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2025/02/02
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参加型! 圧倒的人手不足殺し屋 KAN

#23

水の女王。

「も〜。ダメでしょ。◻︎◻︎◻︎」

幼い少女が誰かの腕を取り包帯を巻く。
包帯を巻かれていた少年は腕全体に切り傷があった。
「うるせぇ。そんなの分かってるし」
少年は大きな声を出していった。ちょっと怒っている。
「あーっ!!◻︎◻︎◻︎が怪我してる。弱虫!」
「あぁ、◻︎◻︎◻︎◻︎ちゃん。◻︎◻︎◻︎の手当てありがとうねあとは私がやるわ。」
大人の人がきた。
きっと雅娜先生だろう。
5月中旬だろうか。
優しくて、明るい光が保健室に差し込む。
そよ風の優しい香りがする。
そんな気がした。
「ねぇ。◻︎◻︎◻︎。殺し屋になったら、こーどねーむ?は何にするの?」
「うーん。何にしようかな〜。」
「俺は決まったよ!!」
二人の間から元気な少年がいう。
「何?聞かせて」


これはまだ◻︎◻︎◻︎が
「笹丸」になる前の話。




(なんで今思い出す。もう、思い出さないって決めただろ。)
前髪をかきあげながら笹丸はそう思った。
笹丸は一刻も早くルーカスたちの元へと向かおうとしていたその時に思い出した。


殺し屋養成学校
みんなの現在地。

ルーカス、哭軌。
東館五階廊下。

蓮、瑠奈。
体育館。

ラヴ、スフェ、玲奈。
南館六階、近接科、第二演習室。

笹丸
?????


車の中。(指示。)

椿
一階裏口付近廊下
 
ルーカス、哭軌VS鰲海

「こんちわっす。ナイトメアのみなさん。俺鰲海っていいます。特に好きなのはゲームっすね。」
鰲海は呑気に自己紹介なんてしているが
「なんで服着てないん??!!!!」
だって鰲海は上半身裸で上着は腰巻きしている変な格好だったからだ。
「おい、テメェ。そんな上半身防御なくていいのか?」
ルーカスが睨みつけながら言った。
「いやいや。大丈夫っすよ。俺筋肉はすごいんで。」
なんて自信満々に言う。
ルーカスと哭軌は鰲海のことを特に警戒していた。
なぜならヴァイラの能力は下っ端にも知らされていたのに鰲海だけが不明のままだったからだ。
何か特別な事情があるのかもしれない。
「あぁそういえば。おふたりの名前は?俺知りたくて」
鰲海はこの期に及んでもまだ二人を敵としてみていなかった。
「は?俺の名前?どうだっていいだろ。」
ルーカスは頭を掻きながら言った。
「せや、教えるわけないやん。敵を知るのは殺した後や。」
哭軌は刀を構える。
「そっすか。そうっすね。そうしましょうか。」
その瞬間。鰲海が姿をくらました。
どこに逃げたかもわからない。そもそも逃げたのか?
鰲海の攻撃パターンが掴めないでいると。
「おい!哭軌!」
後ろから哭軌はルーカスに引っ張られた。
「!?!?」
哭軌のいた場所は巨大な鉄球で破壊された。
さっきの一瞬の隙に空いていた窓から屋上へと飛び天井から二人のいる場所諸共破壊した。
まさにジョーカーと似たような戦いかただった。
「っぱ、戦場は広い方がいいっすよね!!!!!!」
思いっきり横の窓から鉄球をぶつけて窓ガラス。いや、ルーカスや哭軌のいた場所の壁までも破壊した。
「いやー。やっぱ重いっすねコレ。」
ジャラジャラと伸び切った鎖を自分の方へ引きつけながら言う。
「で?なんでせめて来ないんですか?あっもしかして戦場がまだ狭かったったすか?」
「あ?ちげーよ。テメェの能力がわかんねぇからウカツに近づけねぇんだよ!」
(やばい!ルーカス若干切れてる⁉︎)
ルーカスはバリバリの好戦タイプだ。
だからこう言った互いに動けない状況が嫌いだった。
「ルーカスどうする?能力がわからん以上、」
「あぁ、なんかムカつく!!なぁ!!」 
拳銃を取りだして
ダダン!!!!!!
と一気に三発。
鰲海を撃ち抜いた。
「そんなの避けられ…..⁉︎。ッ!!!!!!どう言うことっすか?確かに銃弾は避けたはず。」
胸から血が流れる。
「俺の能力はなぁ瞳因幻衝。銃弾が当たるっつー因果、結果が先に起こる、だから防御は不可能なんだよ!!!!!!」
「チートっすね。」
「もう!相手の能力とかかんけーねぇ!!行くぞ哭軌。」
「あっ。待って僕を置いてかないで!!」
ルーカスが捨て身で鰲海との距離を一気に詰めてる。
鰲海は鉄球を思いっきり振り回して
ルーカスを攻撃したが
「⁉︎」
水のせいでうまく速度が出なかった。
「もう壊さんといて!!」
哭軌、能力、水。
水を自由自在に操ることができる。
この世界において水は最強だ。
人を生かすこともできる、その反面威力を最大にし水を極限まで細くすれば。
最強の刃物となる。
「うざいっすね。かなり。」
武器が使えなくなった鰲海は今完全に無力化された。
そして、ルーカスが左足のふくらはぎを鰲海の
お腹あたりにぶつけ、空中で回転するように右足を鰲海の首に回し。そのまま両足で鰲海の首を挟んで鰲海を地面へと叩きつけた。
そして
「なぁ。拷問ってどうやるか知ってっか?」
ルーカスは拳銃を投げ捨てた。
「しらないっすね。そんなこと。」
「水も火も電気もイイけどよ…。やっぱ一番は首絞めだと俺思うワケ!!命握ってるカンカクっつーの!?たまんねぇよなぁ!!!!」
「ッ!!!!!!」
ルーカスが思いっきり鰲海の首を絞める。
「テメェの能力さっさと教えねぇと!粗大ゴミになっちまうぞ!!」
「くっ……び….ケホッ!!」
「あぁ、いいなぁ!!その顔!!とっときてぇけどカメラ持ってねぇからなぁ!!!」
さらに力を加える。
テンションが上がりすぎるといつもこうなる。
「ルーカス。もうええやろ。多分そいつ何も喋らん。」
哭軌が後ろから冷静に言う。
「龍水刀。「僕の意のままに。」」
水色のような綺麗な深海のような刀を鞘から抜く。
ふと、この学校の裏にある海からものすごい音が聞こえた。
鰲海は心臓が止まるかと思うくらい驚いた。
先程自分で壊した天井から見えたのだ。
月明かりに照らされている。
龍の形をした水を。
それが何体もいた。
「あ?水は命握ってるカンカクねぇつったろ」 
「「水龍」‼︎」
そのまま、巨大な水圧で一気に五階から一階までへと叩きつけられた。
「あっ、ぶねぇ!!テメェ!!俺もいるぞ!」
ルーカスは間一髪で避けていた。
「あっ!!ごめん!!気づかなかった!!」
「チッ。で、あいつは?」
五階から一気に下を見下ろす。
「いやぁ、惜しかったっすね。」
鰲海はあれを食らっても無事でいた。
いいや無事ではない。
先程の攻撃で片腕を持ってかれていた。
「僕、全身潰すつもりやったんやけど。」
「能力の相性っすよ。あっ、そうだお二人の能力しれたんで俺も教えますね。」
鰲海が立ち上がって上に向かって叫ぶように言った。


「俺の能力は無限っす。さぁ続けましょうか。」



椿VSヴァイラ。


ヴァイラが椿の胴体をハンマーで殴り椿は壁に押し付けられる。その瞬間ハンマーを形状変形して斧に変え切断しようとしたが
「蛇!!」
上から蛇がまたしても斧を喰らう。

「ふぅ、そろそろ疲れてきたー。もうやめたーい。」
ヴァイラが汗で濡れた前髪を上に上げながら言う。
「んー。確かに。疲れたかも。」
椿も同様に疲れ切っていた。
「ねぇ。君の好きなものって何?」
「ん?えーっとね。タバコと酒かな。」
「へぇ。それ美味しいの?」
「人によるんじゃない?でもうまいよ。飲む?吸う?」
「いや私未成年。」
「そっか。」
二人はなんて会話をしていた。
この時二人にはあることが脳裏をよぎった。


(もし、殺しなんてしなくて、フツウに生きたたら。君ともっと仲良くなれていたのかな。)


そんな儚い妄想をしていたが。
逆にそれが2ラウンド目のガソリンとなる。

殺しに手を染めた以上もう戻れはしない。
いついかなる時も、悪を抹殺し、秩序を保つ。

だから後悔はない。


この二人の決意がそのガソリンに火をつけた。

金属と金属がぶつかり合う。
音がフロア中に響きわたる。
視線が交差する。
殺気が放たれる。
「やっぱ、私たちはこれっしょ。」
「そうだねぇ。君が死んだら墓場に酒持っていってあげる。」
ヴァイラがハンマーで椿を吹っ飛ばしたが、
椿はナイフで地面を刺して減速した。
顔を上げ汗が散る。
椿が人差し指と中指を揃え。ピースのような形を作り、指をしたから上へ素早く上げた。
「蛇。飲み込め」
「!?!?」
ヴァイラの胴体が蛇の口に食われた。
「ねぇコレ外して。ベタベタする。」
「私の質問に答えたらいいよ。」
「何?」
「なんで、こんなことをしたの。」
「ん?」
「なんで、わざわざこんな少人数で来たの?こんなの私たちナイトメアの方が人数多いし、強いのに。なんで二人しか来てないの?」
腕を組みながら椿は聞いた。
「……..ね。」
「何?」
そのヴァイラの表情は今まで以上に不気味だった。
「バカだね。」
その瞬間。

『こちらラヴ、スフェ、玲奈。冷の報告以外の敵を発見。ぶっ殺しときまーす。』

「敵は私たち二人じゃない。生徒の中に潜伏させておいてよかった。」


『こちら蓮、瑠奈。生徒の中に8Sがいた。』



一方、虎牙。

「ここが武器庫ですか。」
武器庫の中をスマホのライトで照らしながら進む。
『虎牙忘れてねぇよな。笹丸の刀を回収して研ぐんだからな。』
「知ってま……..す。」
言葉が途切れる。
『見つかったか?』
「何コレ。すごくいい重さ。鉄の素材もいい感じ。それに何より。刃こぼれがとんでもない。血もついていて錆びついている。」
虎牙は完全に一人の世界に入っていた。
『虎牙?』
「見つけました。直感ですけど多分コレだと思います。」
その刀だけ厳重に保管されていて埃かぶっていた。
おそらく笹丸の武器であろう刀は異質な殺気を放出していた。
虎牙は早速刀を研ぎ始めた。
『おい、虎牙?早く研ぐんだぞ。聞こえてるか?』
もうコレはダメだ。
そう思った冷は車から降りて
「さてと、行きますか。」
学校へと向かった。



作者メッセージ

次回予告。
鰲海が暴れるぞ!!!
ヴァイラも暴れるぞ!!
全員暴れるぞ!!!!
やっほい!!


チョキより謝罪。
前回哭軌の一人称がところどころ私になっていました。
申し訳ありませんでした。

2025/01/19 22:50

チョキチョキ ID:≫4pZYbucUEC/ZE
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