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圧倒的人手不足殺し屋 KAN

#36

スーツって意外と似合う人多いよね



2ヶ月前。
藤ノ宮鴉の誕生日の次の日。



鴉のアジトにて。
「………リーダー。今度の依頼……..なんだか大変そう。だよ。………」
烏丸莉魅が依頼書を鴉に差し出しながら言った。
今回の鴉の任務はこうだ。

120年以上も続いている世界最大級の闇オークション

「黄金楽座」の壊滅任務。

「黄金楽座」
そこでは人が人を売り人が人を買うと言う人身売買が行われている。
売られる人のほとんどが
軽い犯罪人であり
買う人のほとんどが
裏世界で呼吸をしている者達だった。
つまり、殺し屋の部員集めだ。
商品は非能力者が殆どだが
3年に一度の単位で
能力者が出品される。
それを目玉商品と彼らは呼ぶ。

だが、KANや8sなど強い殺し屋はこんな場所で購入せずに自然と殺し屋になってしまう。


そう言った仕組みの場所だ。



「まぁ、そのために今情報収集のために何人か派遣してるしね。それにしても3日経ってもまだ対した情報は送られてこない。本当に何があったんだ。」
鴉がメールを開く。
メールの一番上は。

◯「鴉」(15)        1/1
年明けたらカブトムシ取り行く
◯陽          2024 12/30
プッチン出来なかった(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
◯笹丸        2024 12/30
俺は死なねぇよ。敵の心配すんなカス



で止まっている。
今情報収集にあたっているメンバーは。

月乃
史紅

朱肉

が黄金楽座市に商品として潜入している。
潜入開始をしたのがちょうど花の街でジョーカーと戦っていたあたりだ。
「ウチはあんたのタクシーちゃうんやって、何回言うたら分かるん......?」
「いいのーっ!しぐれちゃんがいないからっ!つべこべいわずにっ!しゅっぱーつ!」
きらるが可愛いお団子の髪型を上下に揺らしながら夏祭を急かす。
「はいはい、で?どこに行きたいん?」
「んーっ。れっふぇる塔!」
「エッフェル塔な。そんで、ここ日本やし、行けへんやろ。」
「いいからーっ!」
夏祭が四つん這いになって背中にきらるを乗せてる。
はぁと夏祭がため息をつき。
「鴉ー。ちょっとウチら散歩行ってくるわ。ほな。後はよろしくな。んじゃ、しっかり掴まれよ。【メルクリウス】」
本当にエッフェル塔に行ってしまった。
「ちゃんと帰ってくるんだぞー」
黄金楽座の過去の資料に目を通しながら棒読みで鴉は言った。
「ご主人様。……この。怪しい空白はなんですか。」
「ん?何?」
メアが指を指す。
「2年前の記録ですが…….。ここだけ。商品情報が一歳載っておりません。」
メアが指を刺した場所は。
2年前の黄金楽座の商品買取客名簿一覧だった。
去年や、三年前はきちんと誰が誰をいくらで買ったかの情報が載っているはずなのに。

2023/324
目玉商品落札者

商品  䑓菜
落札客 ダスダル様。

商品  クリスタ
落札客 アルフィー•エバンス

     更に続きを閲覧する


2022/3/24
商品  この情報は閲覧できません。
落札客  この情報は閲覧できません。



この2年前の情報だけが閲覧でき無くなっていた。
「………………。」
睨むように鴉が空白の情報を見つめる。
何かを思い出すように。
じっと。見続けた。
「ご主人様それよりもです。なんだか不思議な感覚になりませんか?こちら。」
メアがタブを切り替え新しい情報を見せてくる。

2015/3/24
第121回黄金楽座市

目玉商品
No.8ケシャ•ブライアン
No.15 ローゼ•リヒト
No.56 火ノ川 陽
No.35 柴灯 月乃
No.37 柴灯 史紅
No.36 宇都宮 楓
No.16 生階 朱肉


「ははっ。確かにおかしいね」
鴉は微笑する。
「るるーーっっ!!!悪かった!!俺がわるかったぁぃぁぁあ!!」
「………。」
何やら下の階から叫び声が聞こえる。
おそらくだが。
ユウが間違えてるるが(鴉が)楽しみにしていたるるこ(鴉の)3年待ちのケーキを、食べてしまったのだろう。
鴉のだが。
「…..新しいの買ってきてくれる?」
「買う!いくらでも買ったるから許してや!!るるーーっ!!」
「それやったら。許してあげる!」
よかった姫宮兄弟の仲は壊れずに済んだ。
まぁ鴉のケーキだが。
「そんなことよりも。早く陽達の安否を確認したいな。」
下の階の兄弟達を気にすることなく鴉はメアと莉魅と黄金楽座の情報収集にあたった。
「…..。ねぇ。自分もう…疲れた…….寝る……。カリナスさん。後は…….よろしく。」
「ん?何か言ったか?すまん。耳が遠いからなあまり聞こえないのだよ。」
「見てわかって…….」
莉魅は眠たい目を擦りながらトボトボと自室へと戻っていった。
「無愛想な者だな。どれどれ。鴉どこまで情報は集まっているんだ?」
カリナスが鴉の座っている椅子の背もたれに手を乗せる。
「全然。やっぱ内部から侵入しないと情報は集まらないね。」
顔をほぼ直角に上に曲げてカリナスと目を合わす。
「ご主人様。如何いたしましょうか。」
「とりあえず開催の日まで待つしかない。」
鴉は机に顔を押し付けて大きなため息をつく。
「ならば。開催までに準備しておかなければ」
上からカリナスが言った。
「準備…でございますか。具体的には?」
「スーツや、お金。それから非能力者の部下を。」
確かにそうだ。
もし黄金楽座のオーナー。
漣 李白が頭の優れる者あった場合
すぐにKANの人間だとバレてしまう。
しかし、
非能力者を多く引き連れ
各チームに数人ずつ能力持ちを加えれば
「能力者集団の殺し屋。鴉」
から
「能力者が数人いるだけの雑魚殺し屋」
と。相手の認識を少しでも変えられる可能性があった。
つまり、鴉だとバレる確率は低くなる。
「しかし、カリナス様。今から人員を集めるのは不可能に近いかと」
「いや。いる。いっぱい。非能力者」
ばっ。
と勢いよく起き上がる。
そして、カリナスの顎に鴉の頭が直撃する。
「ご主人様。私。そのような人員をここにきて見たことがないのですが?」
「まぁそりゃそうだ。だってかのアジトは能力者か能力者同等の実力を持つ非能力者しか住めないからな。」

KANのアジトは能力者とそれと同等の実力を持つ人間しか入れなかった。弱いものは死んでもそこまで戦力に影響は及ばないが。
能力者が死ぬとなると戦力に大きな影響が及んでしまう。そのため、万が一の為に能力者は死なせないように強いもの同士で固まる必要があった。

「あっ、もしもし〜?俺だよ俺」
「ご主人様それはオレオレ詐欺です。」
間髪入れずメアが優雅に紅茶を飲みながらツッコミを入れる。
「久しぶりだねぇ大登。柳。早速なんだけどさぁ。…..〜〜。〜!〜」
鴉が今までの経緯を全て含めて話している。
理解が早かったのか数分で通話が終了した。
人員は集めたよ!とgoodマークをこちらに向けてきた。
「ただいまぁ〜。いや〜エッフェル塔高すぎやろ。足震えとったわ」
「違う!!きらるはしたから見たかったのに!なんで一番てっぺんに飛ぶの!死ぬかと思った!!!」
きらるが夏祭の頭をぽこぽこ叩いている。
「いてっ。痛いって。きらる悪かった。ウチが悪かった。許して」
「あっ。夏〜!」
るるが自室からみんなのいるリビングへと来た。
そして。開口一番。
「ケーキ買ってきてくれたんやろなぁ」
目をキラキラさせながら夏祭に聞く。
「いや。買ぉてへんけど」
「…..裏切りモンがおる。鴉。始末しよや」
目が座ってる。なんか世の終わりみたいな目をしてる。怖い。
「裏切ってんのはるるでしょ。見逃してたけどアレ俺のだからな。」
間髪入れず今度は鴉がツッコミを入れた。
「あれは!えっと。せや。….夏。グランドキャニオンまで連れてってや。」
「だからウチはあんたらのタク…」
もうそう言った時には移動していた。
「あのアホ達はよしとして。鴉?君誰か買い取る気かい?」
カリナスが鴉の目をまじまじと見つめて言う。
「…へぇ〜。凄いね。よくわかったね。カリナス。天才じゃん。」
先程まで座っていた場所に戻りまた座って今年の目玉商品一覧を見せた。
「これだよ。この人」
「ん?「ケシャ•ブライアン」確かこの人って。どこかでみた気が。」
「そう。この人は前任のKAN秩序執行部隊。総督だよ。」

ケシャ•ブライアン。
KAN秩序執行部隊総督
冷静沈着。マイペース。一方通行。
デリカシー皆無。
ヤニカス。
だが、そんな彼女は一夜にして海外の大きなギャング組織を壊滅させた。
一番驚くべきは
なんの武器も、持たず拳一つでギャングを壊滅させてしまったことだ。
加え。彼女は非能力者だった。

「そんなすごい人が。何故商品に?」
「この人ちょっと変わっててさ。KANの仕事が嫌になったから別のところに移動したいって。で、どうせなら買われてみたいとか言って自分から商品に立候補したらしいよ?」
頬杖をついて
「何故彼女が欲しいのでしょうか。」
「……。まぁ彼女とは個人的な関係があってさ。まぁそれで…」
「嘘でしょう?それ」
すぐさまカリナスがツッコミを入れる。
長い髪が鴉に絡まる。
「…….KANから逃れることはできない。」
「?」
鴉は顔に垂れかかっているカリナスの髪をクルクルと捻りながら言った。
「このケシャって奴はKANの殺人方針に嫌気が差してKANから逃げた。」

「….ですが、KANの秩序執行部隊は一般市民からみたら警察と同じ。正義の味方のはず」

そうだ。
KANの表向きは警察のような役割。
だが、裏は大量殺人鬼のいる殺し屋だった。

「それだよ。ケシャは……。まぁとにかく。KANから逃げることはできない誰も彼も。」
「何故でしょうか。ご主人様」
「その話は置いといて。」
「…..話したくないならよろしいですが。」
メアが二杯目の紅茶を淹れる。
そして、飲もうとした時。
「ただいまぁ。」
「もう!ほんま!なんでおるん!?夏とうちで行っておいてよかったなぁ!在最!」
「いや、ちょっとカブトムシ取りに行ってただけだったのに。」
「おらへんわ。なんでグランドキャニオンにカブトムシおんねん。」
「きらるは楽しかったーっ!!」
「おい!夏祭お前!!俺の可愛い妹をグランドキャニオンまで連れて、怪我させてへんやろなぁ!!!もし、怪我してたら。殺すで?」
「怖っ。シスコンもええ具合にしとき?」
上から順に。
夏祭
るる
在最
夏祭
きらる。
ゆう
夏祭
の順でバカでかい声で叫んでいた。
まぁ話を整理すると。
在最がカブトムシを取りにグランドキャニオンまで行ったらしい。
うん。
どうやって?
「ご主人様。私はもう目眩がするので休ませていただきます。」
「うん。俺も。」
「ならば私も。」
メア、鴉、カリナスの3人はこんなアホどもに付き合ってられるかと言わんばかりの表情で自室に戻って行った。

その数分後。
「?」
鴉のスマホがなった。

◯火ノ川 陽     1/21
いい情報手に入れたよーっ!  ➊




そして、2ヶ月後。

運転席。
「ご主人様。正装とは珍しいですね。」
「一応オークションだから礼儀は必要だろ?」
運転はメア。助席には鴉が座っていた。
2列目では
「いやぁ本番やなぁ。」
「るる。ネクタイこれであってるか?」
「ええやん!めっちゃ似合うで!」
ゆうがるるに身だしなみの確認をする。
大好きな妹に褒められてゆうは赤面している。なんとも可愛い反応だ。
三列目では
「しぐれちゃんやっと会える〜!」
「死んでたらどないすん?」
「なんでそう言うこと言うの夏ちゃん!!」
夏祭がきらるにまた、ぽこぽこされている。
「ねぇ。僕のカブトムシは…」
「任務に集中せぇ。」
夏祭と、きらる。それから在最が座っていた。
4列目では。
「カリナスさん。……あの日。綺麗。」
「ん?おや。本当だ一枚撮っておこう。」
莉魅とカリナスが仲良く朝焼けを楽しんでいた。
彼らは横浜にある。

黄金楽座市へと向かって行った。


アサシンや、ナイトメアとは違い。
「鴉」の運転は安全だった。しっかりと高速道路を通っている。


「よし。みんな頑張ろうか」
そして、「鴉」たちはスーツに身を包み黄金楽座市へと向かって行った。





作者メッセージ

次回!!
商品役の「鴉」隊員が登場!お楽しみに!

追記
はーい。
2月27日まで投稿頻度が亀になります。
ごめんなさい。

2025/02/18 21:55

チョキチョキ ID:≫ e4.6ZjFwmn3rg
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