参加型! 圧倒的人手不足殺し屋 KAN
近接科。
第二講義室のステージの上。
演説台のそばにフードを被った人間がいた。
三人は入口の扉付近に立っていて、そのフードの男を見下ろしていた。
「ねえ〜あれ、誰?ラヴ。」
刀を構えながらスフェが言う。
たしかにそうだ、冷の報告では今回のターゲットは二人なはず、
それなのに、今目の前に
新たな敵がいるのだ。
「めんどくせぇ。」
ポケットからナイフを取り出して、くるくると回している。
「ぼっ、僕達で勝てるかな。」
椿特性の斧を構えながら言う。
「まあ、大丈夫だよ。ラヴ強いから。。」
「は!?んなことねえし。」
なんて会話をしていたら。
「........................................................。めんどくさいなぁ。」
ため息を交えながら相手がマイクを使って言った。
「俺は、カリナン。安心して、俺ヴァイラみたいに強くないから。」
カリナンはフードを取り外していった。
その容姿は白色の髪の毛をしていて、宝石のカリナンが擬人化されたような綺麗さで瞳は、
宝石のようにきれいな目をしていた。
「...............ねえ。提案が、あるんだけど。」
「俺そういうの興味ねえし。」
「........戦うのやめない?」
その言葉に思わず一同が「え?」
と声を出す。
「だって、俺弱いし。ていうかお前らのこと殺したくもない。」
本当に理由がわからないやつだった。
殺し屋のくせしてなんで戦うことを選ばない。
「へ〜。そんなら、俺も戦いたくな〜い。めんどくさいし。」
スフェが手を後頭部に当てながら言う。
「........どういう意図?」
「.........そうだね。もっと詳しく言うと、俺、ターゲット以外とは交戦もしたくない。だって、なんのお金も発生しないし。」
殺し屋というのはターゲット以外の人間を殺してもその分の給料は発生しない。
「じゃあ、そのターゲットってのは誰だ。」
ーーーーーー「笹丸。」
間髪を入れずカリナンは答える。
「...........は?何いってんだコイツ、ナイトメアの全員がターゲットじゃなくて、笹丸だけがターゲットなの?」
スフェが眉間にシワを寄せながら言う。
もしも笹丸だけがターゲットだとすればおかしいことが2つ、いや3つある。
一つ、なぜわざわざ人質を取ったのか。
すぐに開放されるってわかってんなら人質なんて取る必要はない。
二つ、なんで笹丸をおびき寄せることをしなかったのか。
三つ、どうしてこの学校を選んだのか。
「殺す手立てはできてるんですか?」
斧を離さないようがっしりと玲奈は握っている。
「?。殺す手立てがあるから実行してるんでしょ。今。」
笹丸のあの斬撃を攻略し殺す手立てがある。本当ならば今すぐ笹丸に連絡しなければいけないが、どういうことか
笹丸との連絡が取れなくなっている。
「どうしよう。このままじゃ.......」
「で、最初に言った提案ノリます?」
そう手をかざしながら言ったが。
-------------------「サクッと殺そ、スフェ、玲奈。」
ラヴ瞬間移動でクリスタの背後に回った後、カリナンの服の後ろを掴み
天井へとふっとばした。
そして素早くナイフを投げ天井にカリナンを固定した。
「えー.......戦うの。」
カナリン、ナイフを取ろうとしたとき。
「取らないほうがいいよ。身のためです。」
撒菱だ。たしかにこのままナイフで天井へに固定されていたほうが身のためだった。
「................」
ガクッと気絶するような素振りを見せた後、
「...........なるほど。おい白鉄。アイツら全員ターゲットにしろ。」
耳についている通信機に話しかける。
『おや、久々ですね。オルロフ。.....オッケーです。できましたよ。』
「サンキュー。」
髪が、黒色に変わる。
そして、目を見開いてこちらを見つめてきた。
その目はカリナンとは対照的で、
真っ黒な目をしていた。
「撒菱とか器用なモンだなぁ。まあカンケーねえけど。」
--------------「黒岩漿」
その瞬間地面が赤くなりだした。
岩漿、それは、簡潔に言えばマグマのことである。
オルロフ、その能力は紅炎。
いわば、超高温の自由自在に操ることができる。
そのためマグマに近いものも操れるのだ。
「ラヴ!!!!」
「わかってるっつーの!!!」
拳銃でオルロフの頭を素早く撃ち抜いた。
と思ったが。
火炎が怒涛のように天高く噴き上げる。
「っ!!!!」
その火炎は南館すべてを炎で包み込む。まるで火山の噴火だ。
三人は噴火が起きる前に間一髪窓ガラスからグラウンドへと飛び出した。
南感は燃えた。というよりもマグマに溶かされたという表現のほうが正しい気がする。
幸いなことに南館にはラヴ、スフェ、玲奈。しかいなかったため仲間の被害はない気がする。
「これで!!自由に戦えるな!!!!!」
夜。月明かりの見えない空だったが。オルロフのマグマのお陰で周りがよく見える。
ラヴは一度瞬間移動で二人の所に移動した。
(まずい、どうしよう。このままだと溶かされて死ぬ。なら、海に連れ出すか。)
「どうしよう。スフェ、ラヴ。」
ちょっと涙目になりながら玲奈が言う。
「.........ねえ〜。ラヴ。」
「あ?」
「海に旅行でもいかない?哭軌とルーカス連れて。」
蓮、瑠奈vs睦月 紅陽
生徒は今避難用のKAN専属の大型バスが来るまで安全なところで待機していたが。
「何人殺された。」
釜をヤンキーのように肩に乗せながら瑠奈が言う。
「少なくとも3人。いや.......5人。」
蓮が槍を構えながら冷静に言った。
ニコッと目の前の敵は静かに笑った。
第二講義室のステージの上。
演説台のそばにフードを被った人間がいた。
三人は入口の扉付近に立っていて、そのフードの男を見下ろしていた。
「ねえ〜あれ、誰?ラヴ。」
刀を構えながらスフェが言う。
たしかにそうだ、冷の報告では今回のターゲットは二人なはず、
それなのに、今目の前に
新たな敵がいるのだ。
「めんどくせぇ。」
ポケットからナイフを取り出して、くるくると回している。
「ぼっ、僕達で勝てるかな。」
椿特性の斧を構えながら言う。
「まあ、大丈夫だよ。ラヴ強いから。。」
「は!?んなことねえし。」
なんて会話をしていたら。
「........................................................。めんどくさいなぁ。」
ため息を交えながら相手がマイクを使って言った。
「俺は、カリナン。安心して、俺ヴァイラみたいに強くないから。」
カリナンはフードを取り外していった。
その容姿は白色の髪の毛をしていて、宝石のカリナンが擬人化されたような綺麗さで瞳は、
宝石のようにきれいな目をしていた。
「...............ねえ。提案が、あるんだけど。」
「俺そういうの興味ねえし。」
「........戦うのやめない?」
その言葉に思わず一同が「え?」
と声を出す。
「だって、俺弱いし。ていうかお前らのこと殺したくもない。」
本当に理由がわからないやつだった。
殺し屋のくせしてなんで戦うことを選ばない。
「へ〜。そんなら、俺も戦いたくな〜い。めんどくさいし。」
スフェが手を後頭部に当てながら言う。
「........どういう意図?」
「.........そうだね。もっと詳しく言うと、俺、ターゲット以外とは交戦もしたくない。だって、なんのお金も発生しないし。」
殺し屋というのはターゲット以外の人間を殺してもその分の給料は発生しない。
「じゃあ、そのターゲットってのは誰だ。」
ーーーーーー「笹丸。」
間髪を入れずカリナンは答える。
「...........は?何いってんだコイツ、ナイトメアの全員がターゲットじゃなくて、笹丸だけがターゲットなの?」
スフェが眉間にシワを寄せながら言う。
もしも笹丸だけがターゲットだとすればおかしいことが2つ、いや3つある。
一つ、なぜわざわざ人質を取ったのか。
すぐに開放されるってわかってんなら人質なんて取る必要はない。
二つ、なんで笹丸をおびき寄せることをしなかったのか。
三つ、どうしてこの学校を選んだのか。
「殺す手立てはできてるんですか?」
斧を離さないようがっしりと玲奈は握っている。
「?。殺す手立てがあるから実行してるんでしょ。今。」
笹丸のあの斬撃を攻略し殺す手立てがある。本当ならば今すぐ笹丸に連絡しなければいけないが、どういうことか
笹丸との連絡が取れなくなっている。
「どうしよう。このままじゃ.......」
「で、最初に言った提案ノリます?」
そう手をかざしながら言ったが。
-------------------「サクッと殺そ、スフェ、玲奈。」
ラヴ瞬間移動でクリスタの背後に回った後、カリナンの服の後ろを掴み
天井へとふっとばした。
そして素早くナイフを投げ天井にカリナンを固定した。
「えー.......戦うの。」
カナリン、ナイフを取ろうとしたとき。
「取らないほうがいいよ。身のためです。」
撒菱だ。たしかにこのままナイフで天井へに固定されていたほうが身のためだった。
「................」
ガクッと気絶するような素振りを見せた後、
「...........なるほど。おい白鉄。アイツら全員ターゲットにしろ。」
耳についている通信機に話しかける。
『おや、久々ですね。オルロフ。.....オッケーです。できましたよ。』
「サンキュー。」
髪が、黒色に変わる。
そして、目を見開いてこちらを見つめてきた。
その目はカリナンとは対照的で、
真っ黒な目をしていた。
「撒菱とか器用なモンだなぁ。まあカンケーねえけど。」
--------------「黒岩漿」
その瞬間地面が赤くなりだした。
岩漿、それは、簡潔に言えばマグマのことである。
オルロフ、その能力は紅炎。
いわば、超高温の自由自在に操ることができる。
そのためマグマに近いものも操れるのだ。
「ラヴ!!!!」
「わかってるっつーの!!!」
拳銃でオルロフの頭を素早く撃ち抜いた。
と思ったが。
火炎が怒涛のように天高く噴き上げる。
「っ!!!!」
その火炎は南館すべてを炎で包み込む。まるで火山の噴火だ。
三人は噴火が起きる前に間一髪窓ガラスからグラウンドへと飛び出した。
南感は燃えた。というよりもマグマに溶かされたという表現のほうが正しい気がする。
幸いなことに南館にはラヴ、スフェ、玲奈。しかいなかったため仲間の被害はない気がする。
「これで!!自由に戦えるな!!!!!」
夜。月明かりの見えない空だったが。オルロフのマグマのお陰で周りがよく見える。
ラヴは一度瞬間移動で二人の所に移動した。
(まずい、どうしよう。このままだと溶かされて死ぬ。なら、海に連れ出すか。)
「どうしよう。スフェ、ラヴ。」
ちょっと涙目になりながら玲奈が言う。
「.........ねえ〜。ラヴ。」
「あ?」
「海に旅行でもいかない?哭軌とルーカス連れて。」
蓮、瑠奈vs睦月 紅陽
生徒は今避難用のKAN専属の大型バスが来るまで安全なところで待機していたが。
「何人殺された。」
釜をヤンキーのように肩に乗せながら瑠奈が言う。
「少なくとも3人。いや.......5人。」
蓮が槍を構えながら冷静に言った。
ニコッと目の前の敵は静かに笑った。