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圧倒的人手不足殺し屋 KAN

#34

ナイトメア崩壊

「「これが結果です。」」
「…….まぁ、知ってたけどな。」
本当はナイトメアの人間は皆知っていた。
この事実を。
それを聞きたくなくて、ずっと現実逃避した。
「それは信用に値するのかい?」
前のめりになってノアが質問した。
「「あなた方はKANから離脱してもよろしいのでしょうか。」」
間髪入れずレイジが答える。
着ぐるみをかぶっているため表情がよくわからない。
「それはまずいな。なぁノア。」
「確かにそうだね。」
「どーする?俺はこいつに後は全て任せた方がいいって思ってる。」
「何故だい?」
「【未来視】で見た。こいつに従ったら俺らは少なくとも死なない。」
「従わなかったら?」
「鴉とアサシン、レーヴ。それから全殺し屋の抹殺対象となって全滅。」
天を仰ぐ。
冷の決断はレイジに従う気だった。
「….君がそこまで言うとは。ならその選択を信じようか。」
「お前らも文句ない….よ….な。」
みんなに確認を取るため一度振り返った。
冷は振り返らなければよかったと後悔した。
「はい〜。俺の勝ち〜。」
両手を上に上げスフェは喜びの舞をしていた。
「はぁ?バグでしょ!?もぉ〜。酔いも覚めたし。おもんない!!」
メイリスは、クッションに顔を突っ込み大きな声を出している。
「….じゃあ。やめて、さっさと帰ってくれ。おい、スフェ、踊るな埃舞う。」
ラヴが一発スフェを殴る。
「いたいよ、ラヴ。次は….蓮。やる?」
「俺はさっき櫂凜と櫂凛とやったからもういい。て言うか。さっさとゲームやめてくれないか?ニュースみたい。」
蓮がこたつに入り頬杖をつく。
今日は珍しく髪を束ねていた。
櫂凜と櫂凛は2人でキッチンのお菓子ボックスを漁っている。
そして。
「ふふっ。なかなか手強いですね。鏡裏様。」
「お前もな。レイチェル。」
お互い引けを取らない激戦を続けていた。
「おい、お前らなぁ。リーダー死んだってのに。」
「まぁ、いいじゃないか。冷君。それよりもレイジさっさと本題といこう。」
メイリスがゲームを中断してレイジの元へと来る。
「「そうですね。」」
「そこの頭が切れそうな2人。とある提案を受け入れて欲しいんだけど。聞いてくれる?」
ノア、冷を順番に指差しながら言う。
「なんだい?」


「金輪際、物語に関与しないで欲しい。」



「は?」
この一言に尽きる。
意味がわからなかった。
「どう言う意味だい?」
「とある作戦があるんだよ。それは君たちナイトメアの協力が必要不可欠なんだ。」
不気味にメイリスが笑う。
「内容は?」
メイリスを冷は警戒している。
「作戦の内容は言えない。何を目的をするかも何もかも言えない。」
「誰がそんなの乗るんだよ。」
冷が王行儀悪く足をテーブルの上に乗せた。
「「受け入れた方が身のためだと思いますが。」」
「武力執行かい?わたしは、あまり好まないね。」
「レイジ!ダメって言ったでしょ?物語に関与しないと言っても。金輪際。任務を受けないで欲しいって意味。」
「なんで。」
「冷君。言えないって言ったでしょ?それにさっき全部任せるって言ったじゃない。」
ニコニコしながらメイリスが言った。
「….まぁいいや。命の保証はあんだろうな。」

「それだけは約束する。だって君たちは笹丸の部下なんだから。絶対死なせないよ。」

間髪入れずメイリスが言う。


そこから十分後。
「「それでは帰らせていただきます。また一週間後くらいにまた訪問させていただくつもりですので。」」
そうして、2人は帰って行った。



「そんじゃ、昼飯食うか。」
ラヴが立ち上がって言った。
スフェ
櫂凛
櫂凜
椿
哭軌
ラヴ
ルーカス
玲奈
瑠奈
鏡裏
レイチェル
ノア


虎牙
の16人。
いや、15人分を配膳する。
「残っちゃったね。1人分。」
椿が鍋の中を覗き込む。
「…..笹丸の分だったからな。」
ラヴがそっぽを向く。
「残すの勿体無いなぁ。」
虎牙が残ってしまった
たった1人分のカレーを見つめて言う。
「アイツいても大して食わねぇだろ。」
冷がツッコミを入れる。
「その通りだね。」
ノアが苦笑した。
「なんか、実感まだ湧かへんわ。」
「私、パイセンとまだ。酒飲んでないのになぁ。」
沈黙が流れる。

何めそめそしてんだよ。馬鹿どもが。さっさと食え。そんで寝ろ。

「なーんて。パイセンならいいそうだね。」
缶ビールを一気に飲み干す。
「私、アイツと麻雀の続きやる約束してたんだが、逃げたなアイツ。」
スマホをいじりながら鏡裏が言う。
あっ、純正九連宝燈だ。
鏡裏が椅子から転げ落ちる。
(純正九連宝燈は200000回やって1回出るくらいのレアな役だ。)
「笹丸はご主人様ではないですが。寂しいものですね。」
また、沈黙が流れる。
「たかが、人死んだだけだろ?何ヒヨってんだよ。」
ルーカスが行儀良く食べながら言う。
「ひとまず俺らはメイリスって言う女の選択に従うしかねぇな。」
冷が言った。
確かにその通りだった。
リーダーを失った今、KANから追放されてしまう。しかし、メイリスの提案を受け入れれば【ナイトメア】は、KANから追放されないとのこと。
「まぁ、僕らにKAN全部相手する余裕ないからな。」
「そうだな。櫂凛」
「そうだね。」
その瞬間。
糸が切れたように。
一滴の涙が
机に溢れた。
「なんか….寂しいですね…..。」
虎牙が涙をこぼした。
表情は無表情を保っているつもりだったが、
涙がそれを否定する。
「は?泣いてんじゃねぇよ。」
ルーカスが慰めているのかわからないがいつもよりかは優しい言葉をかける。
バカなルーカスが気を使っている証拠だ。
「せや。もう、時間は戻らへん。気にしたってしゃーない。あとは笹丸の残した道を進むだけや。」
頬杖をつき、スプーンを上下に動かして哭軌が言った。
「でも、今になると後悔しか残ってないな。」
瑠奈が天井を見つめて言う。

「……そうだね。」
玲奈が寂しそうな表情をしてグラスの水を見つめる。

皆んなはカレーを

1食分だけ残して昼食を終わらせた。




本名、萩野悠真。
コードネーム「笹丸」は虚弱体質ながらも最強として戦い続けた。
そして、
その短い人生の幕を閉じた。



「じゃあな、お前ら。」




彼が最期に放った言葉だった。





これにて。




ナイトメア崩壊編






         閉幕



 




「「姫……..。大丈夫ですか。」」
帰りの列車の中、レイジがメイリスを気にかけた。
「何が?」
「「何がって、貴方。泣いているじゃないですか。」」
「え?」
おそらく無自覚だったのだろう。
気が付かなかった。
レイジに言われるまで
自分が涙を流していることを。
「あっ、あぁ。大丈夫さ。ただ。目に…ゴミがッ….入っちゃった…..だけだから….」
そう言っているが涙が止まらない。

「人生は一度きり。でもしっかりと生きたなら一度で十分。そうでしょ?レイジ。」

レイジに向けて放った言葉はもうこの世に居ない人に向けての言葉のようにも思えた。

数分後レイジは、一度お手洗いに向かった。
そしてメイリスが一人になったタイミングでスマホを取り出した。
相手はわからなかったものの
通話時間が
20分を超えていた。
「……でも、まだ、悠真はちゃんとした人生を送ってない。」 
仲間を失い、流していた後悔の涙は今の言葉によって捉え方が変わった。
まるで、ブラック企業の上司のように。
そのメイリスの水色の目は列車がトンネルを抜けると同時に怪しく光った。


「「そうだね。メイリス。あと一年で全部終わらす。全員助ける。そうでしょ」」
「よくわかってるじゃないか。さすが」
メイリスが涙を拭き取る。


「私の親友。」

列車に揺られながら遠い遠い土地まで走っていく。

作者メッセージ

次回!!
黄金楽座市編!!!
(メインは鴉です。21話でこの情報は出してたハズ。
主にまぐろさぁぁん!!アサシンはまだまだ先でした!!本当にごめんなさい!!!!!!!!)


アサシンのみなさん。
また、更に待たせてしまいます。
本当にごめんなさい!!!!!
ナイトメアの皆さん。
60話くらいにはまた登場します!!!
2度と登場しないってことは絶対ありませんので!
あと、ナイトメアの番外編とかやります!
絶対!!なんかリクエストあればお願いします!
そしてレーヴの皆さん!!
登場は遅くなりますがかっこいいシーンとかは全部用意しました!!
ご安心ください!!!

追記
次回からは作者本気出してちゃんとストーリー性のある話を書くんで。ご安心ください(??)
もう、鴉編は書き溜めがあるんですが。
見返すとシリアスしかなかったです。
これ一応コメディでやってたんですけどね…..。
それではまた次回で会いましょう!!
というか、
これで全員登場させたはず。大丈夫ですよね!?
抜けてるキャラいませんよね!?


2025/02/15 14:40

チョキチョキ ID:≫ 185rzFYdTRk5k
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