《大型参加型》非公認組織 忍び×殺し屋 〜“鬼灯”〜
ユズ&ハイネ「陀姫…!」
ダンキ「生きてた…!」
ムツイ「んは〜、小娘、まだ生きてたんだ〜」
ヒメ「生きてるに、決まっているだろう」
陀姫はそう言いながらも鎖をしまい、自分の手にできた傷を撫でる。
かなりざっくりときれている…というか完全にハルバードの刃の形と一致する。
ハイネ「豪華絢爛・絢爛/血傑蘭花魁」
ユズ「【千里眼】!」
ラヴ「【亡断弦・銀潔】」
ダンキ「【爽快反響】」
ヒメ「【雲蛇羅亜池洲】」
コトノ{【身体強化】}
その場にいる全員が能力を使う。
全員が各々の武器を構え、無終に飛びかかった。
ムツイ「…んはっ」
その余裕のある笑みに、その場にいた鬼灯の者たちが驚きを見せた。
ラヴ「なんなんだよ、四天王…?」
ムツイ「【敗権限】」
無終が言葉を言って、その場で立ち止まる。
ハイネ(任務完了じゃな)
ダンキ(なんで止まってんだ?)「…うわっ!?」
談奇が驚いて声を上げる。
ぴたり、と足が地面に吸い付けられたのだ。
その姿勢はまるで、[漢字]無終の真似をしているようだ。[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・・・・・・[/ふりがな]
ユズ(何が起こったんや?)
ラヴ(また動けない………。…!!?)
無終が足を一歩踏み出すと同時に、全員が前に進んだ。
ムツイ「…[明朝体]んはっ[/明朝体]」
[中央寄せ][大文字]1、2、3。[/大文字][/中央寄せ]
無終が今度こそ、とハルバードを振りかざす。
全員が同じ動きをした。
全員を味方につけた無終の前には…陀姫と、柚。
ヒメ(まずい…二回目をくらったら確実にヤられる!)
そう。陀姫の手のひらの傷は、この能力によって出来たもの。
この六人…七人の中で一人だけ無終の恐ろしさを知っているのだ。
[中央寄せ][大文字]4、5。[/大文字][/中央寄せ]
ハルバードに狙われた柚が透視眼を無理やり発動し、無終の能力を一瞬だけ止めてその隙に逃げる。
次なる標的は…陀姫。
ラヴ(姫…!)
ダンキ(姫ちゃん…!)
ハイネ(姫!)
ユズ(【透視眼】…!)
ハイネ(豪華絢爛・絢爛/血傑蘭花魁!)
コトノ{【身体強化】}
三人が心の中で叫んだ。
柚の透視眼が無終に向かって飛んでいく。
ハイネが、琴乃の身体強化を使って花魁と共に飛び出した。
目指すは自分の能力と同時に先制攻撃だ。
[大文字][中央寄せ]6、7。[/中央寄せ][/大文字]
ムツイ「んは〜、邪魔。ていうかなんで動けてんの?」
ブンと音を立ててハルバードを振る無終。
鈍い光を放つ大きな斧に防がれて、柚の能力が見当違いの方に飛んで行った。
【透視眼】の行く先に、【敗権限】を何とか弾き飛ばした談奇が立ちはだかる。
ダンキ「【爽快反響】!」
談奇の能力でもう一度弾かれた柚の力が、完璧に陀姫に吸い込まれていった。
ヒメ「【雲蛇羅亜池洲】!」
ようやく動けるようになった陀姫が口と手を動かす。
バリバリ!と恐ろしい音が、無終の上だけに降り注いだ。
感電し、さらにハルバードも崩れ落ちるほどの暴力的な稲妻を持つ自然災害。
それと同時に、血傑蘭花魁の血の刃も襲いかかる。
ムツイ「[大文字]あ[/大文字]あ[小文字]あぁ[/小文字]…!!」
[大文字][中央寄せ]10…[/中央寄せ][/大文字]
ようやく動けるようになったラヴが無終に飛びかかった。
ラヴ「覚悟、四天王!」
ハイネ「ラヴ!?」
ハイネの焦った声を聞き、ボロボロになった四天王が口を歪めた。
ムツイ「…【点呼弦・ラヴ】」
ラヴ(!!!)
ユズ(何言ってんの、あいつ!?)
無終が両手を上に突き出す。
すると…[明朝体]ラヴが、空に舞い上がった。[/明朝体]
舞い上がったというか、弾き飛ばされた、というべきだろうか。
ラヴ「うあああああっ!?」
ダンキ「ラヴ!」
陀姫が慌てて手の鎖を飛ばすが、ラヴが飛ばされた方には届かない。
だんだんと空から速度を速めて落ちてくる白いウルフカットの青年。
これが、絶体絶命というものだろうか…。
コトノ{私が走っても間に合わないっ…!}
ハイネ「ラヴーっ!!危ない!」
その時。
?「あははっ」
無終の横から、見覚えがある10本のナイフが信じられない速度で飛んでいった。
そう…ラヴに1番近い、無終の横から。
風に乗って聞こえてきた声はあまりに場違いすぎて、六人は総立ちになる。
ガキン!と音を立てて、ラヴを10本のタガーナイフが確実に受け止める。
リア「うちの子達が、失礼しました〜」
そう。無終の横で慇懃にお辞儀をしたのは…[漢字]鬼灯の首領その人だった。[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・・・・[/ふりがな]
ラヴ「…!」
ユズ「首領やん!?」
ダンキ「いやいやいやいや、何でいるの!?」
ハイネ「来んなって言ったじゃろう!何してるんじゃリア!」
ヒメ「首領…!」
リア「あははぁ、気になってきちゃった☆」
ユズ&ラヴ「気になってきたの距離じゃなくね!?」
鬼灯たちが話し続ける間に、無終は棒立ちになっていた。
ムツイ(んは…首領…だって…!なんで…鬼灯の首領が、こんなところに!)
そこまで考えて、無終は首を振る。
ムツイ(いや…まず、ここに鬼灯の強い奴らが集結してるのがおかしいんだ…小娘、鬼灯に援軍要請したのか!)
無終が陀姫を悔しそうに睨む。
ムツイ(お前のせいで、僕はこんなことに…!お前だけでも、連れて行く!)
恐ろしい形相になった四天王は、陀姫を目掛けて地面を蹴った。
あっという間に横に来て、忍者服を着た彼女に手を伸ばす。
リア「…何してんの、お前?」
ハイネ「豪華絢爛・絢爛/血傑蘭花魁」
非情な二人に叩きのめされる無終。
ムツイ(なんで…なんで!)
在最がにっこりと微笑んで、四天王に手を伸ばす。
リア「【破壊狂】」
鬼灯の首領に破壊されるその瞬間まで、無終は考えていた。
ムツイ(この、小娘、だけ、でも、連れて、いく…)
鬼灯の皆『任務完了』
ダンキ「生きてた…!」
ムツイ「んは〜、小娘、まだ生きてたんだ〜」
ヒメ「生きてるに、決まっているだろう」
陀姫はそう言いながらも鎖をしまい、自分の手にできた傷を撫でる。
かなりざっくりときれている…というか完全にハルバードの刃の形と一致する。
ハイネ「豪華絢爛・絢爛/血傑蘭花魁」
ユズ「【千里眼】!」
ラヴ「【亡断弦・銀潔】」
ダンキ「【爽快反響】」
ヒメ「【雲蛇羅亜池洲】」
コトノ{【身体強化】}
その場にいる全員が能力を使う。
全員が各々の武器を構え、無終に飛びかかった。
ムツイ「…んはっ」
その余裕のある笑みに、その場にいた鬼灯の者たちが驚きを見せた。
ラヴ「なんなんだよ、四天王…?」
ムツイ「【敗権限】」
無終が言葉を言って、その場で立ち止まる。
ハイネ(任務完了じゃな)
ダンキ(なんで止まってんだ?)「…うわっ!?」
談奇が驚いて声を上げる。
ぴたり、と足が地面に吸い付けられたのだ。
その姿勢はまるで、[漢字]無終の真似をしているようだ。[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・・・・・・[/ふりがな]
ユズ(何が起こったんや?)
ラヴ(また動けない………。…!!?)
無終が足を一歩踏み出すと同時に、全員が前に進んだ。
ムツイ「…[明朝体]んはっ[/明朝体]」
[中央寄せ][大文字]1、2、3。[/大文字][/中央寄せ]
無終が今度こそ、とハルバードを振りかざす。
全員が同じ動きをした。
全員を味方につけた無終の前には…陀姫と、柚。
ヒメ(まずい…二回目をくらったら確実にヤられる!)
そう。陀姫の手のひらの傷は、この能力によって出来たもの。
この六人…七人の中で一人だけ無終の恐ろしさを知っているのだ。
[中央寄せ][大文字]4、5。[/大文字][/中央寄せ]
ハルバードに狙われた柚が透視眼を無理やり発動し、無終の能力を一瞬だけ止めてその隙に逃げる。
次なる標的は…陀姫。
ラヴ(姫…!)
ダンキ(姫ちゃん…!)
ハイネ(姫!)
ユズ(【透視眼】…!)
ハイネ(豪華絢爛・絢爛/血傑蘭花魁!)
コトノ{【身体強化】}
三人が心の中で叫んだ。
柚の透視眼が無終に向かって飛んでいく。
ハイネが、琴乃の身体強化を使って花魁と共に飛び出した。
目指すは自分の能力と同時に先制攻撃だ。
[大文字][中央寄せ]6、7。[/中央寄せ][/大文字]
ムツイ「んは〜、邪魔。ていうかなんで動けてんの?」
ブンと音を立ててハルバードを振る無終。
鈍い光を放つ大きな斧に防がれて、柚の能力が見当違いの方に飛んで行った。
【透視眼】の行く先に、【敗権限】を何とか弾き飛ばした談奇が立ちはだかる。
ダンキ「【爽快反響】!」
談奇の能力でもう一度弾かれた柚の力が、完璧に陀姫に吸い込まれていった。
ヒメ「【雲蛇羅亜池洲】!」
ようやく動けるようになった陀姫が口と手を動かす。
バリバリ!と恐ろしい音が、無終の上だけに降り注いだ。
感電し、さらにハルバードも崩れ落ちるほどの暴力的な稲妻を持つ自然災害。
それと同時に、血傑蘭花魁の血の刃も襲いかかる。
ムツイ「[大文字]あ[/大文字]あ[小文字]あぁ[/小文字]…!!」
[大文字][中央寄せ]10…[/中央寄せ][/大文字]
ようやく動けるようになったラヴが無終に飛びかかった。
ラヴ「覚悟、四天王!」
ハイネ「ラヴ!?」
ハイネの焦った声を聞き、ボロボロになった四天王が口を歪めた。
ムツイ「…【点呼弦・ラヴ】」
ラヴ(!!!)
ユズ(何言ってんの、あいつ!?)
無終が両手を上に突き出す。
すると…[明朝体]ラヴが、空に舞い上がった。[/明朝体]
舞い上がったというか、弾き飛ばされた、というべきだろうか。
ラヴ「うあああああっ!?」
ダンキ「ラヴ!」
陀姫が慌てて手の鎖を飛ばすが、ラヴが飛ばされた方には届かない。
だんだんと空から速度を速めて落ちてくる白いウルフカットの青年。
これが、絶体絶命というものだろうか…。
コトノ{私が走っても間に合わないっ…!}
ハイネ「ラヴーっ!!危ない!」
その時。
?「あははっ」
無終の横から、見覚えがある10本のナイフが信じられない速度で飛んでいった。
そう…ラヴに1番近い、無終の横から。
風に乗って聞こえてきた声はあまりに場違いすぎて、六人は総立ちになる。
ガキン!と音を立てて、ラヴを10本のタガーナイフが確実に受け止める。
リア「うちの子達が、失礼しました〜」
そう。無終の横で慇懃にお辞儀をしたのは…[漢字]鬼灯の首領その人だった。[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・・・・[/ふりがな]
ラヴ「…!」
ユズ「首領やん!?」
ダンキ「いやいやいやいや、何でいるの!?」
ハイネ「来んなって言ったじゃろう!何してるんじゃリア!」
ヒメ「首領…!」
リア「あははぁ、気になってきちゃった☆」
ユズ&ラヴ「気になってきたの距離じゃなくね!?」
鬼灯たちが話し続ける間に、無終は棒立ちになっていた。
ムツイ(んは…首領…だって…!なんで…鬼灯の首領が、こんなところに!)
そこまで考えて、無終は首を振る。
ムツイ(いや…まず、ここに鬼灯の強い奴らが集結してるのがおかしいんだ…小娘、鬼灯に援軍要請したのか!)
無終が陀姫を悔しそうに睨む。
ムツイ(お前のせいで、僕はこんなことに…!お前だけでも、連れて行く!)
恐ろしい形相になった四天王は、陀姫を目掛けて地面を蹴った。
あっという間に横に来て、忍者服を着た彼女に手を伸ばす。
リア「…何してんの、お前?」
ハイネ「豪華絢爛・絢爛/血傑蘭花魁」
非情な二人に叩きのめされる無終。
ムツイ(なんで…なんで!)
在最がにっこりと微笑んで、四天王に手を伸ばす。
リア「【破壊狂】」
鬼灯の首領に破壊されるその瞬間まで、無終は考えていた。
ムツイ(この、小娘、だけ、でも、連れて、いく…)
鬼灯の皆『任務完了』