。
四天王「〈[漢字]撰[/漢字][ふりがな]セン[/ふりがな]〉」
筋肉でできていた三本の腕が、甲羅で覆われていく。
四天王「おっと、自己紹介をしていなかったねぇ」
2本の腕には、小さなアンティーク人形が握られた。
四天王「私は[漢字]寒矛離 湖汶[/漢字][ふりがな]カンムリ コモン[/ふりがな]という名前だよ」
人形の大きなガラス玉の瞳から、血の涙が垂れる。
人形「ア…アァァガァ」
四天王「さあ、楽しいゲームの始まりだ」
五本腕の[漢字]四天王[/漢字][ふりがな]カイブツ[/ふりがな]は、その顔に邪悪な笑みを浮かべた。
ラヴ「流石にその傷はやばいって!」
カコ「いや、大丈夫![大文字]大丈夫ですからぁ![/大文字]」
なぜ、ハイネとラヴがここまで必死になってカコを説得しているか、というと。
カコが、在最の命令をやり通すとか言い出したからだ。
ついに在最まで叫び出す。
リア「あああああ!カコお願いだから帰ってきて!ボクの護衛してよお!」
ハイネ「リア、引きずってでも連れてくからご安心を」
カコ「はいねー恨むぞー首領に言うぞーぉ」
ハイネ「いや、もう聞いてんだけど!?」
リア「ねぇねえカコ、お願いだからぁ!」
カコ「いーやーでーすー」
ラヴ「俺が捜索やるから!はやく戻れ!」
なんやかんやで、お持ち帰りになったカコであった。
[水平線]
ハイネ「ただいまー」
リア「カコ!大丈夫?」
カコ「…」
コトノ{むくれてますねー}
ハイネ「実況しなくていいから!?」
?『首領』
リア「ハイっ?」
ユズ『こちら、早駆』
リア「ああ、早駆。どした?」
ハイネ「見つけたのかー?」
ユズ『ハイネ!久しぶりやなぁ。…首領。見つけました』
柚の一言で、その場がピリッと張り詰めた。
在最は無意識のうちに銃に触れる。
ハイネが問いかけた。
ハイネ「柚。ランクはどれくらいじゃ?」
ユズ『えっと…わからん。とりあえず交戦してみるわぁ』
リア「分かった!任務命令。早駆、戦闘開始」
ユズ『行ってきまーす』
5分ほど経ち…
ユズ『早駆です!相手は二人いることが判明しました!』
リア「まじか!?」
ユズ『一人に気づかれ、現在追跡中です!おそらく、中黄レベルと…
[中央寄せ][明朝体]四天王レベルかと。[/明朝体][/中央寄せ]
とりあえず追跡を続けます!』
ハイネ「四天王レベルじゃと!?」
リア「まずいね…ハイネ行ける?」
ハイネ「柚、今どこにおるのじゃ?」
ユズ『本拠地から約24km、三宅島です!すぐには来れないかと』
リア「まじか!?」
ハイネ「それくらいの距離なら、琴乃が行けると思うのじゃ」
リア「まじか!?」
ハイネ「琴乃、いけるか?」
コトノ{さっきのでかなり拝練の体力使っちゃったから、ちょっと回復してからじゃないと無理かも?}
ハイネ「うわー」
リア「まじか!?」
ハイネ「さっきからまじか!?しか言ってない人が目の前におるのじゃ」
リア「言うなよーぉ…あ!ラヴ呼ばない?」
ハイネ「なぜに?」
リア「ラヴ、任務命令。大型ナイフ本拠地に飛ばしてー」
ラヴ『亡断弦・銀潔』
ラヴが小型連絡機器の前で能力を呟くと、ナイフが窓をぶち破って到着した。
リア「ラヴ、ありがとう!あとで窓弁償してねー」
ラヴ『… ブツッ』
ハイネ「切ったw」
リア「ハイネ、これに乗って!」
コトノ{なるほど。在最天才!}
ハイネの体が一人でに動き、大型ナイフの上に飛び乗る。
リアがラヴに命令を下した。
リア「ラヴ!任務命令。このナイフ、三宅島に飛ばして」
ラヴ「了解」
ナイフが動き、風が前から吹きつけて来た。
ハイネの足がびりびりと震えながら、自分の体をナイフに固定する。
コトノ{はい、到着}
ユズ「ハイネ!こっち!」
ユズが小声で叫ぶと同時に、ハイネの体が動く。
柚もちゃんと着いてきた。
ハイネ「そこまでじゃ、二人」
ハイネが凛と声をかけると、二人は驚いた表情で振り返った。
その顔が、すぐに笑みに変わる。
中黄幹部「やあやあ。これはこれは、お嬢さん一体どうされましたかねェ?」
四天王「黙れ[漢字]春日暗[/漢字][ふりがな]かすがあん[/ふりがな]」
さすがは四天王。
金髪に染め上げた、春日暗というらしい中黄幹部を一言で黙らせる。
ユズ「さすがは四天王やな」
柚がニヤリと笑って、二人に攻撃を繰り出した。
ユズ「【透視眼】」
ピタリ、と二人の動きが止まった。
春日暗はめっちゃくちゃ慌てているが、四天王は涼しげな顔をしていた。
四天王「〈[漢字]蝕[/漢字][ふりがな]ショク[/ふりがな]〉」
四天王の口が動いた。
柚の能力で動かないようにされているはずなのに、どうして…!
と、四天王の背中からバリッと音を立てて四本の腕が突き出した。
筋肉がむき出しのその腕を大きく逸らしてから、柚に向かって凄まじい速度で腕を繰り出す。
ハイネ「豪華絢爛・絢爛/氷久嵐花魁!」
もしもの時に、と出しておいた、水色の羽織を何枚も重ねた花魁が、腕と柚の間に氷を生やす。
ガキン!と音を立てて氷にめり込んだ腕は、たちまち霜焼けになって崩れていった。
ぽたぽたと血を流しえぐれている自分の一本の腕を驚いたように見つめてから、四天王は笑った。
四天王「〈[漢字]撰[/漢字][ふりがな]セン[/ふりがな]〉」
筋肉でできていた三本の腕が、甲羅で覆われていく。
四天王「おっと、自己紹介をしていなかったねぇ」
2本の腕には、小さなアンティーク人形が握られた。
四天王「私は[漢字]寒矛離 湖汶[/漢字][ふりがな]カンムリ コモン[/ふりがな]という名前だよ」
人形の大きなガラス玉の瞳から、血の涙が垂れる。
人形「ア…アァァガァ」
四天王「さあ、楽しいゲームの始まりだ」
五本腕の[漢字]四天王[/漢字][ふりがな]カイブツ[/ふりがな]は、その顔に邪悪な笑みを浮かべた。