参加型! 圧倒的人手不足殺し屋 KAN
「なぁなぁ、鴉〜。これからどこに向かうん?」
車の移動中るるが手足をバタバタさせながら聞く。
「どこに向かうか分からない。それが人生」
『何を言ってんの?』
実際鴉が向かっているのは殺人鬼がとある街を牛耳ってるため、その殺人鬼を殺しに行くのであった。
「……..」
るるの顔が一気に青ざめる。
「なぁ、鴉その街って」
「あぁ、この地域の南区にある、花街だ。」
「…..っハハッ。奇遇やなぁ。絶対殺したる。」
「そうだね、絶対殺そう。ね。るる、在最」
「あたりまえ体操通り越して憲法。」
「何言ってんの」
こんな馬鹿だったっけ。
「おっ、二人とも花街に入ったよ。このあと高速降りて目的地まで移動する。その間狙われたらするかもしれないから気をつけてね。」
「なんで狙撃されるんすか?」
手を挙げて在最が聞く。
「同業者の匂いくらいすぐにわかる。車の運転の仕方。車が防弾性なこと。一般の人にはわからないけど殺し屋にはこの車の構造を見抜くことくらい一瞬だ。」
高速を降りて下道を走ってる時。
「二人とも伏せぇ‼︎‼︎」
パリィィィィイン‼︎‼︎
激しい銃撃音と共に窓ガラスは割れた。
車体に玉がぶつかってる音が聞こえる。
「…….もしかして、今狙ってきた奴がボクらの今回のターゲットなんすか?」
「いいや、違うで。あの殺人鬼は近接戦を殺し用法として使ってる。」
「二人とも飛ばすよ‼︎‼︎」
思いっきりアクセルを踏んで下道を爆速で駆け抜けていった。
さすが殺し屋の車だ。時速300キロは超えてる。
「うわぁぁぁぁ、まぁぁぉどに舌出すとゆれ、あべべべろべろべあべ」
「何してるん⁉︎やめぇ!!狙撃されんで。」
「いいや。もうあいつは追ってきてないよ。」
「え?なんでなん?」
「流石の俺もそこまで無策できたわけじゃない。後ろ見てみな。」
「後ろ?」
地面に肋骨から顔まである。
ガチャ髑髏がそこにいた。
「あれなんだ!?大仏か!?」
「違うし、あれは俺の能力ガシャ髑髏だよ。」
「がしゃどくろ?」
「あいつは俺と思考を共有しててね、さっきまで追ってきたスナイパーを殺すよう命令した。」
「なるほど。要するにあれね。あれ、ボクわかってる」
「成程役立つなぁ。ってかそれよりも今回の殺人鬼の目的地ついたんか?」
「あぁついたよ。でもこっから少し歩くくれぐれもバレないように。殺気を殺して。透明になるんだ。」
敵アジト。
「あのビル高そうやなぁ。」
鴉は殺人鬼のいるアジトの反対側にある廃墟ビルにいた。
るるは高所恐怖症なのかわからないけど鴉に抱きついている。
在最は探偵ごっこをしたいのかさっきから牛乳とあんぱんしか食べてない。
「…….ボク、カッケェ」
「そうだな、かっこいいなぁ。」
一斉に振り向く。それは聞き慣れた声でもない。アサシンやナイトメアのものでもない。
殺人鬼だ。
「髑髏‼︎‼︎肋骨‼︎‼︎」
素早く地面に手を当てて肋を召喚する。
その一瞬の隙を見計らって
一目散に逃げた。
一方その頃
「ぁーあ。逃げられちゃった。この骨結構邪魔だなあなぁ〜。」
さっきまでガシャ髑髏に殺されかけてたのにこの男は能天気にペラペラと話す。
「まぁいいや。まいしろさ〜ん。殺人鬼の方向に鴉たちが向かいました。どうする〜?」
通信機から聞き慣れた声が聞こえる。
『こちら舞白。絶好のチャンスだ。鴉も殺人鬼もどっちも殺すまでだ。』
車の移動中るるが手足をバタバタさせながら聞く。
「どこに向かうか分からない。それが人生」
『何を言ってんの?』
実際鴉が向かっているのは殺人鬼がとある街を牛耳ってるため、その殺人鬼を殺しに行くのであった。
「……..」
るるの顔が一気に青ざめる。
「なぁ、鴉その街って」
「あぁ、この地域の南区にある、花街だ。」
「…..っハハッ。奇遇やなぁ。絶対殺したる。」
「そうだね、絶対殺そう。ね。るる、在最」
「あたりまえ体操通り越して憲法。」
「何言ってんの」
こんな馬鹿だったっけ。
「おっ、二人とも花街に入ったよ。このあと高速降りて目的地まで移動する。その間狙われたらするかもしれないから気をつけてね。」
「なんで狙撃されるんすか?」
手を挙げて在最が聞く。
「同業者の匂いくらいすぐにわかる。車の運転の仕方。車が防弾性なこと。一般の人にはわからないけど殺し屋にはこの車の構造を見抜くことくらい一瞬だ。」
高速を降りて下道を走ってる時。
「二人とも伏せぇ‼︎‼︎」
パリィィィィイン‼︎‼︎
激しい銃撃音と共に窓ガラスは割れた。
車体に玉がぶつかってる音が聞こえる。
「…….もしかして、今狙ってきた奴がボクらの今回のターゲットなんすか?」
「いいや、違うで。あの殺人鬼は近接戦を殺し用法として使ってる。」
「二人とも飛ばすよ‼︎‼︎」
思いっきりアクセルを踏んで下道を爆速で駆け抜けていった。
さすが殺し屋の車だ。時速300キロは超えてる。
「うわぁぁぁぁ、まぁぁぉどに舌出すとゆれ、あべべべろべろべあべ」
「何してるん⁉︎やめぇ!!狙撃されんで。」
「いいや。もうあいつは追ってきてないよ。」
「え?なんでなん?」
「流石の俺もそこまで無策できたわけじゃない。後ろ見てみな。」
「後ろ?」
地面に肋骨から顔まである。
ガチャ髑髏がそこにいた。
「あれなんだ!?大仏か!?」
「違うし、あれは俺の能力ガシャ髑髏だよ。」
「がしゃどくろ?」
「あいつは俺と思考を共有しててね、さっきまで追ってきたスナイパーを殺すよう命令した。」
「なるほど。要するにあれね。あれ、ボクわかってる」
「成程役立つなぁ。ってかそれよりも今回の殺人鬼の目的地ついたんか?」
「あぁついたよ。でもこっから少し歩くくれぐれもバレないように。殺気を殺して。透明になるんだ。」
敵アジト。
「あのビル高そうやなぁ。」
鴉は殺人鬼のいるアジトの反対側にある廃墟ビルにいた。
るるは高所恐怖症なのかわからないけど鴉に抱きついている。
在最は探偵ごっこをしたいのかさっきから牛乳とあんぱんしか食べてない。
「…….ボク、カッケェ」
「そうだな、かっこいいなぁ。」
一斉に振り向く。それは聞き慣れた声でもない。アサシンやナイトメアのものでもない。
殺人鬼だ。
「髑髏‼︎‼︎肋骨‼︎‼︎」
素早く地面に手を当てて肋を召喚する。
その一瞬の隙を見計らって
一目散に逃げた。
一方その頃
「ぁーあ。逃げられちゃった。この骨結構邪魔だなあなぁ〜。」
さっきまでガシャ髑髏に殺されかけてたのにこの男は能天気にペラペラと話す。
「まぁいいや。まいしろさ〜ん。殺人鬼の方向に鴉たちが向かいました。どうする〜?」
通信機から聞き慣れた声が聞こえる。
『こちら舞白。絶好のチャンスだ。鴉も殺人鬼もどっちも殺すまでだ。』