圧倒的人手不足殺し屋 KAN
まずは、うちから話すわ。
そうしてるるが語り出した。
あんたの事を置いて、うちは月姫。陽の兄ちゃんと黄金楽座内部に戻ったんや。
「おい!テメェーらのリーダーに合わせろやァ!!陽を商品にするなんざどう言う了見だクソ野郎がよォ!!」
ブチギレながら、月姫とるるは走ってゆく
「知らへんよ、兎に角。鴉に全部言って!うちに言ったて何も知らへんわ」
ギャーギャー言いながら2人は走る。
そして、
「せや!!!!!」
「んだよ!!ウルセェーなぁ!!」
「思い出した!!」
「あ?」
「うちら、李白をぶっ殺すって言う任務できてたんのに!誰一人として、李白殺そうとせん!!」
確かにそうだ、「鴉」は李白を殺し楽座を終わらすために任務に来た。
殺すために。
李白を。
否。
本当にそうだろうか。
「わりーけど、李白なら俺らがとっくの昔に殺してるぜー?」
走りながら事実を月姫は伝えた。
「えっ?」
「やっぱな。メイリスさんも、鴉のリーダーも何か……」
そう言いかけた瞬間
「陽(の兄ちゃん)!!伏せぇ!!」
頭を地面に押さえつけられた
何をするんだと言おうとした時にはもう
光線銃が放たれていた
頭を無理矢理にでも下げていなかったら
死んでいた
光線銃を放ってくるのはただ一人。
8sの幹部
アルフィー•エバンスだった。
「あれー?避けた?やっぱ避けられるもんなんだコレ」
月姫達がいるのは一階エントランス
しかし、
放たれたのは
2階の
ロビーからだった。
そして月姫は違和感を持った。
(チッ、そこのロビーであの、鉄球やろーとあのレイジさん殺し合ってんじゃねーのかよ。
何処行きやがった。)
そして、月姫は何かに気がつく。
それは
仲間の
殺気。
「アルフィーつったか?テメェー。後ろ見えねぇのかよ」
「?」
そして、月姫が持っていたナイフをパッと手から離す。
「何して….」
るるが言いかけた瞬間
ナイフはものすごいスピードで、
アルフィーの胸を貫いた
「ッ!!!」
「えーっと。niceデスよ、月姫サン。」
目線の先には月姫が話したナイフを手に持っている
レーヴの一人
ウィルソン•オリバーがいた。
そして、怯む間も無く
その銃口はオリバーに向いたが
「ボッシュウってやつデスね」
手で銃を薙ぎ払う様に振ったが
銃に手が触れていない
それなのに
まるで同じ極同士が反発する様に
吹き飛んでいった。
「チッ、流石に….分が悪いか」
そして、血が抑えられず、
2階のロビーから倒れ落ちた。
(なんやアイツあっけないな)
「テメェ、くたばってんじゃねェよ!」
心臓を一突きされただけで死ぬ。
月姫は弱すぎるとしか思えなかったが
それは違う
もっと細かく言えば、
アルフィーの心臓に
ナイフは刺さらなかった。
しかし
アルフィーは倒れた
コレは
もう戦いたくないという
アルフィーの本心だった。
「はぁあ。もう、人を殺すのは…うんざり」
「は?」
違和感
アルフィーは
本心を言ってる。
「人を殺したくないだとォ?テメェ!!!」
「っ!!!」
アルフィーの左足を月姫が撃ち抜く。
「トリアえず。」
そして2階のロビーからオリバーが飛び降り
首元の横に刀を刺し
「月姫サン。とりあえず捕虜にしまショウ。」
「あぁ、なんだって話すさ」
違和感
「違和感……。」
「あァ?何が違和感なんだよ、テメェ。」
るるが思わず口にした。
「なんか、おかしい気ぃすんねん。」
「………….試しに、言ってみなよ」
アルフィーが言う。
そして緊張の最中
「……あんた。」
「どっちの味方や。」
確かにそのどうりだった。
捕虜になると言うことはKANの敵であり、アルフィーの味方である8sの情報を吐かなければならない。
そうなれば抵抗するはず
しかし、抵抗のそぶりも見せない
なんなら
KANに全てを開示しようとしている。
「味方ね……..。」
「アンタは本当にウチらの敵なんか?」
「ダスダル、ピース、それから俺は」
深呼吸して一間置き
「悪者の敵だよ。」
そう言った。
「てことは、テメーは味方って事でいいのかァ?」
「……まぁ、そう思ってもらっても構わない。」
「どうして?何故我々のミカタを?」
「もっと詳しく言えば、俺はメイリスさんの作る世界に魅せられた。初めはね。だから、俺は8Sに入った。丁度、メイリスさんも8sと手を組んでたらしいから。」
「………続けろ。」
新情報に動揺を隠しながら言う。
「けど。時間が経つにつれメイリスは壊れて行った。あの人は初め、優しさで溢れた世界を作ろうとした。けど今は….. 違う。」
「で?それがどうしたん。ウチらの味方んなる理由になってへんよ」
るるがしゃがみ込み、アルフィーの顔を覗き込む様にして言う。
「…..今のメイリスの作戦はな。KANをも巻き込む….いわば、一方的な殺戮、鏖殺をしようとしている。でもそんな時に現れたんだ」
「カフカ•アルバートが」
「カフカって、アナタのトコロのリーダーですよネ?」
るるに向けてオリバーが言う。
が
るるは続きを聴きたくてしょうがなかった。
嫌な予感がする。
「俺はカフカの意見に賛成した。それはダスダルもピースも。だから内密で、KANの人間を助ける様にした。KANの人間を守る事こそがカフカの求める世界と同じだから。」
「だからさっきの奴ら。メアちゃん、きらるちゃん。それから在最くんは生きてる。」
ペラペラ語るその言葉には一切、
嘘なんてついていなかった。
「ウソ….には思えまセンネ。」
「俺もドーカンだ。」
しかし、コレが嘘でないなら
るるの精神を壊すことになる。
「ダスダルも、私たちの味方やったんか」
「………いいんだ。ダスダルも夏祭君に対してやりすぎだったし。それに俺らは人殺しだ。」
「でもッ!!!」
「死なずに、幸せに生きていこうだなんて。そんな事叶うはずもない。」
「〜〜〜ッ!!!」
死んだ者は生き返りはしない。
だから、今死んだ者に対して悲しみを覚えた所でなんの意味もない。
「でもなんでウチらを助けようと…ッ!!」
「それは、大広間のカフカの所に行って。」
「?」
「そしたら真実が全てわかる。」
月姫が屈伸して走る準備をする。
「まぁ行くっきゃねェか。」
「じゃあワタクシはここでアルフィーを連行シマスね。」
手錠をアルフィーに付けオリバーは外で待機しているメイリス達に引き渡そうとした。
「るるちゃん。」
「なんや」
アルフィーが呼び止める。
「君らは優しい人間だ。だから」
「?」
「生きろ」
「……わかっとるわ。」
そして月姫、るるは
鴉。いや
カフカのいる元へと急いだ。
そうしてるるが語り出した。
あんたの事を置いて、うちは月姫。陽の兄ちゃんと黄金楽座内部に戻ったんや。
「おい!テメェーらのリーダーに合わせろやァ!!陽を商品にするなんざどう言う了見だクソ野郎がよォ!!」
ブチギレながら、月姫とるるは走ってゆく
「知らへんよ、兎に角。鴉に全部言って!うちに言ったて何も知らへんわ」
ギャーギャー言いながら2人は走る。
そして、
「せや!!!!!」
「んだよ!!ウルセェーなぁ!!」
「思い出した!!」
「あ?」
「うちら、李白をぶっ殺すって言う任務できてたんのに!誰一人として、李白殺そうとせん!!」
確かにそうだ、「鴉」は李白を殺し楽座を終わらすために任務に来た。
殺すために。
李白を。
否。
本当にそうだろうか。
「わりーけど、李白なら俺らがとっくの昔に殺してるぜー?」
走りながら事実を月姫は伝えた。
「えっ?」
「やっぱな。メイリスさんも、鴉のリーダーも何か……」
そう言いかけた瞬間
「陽(の兄ちゃん)!!伏せぇ!!」
頭を地面に押さえつけられた
何をするんだと言おうとした時にはもう
光線銃が放たれていた
頭を無理矢理にでも下げていなかったら
死んでいた
光線銃を放ってくるのはただ一人。
8sの幹部
アルフィー•エバンスだった。
「あれー?避けた?やっぱ避けられるもんなんだコレ」
月姫達がいるのは一階エントランス
しかし、
放たれたのは
2階の
ロビーからだった。
そして月姫は違和感を持った。
(チッ、そこのロビーであの、鉄球やろーとあのレイジさん殺し合ってんじゃねーのかよ。
何処行きやがった。)
そして、月姫は何かに気がつく。
それは
仲間の
殺気。
「アルフィーつったか?テメェー。後ろ見えねぇのかよ」
「?」
そして、月姫が持っていたナイフをパッと手から離す。
「何して….」
るるが言いかけた瞬間
ナイフはものすごいスピードで、
アルフィーの胸を貫いた
「ッ!!!」
「えーっと。niceデスよ、月姫サン。」
目線の先には月姫が話したナイフを手に持っている
レーヴの一人
ウィルソン•オリバーがいた。
そして、怯む間も無く
その銃口はオリバーに向いたが
「ボッシュウってやつデスね」
手で銃を薙ぎ払う様に振ったが
銃に手が触れていない
それなのに
まるで同じ極同士が反発する様に
吹き飛んでいった。
「チッ、流石に….分が悪いか」
そして、血が抑えられず、
2階のロビーから倒れ落ちた。
(なんやアイツあっけないな)
「テメェ、くたばってんじゃねェよ!」
心臓を一突きされただけで死ぬ。
月姫は弱すぎるとしか思えなかったが
それは違う
もっと細かく言えば、
アルフィーの心臓に
ナイフは刺さらなかった。
しかし
アルフィーは倒れた
コレは
もう戦いたくないという
アルフィーの本心だった。
「はぁあ。もう、人を殺すのは…うんざり」
「は?」
違和感
アルフィーは
本心を言ってる。
「人を殺したくないだとォ?テメェ!!!」
「っ!!!」
アルフィーの左足を月姫が撃ち抜く。
「トリアえず。」
そして2階のロビーからオリバーが飛び降り
首元の横に刀を刺し
「月姫サン。とりあえず捕虜にしまショウ。」
「あぁ、なんだって話すさ」
違和感
「違和感……。」
「あァ?何が違和感なんだよ、テメェ。」
るるが思わず口にした。
「なんか、おかしい気ぃすんねん。」
「………….試しに、言ってみなよ」
アルフィーが言う。
そして緊張の最中
「……あんた。」
「どっちの味方や。」
確かにそのどうりだった。
捕虜になると言うことはKANの敵であり、アルフィーの味方である8sの情報を吐かなければならない。
そうなれば抵抗するはず
しかし、抵抗のそぶりも見せない
なんなら
KANに全てを開示しようとしている。
「味方ね……..。」
「アンタは本当にウチらの敵なんか?」
「ダスダル、ピース、それから俺は」
深呼吸して一間置き
「悪者の敵だよ。」
そう言った。
「てことは、テメーは味方って事でいいのかァ?」
「……まぁ、そう思ってもらっても構わない。」
「どうして?何故我々のミカタを?」
「もっと詳しく言えば、俺はメイリスさんの作る世界に魅せられた。初めはね。だから、俺は8Sに入った。丁度、メイリスさんも8sと手を組んでたらしいから。」
「………続けろ。」
新情報に動揺を隠しながら言う。
「けど。時間が経つにつれメイリスは壊れて行った。あの人は初め、優しさで溢れた世界を作ろうとした。けど今は….. 違う。」
「で?それがどうしたん。ウチらの味方んなる理由になってへんよ」
るるがしゃがみ込み、アルフィーの顔を覗き込む様にして言う。
「…..今のメイリスの作戦はな。KANをも巻き込む….いわば、一方的な殺戮、鏖殺をしようとしている。でもそんな時に現れたんだ」
「カフカ•アルバートが」
「カフカって、アナタのトコロのリーダーですよネ?」
るるに向けてオリバーが言う。
が
るるは続きを聴きたくてしょうがなかった。
嫌な予感がする。
「俺はカフカの意見に賛成した。それはダスダルもピースも。だから内密で、KANの人間を助ける様にした。KANの人間を守る事こそがカフカの求める世界と同じだから。」
「だからさっきの奴ら。メアちゃん、きらるちゃん。それから在最くんは生きてる。」
ペラペラ語るその言葉には一切、
嘘なんてついていなかった。
「ウソ….には思えまセンネ。」
「俺もドーカンだ。」
しかし、コレが嘘でないなら
るるの精神を壊すことになる。
「ダスダルも、私たちの味方やったんか」
「………いいんだ。ダスダルも夏祭君に対してやりすぎだったし。それに俺らは人殺しだ。」
「でもッ!!!」
「死なずに、幸せに生きていこうだなんて。そんな事叶うはずもない。」
「〜〜〜ッ!!!」
死んだ者は生き返りはしない。
だから、今死んだ者に対して悲しみを覚えた所でなんの意味もない。
「でもなんでウチらを助けようと…ッ!!」
「それは、大広間のカフカの所に行って。」
「?」
「そしたら真実が全てわかる。」
月姫が屈伸して走る準備をする。
「まぁ行くっきゃねェか。」
「じゃあワタクシはここでアルフィーを連行シマスね。」
手錠をアルフィーに付けオリバーは外で待機しているメイリス達に引き渡そうとした。
「るるちゃん。」
「なんや」
アルフィーが呼び止める。
「君らは優しい人間だ。だから」
「?」
「生きろ」
「……わかっとるわ。」
そして月姫、るるは
鴉。いや
カフカのいる元へと急いだ。