『殺人鬼も鴉もどっちも殺すまでだ。』
通信機から舞白の声がする。
「だって。愛依、麻里音センパイ。」
がしゃ髑髏のせいで今この道は渋滞となっている。
後ろで援護していたマリネと愛依に言う。
「.........。あっ、あの、......ナグモ。」
「ん？なになに？センパイ。」
「マリネ、ナグモ避けて!!!!」
花火のような速度でこちらに向かって火の玉が飛んできた。
「目標を確認!!撃破します!!!」
なんだか可愛らしい女の子の声と
「あいつらだよな、俺の可愛いるるを狙撃しよって。生きて帰れると思いなや」
背の高い男が言った。
ナグモたちから２００メートル離れた倉庫の上から
姫宮　ゆうと
是岸　きらる
がナグモたちを狙った。
「きらる、あれ殺したら急いでるるの所に向かおう」
ポケットに片手を突っ込みながら言う。
「了解!!!!ゆうちゃん。」
其の瞬間勢いよくナグモたちに向かって接近してきた。
「て、敵っ！！」
愛依が麻里音のことを強く押して言う。
「舞白さんと合流してください。ここは私達後輩に任せてください。」
麻里音は二人を信じて走り出した。
「殺していいんだよね。」
「そう言ってましたよ!!!」
金属のぶつかる音がする。
きらるはナグモと
ゆうは愛依と
戦闘を開始した。



きらるVSナグモ
お互い近づいたり離れたりの近接戦を繰り広げている。
ナグモは拳銃
きらるは機関銃でお互い引けを取らない殺生を繰り広げている。
でも
「そんなボロい拳銃じゃきらるには勝てないよっ」
ナグモの拳銃はもう球切れを起こしていて活には絶望的な状況だったが
「アハハハッ。それはどうかな」
恐ろしく速い球がきらるの腕を貫いた。
「痛った〜い!!!。む〜〜〜。きらるそんな武器知らない!!」
さっきまで使っていたナグモの拳銃はライフルへと変化していた。
「ごめんね〜。さっきの拳銃のままじゃ君に勝てなかったからずるさせてもらったよ。「武器変化」いい忘れてたけど、能力はインパクトじゃない。使い方なんだよ。」
建物の柱の後ろで笑いながらナグモは言った。
「じゃあ、きらるも!!!」
きらるは機関銃を使うのはやめ、高くジャンプした。
そして体をそらし両手を上に掲げ
「「彼岸花」ぜ〜んぶ燃えちゃえ!!!!!」
大きな火炎の玉をきらるはナグモの方へ投げた
「盛り上がってきたね〜」
ナグモは不敵な笑みをこぼした