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圧倒的人手不足殺し屋 KAN

#40

15億

「俺の名はアルフィー•エバンス。8S第六席。よろしくね。」
目の前の男は夏祭、メアに向かって自己紹介をした。
「あっそ。てか、第六席ってなんなん?」  
相手からは殺気も何も感じられなかった。
恐らく、攻撃をする気が今はないんだろう。
「あぁ、俺ら、8Sは白鉄を始めとした幹部が8人いてね。それらの幹部には席が与えられる。」
「夏祭様、こんな悠長に話しててよろしいのでしょうか。」
こそっと、夏祭りにメアは耳打ちした。
「ええやろ。多分」
「因みに、第一はリドル。二はマオ。三は鰲海。四は鷹宮。五はヴァイラ。六は俺。七はキース。八はダスダル」
「へぇ。」
夏祭りがいつのまにか、アルフィーの後頭部に銃口を押し付けていた。
瞬間移動の能力でアルフィーが瞬きをした一瞬の隙に背後に回ったのだ。
「後ろ振り返るな。」  
「うわぁ、やられたぁ〜」
なんてヘラヘラしながらアルフィーは言った。
こいつ、状況わかってんのか?
そう驚きつつも、表情には出さずに、夏祭は続けた。
「今回の計画、一から100まで全部吐け、」
「やだって言ったらどうなる?」
「もちろん。殺す。」
「それは困った。」
急かす様に夏祭が更に強く銃口を押し付けた。
「今回の目的はただ一つ。」

ケシャの殺害と俺ら8Sの切り札の回収だ。

ようやくアルフィーは口を開いた。
やはり、鴉の予想は的中した。
「ケシャは俺らの所には絶対来てくれないし、来たとしても全滅させられるだけでしょ。」
ケシャ・ブライアン。
彼女は最恐だった。
そんな彼女を誰もが欲しがった
しかし、彼女は自由人だった。
例えばA社に買収されたとしよう。
しかし、彼女は本当はB社に買収されたかった。
そうなったら。
ケシャはA社を壊滅させる。
そして、B社に乗り込むだけだ。
それくらい、脳筋で最恐だった。
「君のターンは終わり」
「あ?」
更に銃口を強く押し付けようとした時。
銃口が、4等分になり。
ブロックの様に崩れ落ちた。
「は?」
力を前方にかけてしまった夏祭は
バランスを失いそのままアルフィーの左足方向に倒れてしまった。
そして、素早く仰向けになった瞬間。
「次は俺のターン、」
「クソッ」
眼球スレスレにナイフが突き立てられていた。
「夏祭様!」
駆け寄ってくるメアに対して、
右手で待てとハンドサインを出す。
「何や、何が聞きたいん?」
冷静。
ポーカーフェイス。
何の動揺も出さずにアルフィーに聞いた。
「….。お前らはさぁ。何の為に」

人を殺してんの

「は?」
「なんで。お前たち、KANが正しいと思ってんの?」
突然そう言われた。
いや、突然すぎて流石の夏祭も困惑、驚きの表情を隠せなかった。
なんで?
なんで人を殺しているかって?
そんなん
「…知るわけ….ないやん。」
その通り。
大概の殺し屋は
元々が殺し屋の家系だったり、復讐だったり。
スパイだったり。
何か壮大な理由があって。


仕方なく人を殺してきた。


「へぇ。あっそ。」
先程まで奇妙に光輝いていた目は輝きを失い。
目の前の敵に殺意を向けた。
そして、動き出す僅かな筋肉の動きをとらえた瞬間。
「!?」
目に近づけてあったハズのナイフが粉砕されていた。
「チッ!」
アルフィーが一瞬動揺した。
隙を見逃さず
右足を首にかけ、
両手で体を支えて、
ブレイキングダンスのような体制をとった。
そして、
首にかけてた足に
力を入れ
地面に叩きつける。
形勢逆転。
今度は、夏祭が上手になった。
そして、一切の躊躇なく。
眼球をナイフで
刺そうとした。瞬間。
「夏祭!!伏せぇ!!!」
開けていた扉の先から
在最の声がした。
反射的に
命令通り夏祭は伏せた。
が、メアは0.1秒ほど行動が遅れた。
その、
コンマ一にも満たない合間に
丁度、在最の心臓あたり。
約、高さ140cm
そのラインに沿って、
空間が斬られた。
もちろん、笹丸の様に綺麗ではなかった。
まるで、
その攻撃が意思を持っているかの様に。
(なんや!刀!?大剣!?いや、ちゃうあの軌道は完全に、)
その軌道はまさに。
生き物のような。
気持ちの悪い痕跡だった。
「アタシの大剣いいだろ、コレ」
「おい!メア!大丈夫か」
「いえ、ご心配なさらず。」
頭から大出血までとはいかないが、
血が流れていた。
タコの触覚のような物。
目玉。
など気持ち悪物を兼ね揃えた物が全て。
あの大剣に纏わりついていた。
「アルフィー。何寝てんだ。ぶっ飛ばすわよ?」
「あぁ、ごめんごめん、ダズタル」
「ダズ姐でいい。と言うか、クリスタルは?ピースは?リドルは?鰲海は?連絡つかないけど。無事なんだろうね。」
「うん、鰲海とリドルが居るから多分無事。」
(鰲海と、リドルって、確か席を与えられてた。それにダズダルって。)
メアを支えて立ち上がりながら夏祭はそう思った。
「メアおねぇちゃん、夏祭ちゃん!早く倒して!鴉ちゃんの所に戻ろう!」
「せやな。」
「アタシたちに勝てるとでも思ってんのかね。」
そうしてダズタルは全員を睨みつけ。
ふふっと
口角をあげて笑った。
僅かな電球に照らされたダスダルの赤い
口紅が
異様に光っていた。



競班。
「やぁ。諸君。黄金楽座へようこそ。」
漣李白。
利益のためならどんな犠牲も厭わない。
冷徹かつ、合理的主義者。
「それではまず初めに。」
指をパチンと鳴らすと。
巨大なスクリーンに映像が映し出された。
そこには。
片手に大量の血がついていて。
目の前には崩された建物と。
同じ格好をした死体と。
今のKANの仕事の衣装に近い服をきた。
少年の死体があった。
そして、黒髪でタバコ咥え、誰かを背負っていた彼女は
カメラを見た途端。
デコピンの容量で画面を破壊した。
そこで映像は途切れた。
「これはケシャ•ブライアンがかの有名なKAN反逆事件の時、彼女が任務を終わらせた。映像だ。」
そして。その映像をへぇ〜と見つめながら
るるは隣の鴉に聞く。
「あの、KANの反逆事件って結局何が原因やったん?」
「…………..」
「鴉?」
「あっ、いや。何でも。あれは、ボスによると。とある殺し屋がKANの殺人方針に納得できないって言って始まった事件だよ。」
「へぇ。」
「おい、るる。そんな、鴉に聞かなくたって、お兄ちゃんに聞けばええやろ。」
「だって、お兄ちゃんくわしくなさそうやったから。」
「…..!!(´・ω・`)」
ユウがしゅんとしてしまった。
「リーダー…….うるさくて….聞こえないです。」
「あぁごめんよ」
そして、また視線を李白の方へ戻す。

「さぁ、ケシャ•ブライアン。スタートは」

「一千万からだ。」
李白がまた指を鳴らすと。
何かリミッターが外れたかのように。
「2000万!!」「2500万!!」「5000万!」「3000万!」「8000万!」「9000万!!」「5900万!」「一億!!」「2億!!」
と殺し屋共が騒ぎだす。
もはや誰が誰の声だかわかっていない。
「うわぁ!鴉ウチらも言わなあかんやつやん!えっ!?9億!?鴉!どないすん!」
「あっはははっ。耳の悪い私でさえ、何を言っているか聞き取れるレベルだな」
「カリナスさん……..笑ってる場合じゃない」
そんな混沌の中。
ただ一人。

「15億」

高額な入札額が会場に鳴り響いた。
時が止まった感覚がした。
全員がその声の方向へと顔を向けて静止した。
「ほう。そんなに彼女が欲しいんだね。ならば15億以上の者は?」
地震が終わった後のように。
混沌は一気に、沈着へと変わった、
「誰もいないなら。そこの。君!落札おめでとう。黄金楽座が終わりしだい、受付でこれを交換してくることだな。」
またしても指を鳴らす。
そして、15億落札 と書かれた紙がフヨフヨと鴉の方向へと近づいてくる。
それも見せしめのように。
スポットライトに照らされながら
「落札おめで……と。」 
落札証明書が鴉の元に届いた。
その時。
「ありがとうございます」
鴉が何かをもう一度証明するかのように
言った。
そして、李白は言葉を失った。
「……..いやぁ驚いたよ。まぁ君はアレで終わる男じゃないしな。」
そして気を取り直して。
黄金楽座を進めた。



その頃。
「あー?んだとレイジさんよォ。あぁ?」
猫の着ぐるみを掴んでブチギレているが身長差的に、胸ぐらを掴んでブチギレていると言うよりかは、胸ぐらにしがみついているような感じで、ぶら下がっていた。
「「だからアレは姫の仕業だと….」」
「誰が姫だ!あぁ!?」
「「姫って、メイリスの事ですよ。」」
「まぁまぁ、モチツイテください。」
「落ち着いてな!!馬鹿かオリバーテメェよォ!」
「あっしらは、……ケシャの保護と鴉のリーダー……鴉の殺害がメイン。…でござるよね。」
「ソウデスネ。まぁ、ガンバりましょう。」
そして、彼らは黄金楽座に足を踏み入れた。


またまた、その頃。
「ねぇ!鰲海さん!」
「ん?なんすか?」
「あの、今日は、鴉が来てるって本当!?」
「そうみたいっすね。」
黄金楽座内、2階。
受付のロビー。
鰲海は二人掛けのソファーに座り
その隣には目を隠して、白髪の女の子が、
そして、地面には、寝ている赤髪の男がいた。
「で、クリスタル、リドル。誰が、どれをやるんすか?」
「私は!在最と!るるを!絶対殺す!」
豪快に顔を近づけて女の子は言った。
「おっけーっすよ、ピース。」
「やったぁ!」
「私は、誰でも構いません。」
「….もっと、クリスタルは積極的になればいいのに」
意欲の低い、クリスタルを鰲海はあまり好まないような口調で言った。
「なら、リドルは?誰、殺したいんすか?」
「んぁー?俺?」
「そうっすよ。」
「俺ぁ、鴉んとこ行ってくるぁ。」
何とも気だるそうにリドルは話した。
「鰲海。アレはどういたしましょう。」
「あれ?」
クリスタルが扉の閉ざしてあるエレベーターを指さす。
「いいっすよ。俺とクリスタル二人でやるから、リドル、ピースお先、どうぞっす。」
「ありがとうございます!ほら!リドルさん!行きますよ!」
およそ11歳の少女、ピースは19歳くらいの少年、リドルを連れて、反対側のエレベーターに乗り。
黄金楽座会場へと降りていった。
「さぁてと。クリスタル、自由に動いていいっすからね。」
「ではお言葉に甘えて。」
そして、エレベーターの扉が開く。
「やっぱ、レイジの言う通りだなぁー!」
「「だから言ったでしょう。」」
猫の着ぐるみを着たレイジと月姫が
鰲海とクリスタルと対峙した。




作者メッセージ

次回!
鰲海&クリスタルVS姫月&レイジ
李白ぶっ殺し隊VSダスダル&アルフィー!

あと、お助け掲示板になんかスレ立てておきました。
よろしければ気軽にどうぞ。

2025/03/12 15:45

チョキチョキ ID:≫ 9d3Tx6M8UnIkU
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