- 閲覧前にご確認ください -

毎週土曜日更新!!
よろしくね!!!!!!!!!!

文字サイズ変更

圧倒的人手不足殺し屋 KAN

#43

動き出す


「陽、もう戦闘が始まっていますが、まだ鴉からの指示は何もないのですか?」
史紅は、もう完全に戦闘準備を終えてる。
「私も元気いっぱいなのに、鴉が何にも言ってくれなーい!」
「俺ら……忘れられてんのか」
朱肉が手首についた鎖を眺めながら言う。
その鎖はいつでも壊せるが、
指示が来るまで大人しくしていた。
「それはないと思いますよ。鴉さんは、俺らの事を大事に思う人間ですから」
楓が言う。
髪の毛を縛り直し、戦闘する準備をしていた。
そんなやる気に満ちた鴉のメンバー達に、
ケシャは言った。

「なぁお前ら。鴉の事どう思ってる」
トーンを低くして、首を曲げ、睨むように見つめながら話した。
「どう思ってるって、言われてもですよ」
史紅がため息をつく。
「ただの我々のリーダー。それ以外何があるんですか」
「……あるさ」
「何々!?」
月乃が食い気味に言う。
「………悪い事は言わない。お前ら」

「早く、アサシンについた方がいいぞ」

「何を言ってるのかわからない!陽おねぇちゃん、どう言う事?」
首を傾げ、陽に聞いた。
「陽に聞いてもわからんじゃろ。だってコヤツはアホじゃからのぅ」
ローズが口を挟む。
「俺にはわかりますよ」
楓が言う。

「ここだから言える。KANははっきり言っておかしい」
「何々ー!?どう言う事ー!?」
「へぇ。続けろ」
ケシャがニヤリと笑う。

「なぜ、ナイトメア、鴉、アサシンは互いに潰しあっているんだ」
「確かに……考えたこともなかった」
朱肉が言う。
確かにその通りだった。
なぜ互いに殺し合いをさせているのか
「その答えを知りたいか?」
「知りたいと言ったら?」
史紅が聞く。
その目はもう完全に
仕事モードに入った。
「おい、リヒト、まずお前のボスの事から説明してやれ」
「なんでですかい、はぁ。これだからレーヴと手を組みたくなかったんだ。」
「は?レーヴ?手を組む何を言ってるんだ?」
朱肉が頭の中で考えていた事を全部言った。
どう言う事か全くわからなかった。
「いいか、テメーら、リヒトの話耳の穴かっぽじってよく聞けよ」
リヒトの肩をバシッと叩き。全員の期待を上げた。

「はぁ、あれは二年前の話でさぁ」




るるVSダズダル

15秒間の勝負。
「お嬢ちゃん!何怒ってんの!?」
「うるせぇ!黙れや!」
14秒
ハイドラシアは、ダズダル目掛けて咲くが、
大きく口を開け
「これ、案外うめーじゃん」
(食われた!?でも、食ったところで!)
「こう使うのか!?」
あたり一面に赤色のハイドラシアが咲く。
るるのは青、ダズダルのは赤色と別れた。
13秒
ダズダルのハイドラシアの攻撃を避ける
「あんたは知らんやろ!」
ハイドラシアは、なぁ!
そして、手榴弾のピンを抜き。
赤色のハイドラシアに投げつける
「熱に弱いんや!!」

12秒

そして、赤も、青も、両方のハイドラシアが枯れ
あたりは煙だらけ、
両者の姿は見えていなかったが、
るるだけは
覚醒していた。
捉えた獲物は絶対逃さない、
そして、煙の中
野生の勘だけで、
(ここっ!)
頸動脈を切るために
ナイフを
首目掛けて
突く
「馬鹿だね!!お嬢ちゃん!」
(後ろ!)
後ろからのハイドラシアの攻撃き気づかなかった
そして。
「ーーーっ!!」
毒をモロに喰らってしまう。
11秒
るるは敵の目の前で、膝をついて、
倒れてしまった。
「皮肉だねお嬢ちゃん、自分の毒に殺されるだなんて。」
「ッ!!!」
頭がぐるぐるする。
手が痺れる、
血が止まらない、
「今、楽にしてやるからさ」

10秒

大剣を上にやり、
トドメを刺そうとした。
そして、感情に浸り
ダズダルは目を瞑った。
それが

敗因となった。

目を開けると
目の前に、るるがいた。
近くとかそう言う距離じゃない、
口に違和感を感じる、
何か液体が流れ込んでくる感覚がする。
思考を巡らせ、0.8秒かかり、
ようやく悟った。
自分は今、
キスをされているのだと。
そして、
口と口が離れる、
「あんたも道連れや」
デジャブだ。
夏祭も同じような言葉を発していた。
「何をした!」
「うちの体内に毒あんねや、つまり、うちの血に毒含まれとるに決まってるやろ」
「!!」
イカれてる、
その言葉しか出てこなかった、
9秒
「でも、どうせあんたも死ぬんだよ!!」
毒が周り、体験を握る余裕も無くなった今。
お互い、
拳銃と、
短刀での殺生が始まった。
お互い、お互いの攻撃を裁く。
相手に隙は生まれない。
8秒
ダズダルの頭に違和感が走る
両者、毒が強まる
7秒
ダズダルが黄金楽座の入り口付近から
公道に止まっている、
車の中へと、蹴りで吹き飛ばした。
最後の力を振り絞って
6秒
るるの目に、最後の希望が見える。
ダズダルは、るるのいる車を上から潰そうと、
大剣を使ってきた、
そして、るるは、後ろに飛び、
距離を取る。
5秒
夏祭が救急隊に蘇生させられているが、
ダズダルとの殺し合いが、近づき、
全員一斉に逃げ出した
「蘇生は!止めろ!早く逃げろ!」
「ママ!ママ!!どこぉぉぉ、うわぁぁぁぁぁあん!」
「逃げてください!!みなさん早く!!」
「誰か!子供を見なかった!!娘なの!!」 
「瓦礫の下に!夫が!!!誰か!!!」
「死にたくない!!!」「あぁぁぁぁあ!!」「早くしろよ!!」「早く!!」「早く!!死にたくないよ!」

人の咆哮がるるの心に突き刺さる。
(ごめん。ほんまになぁ)
自分の過去と重ね合わせてしまった。

「「イオリ!早く起きないと!死ぬ!!」」
「「私はもうだめや!早く逃げて!るる!!!」」


しかし、運悪く、
るるの頭を狙った銃弾。つまり流れ弾に当たり、
逃げ出した人の中の大半は死んだ
4秒
るるの毒が濃かったのか、頭がぐらつき、
立てなくなった。
そして、ダズダルが頭をナイフで刺す

違和感

3秒
そして、ナイフが刺さった。
「ケホッ,……….」
血を吐く。
そして目から生気が失われてた。


「ありがとう」

生きててくれて

「夏祭」

「行ったれ……….るる。」
「うん!!」

2秒
ダズダルの心臓に突き刺さった、ナイフは夏祭が投げたものだった。
そして、
最後の力を振り絞り

1秒

首を跳ね飛ばした。


(これで終わった。)
ひと段落ついた。
そう思った瞬間。
全身に毒が更に早く回る。
もうだめだ。
「るるっ、」
立つことすらままならない夏祭が、るるの方へと足を引きずり、そして、近くでまた力尽き。
倒れる。
心音が少なくなる。

ダズダルから一般人を守った良い人。
そう思うかもしれないが。

そんなものは夢物語。
結局殺しに善悪などない。

警察は、何台もパトカーを呼び。
拳銃を構える。
夏祭は目を開け、人々の目を見た
「ッ!」

誰がこんな事を望んだんだろうか。

人々の視線は人に向けるものじゃなかった。
もう、うちらは人間じゃないんだ。
そう悟った。

心がモヤモヤする。

るるの息が小さくなる。
心音も弱くなる。

警察は、拳銃をこちらに向け。
市民は殺せと叫んでいる。
(はっ、こんなしょーもない死に方なんやら。初めから)


(殺し屋なんて、せんかったなぁ)

そして目を瞑る。

「おい、ガキ共、」
目の前に人が立つ。
公道で倒れていたはずなのに。
いつのまにか。
黄金楽座の屋上にいた。
「あ……..んた。….れ….」
「そんなことよりもよー。」
そして、るるの体が燃える。
「!?」
「ケホッ、ケホッ。」
驚くことに、るるの体から。
ハイドラシアの毒が消えた。
熱。
そうだ、ハイドラシアは熱に弱い。

心音が元に戻る。
呼吸も正常に戻った。
「あとは頼んだー!」
誰にだ。と狭くなっていく視界の中。夏祭は、思った。
「メイリス」
「わかってるよ。姫」
「姫じゃねぇってんだろ、メイリスさんよォ」
「(๑・̑◡・̑๑)」 
メイリスは、子供を扱うような、顔をした。
「あっそうだガキ共」
夏祭に向かって話しかけた。


「陽はどこにいる」


[太字]To Be continu[/太字]

作者メッセージ

毎週土曜日投稿になりまーす!
よろしくお願いします!!

あと、4600まで閲覧数が急激に増えたのですが。
そんなことある!?
あの、前投稿した時、4300くらいだったのに。
ちょっと不思議っすわ。
あの、すごい嬉しいんですけど。誰なのか気になってしまって。
あの、毎日見てる人ちょっとコメント欄で教えてくれません?
よろしくお願いします。

2025/04/12 11:34

チョキチョキ ID:≫ 9sHNOYxSDtLyU
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 43

コメント
[366]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL